ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

三銃士

2012年01月04日 | 映画
昨年の感想の残りラスト3・・・
ミュージカルも観ましたが、映画の方です。一応オーランド・ブルーム出るしなーということで観てきました。三銃士もなんとなく好きだし・・・(いや全然詳しくないんですけど(汗))
しかし、レイトショーだったせいか、かなり寝てしまったんですね・・・(大汗)
ただ、どんなに眠くても面白ければ結構寝ないものなんですよね。飛行機の中で極限の眠さで映画を観ていても、面白いと眠らないで観ちゃうんですが、少しでもつまらないと意識を失ってしまうんですよね。なので、寝てしまったということはそんなに面白くもなかったのかなーと(汗)意識がある時はそんなにつまらないとは思わなかったんですけどね・・・。
オーランド・ブルームが初の悪役って言われていて、「バッキンガム公って悪役だっけ???」と思ってたんですが、なるほど悪役でしたね・・・。結構コミカルな悪役似合うんじゃないかなーと思いました。
肝心なところ寝てたんでわからなかったんですが、アンヌと昔恋人同士だったという設定はなしで、でっちあげられたって感じですかね? そして首飾りは渡したんじゃなくてミレディが盗み出したと、そんなところでしょうかね。(ミレディがどこかに忍び込むあたりまでは起きていた・・・)
アンヌ王妃がそんなに美人じゃない感じだったりとか、ルイ13世がバカっぽいけど結構いい奴って感じだったりとか、そのあたりは新しい感じで結構良かったかなーと思いました。
三銃士のキャラクターもなかなか良かったです。もうちょっと剣で活躍しても良かったような気が・・・って私が寝てただけだったりして(汗)
新鮮と言えば、ミラ・ジョヴォヴィッチが今までで一番かわいかったですねー。考えてみたら普通に女性らしい格好してるの見たことなかったかも・・・(汗)いや美人なんだなあと思いました。
そんな感じであまり観てなかったのでこんな感想ですが・・・(汗)

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.水曜日のエミリア / 3.ハンナ / 4.アレクサンドリア / 5.ハリー・ポッターと死の秘宝part2 / 6.マイ・バック・ページ / 7.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 8.インモータルズ / 9.メタルヘッド / 10.紙風船 / 11.ブラックスワン / 12.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 13.グリーンホーネット / 14.うさぎドロップ / 15.GANTZ PERFECT ANSWER / 16.GANTZ PART1 / 17.プリースト / 18.三銃士 / 19.抱きたいカンケイ / 20.マイティ・ソー / 21.トランスフォーマー/ダークサイドムーン
寝ちゃったからこの順位かな・・・(汗)

あと観終わってるけど感想まだな映画
「ステキな金縛り」「指輪をはめたい」
あと2本・・・!
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メリーのこと

2012年01月03日 | ペット
猫の話、今回でひと段落です。
家に来て2ヶ月ほど経った頃、メリーがまさかの発情期に入りました。3ヶ月ちょっとで・・・例がないことはないようですが、それにして早すぎます・・・体重もやっと1kgを超えたくらいの小さな体で発情している様はちょっとかわいそうでした。
メリーが発情してしまったので、ピピンの去勢手術が終わるまでは2匹を隔離しないといけないことになりました。去勢手術も6ヶ月を過ぎないとできないので、3ヶ月は隔離生活になります。
どちらをどう隔離するか、という話になったのですが、当時はピピンの方が体が弱かったので、ピピンを1階の皆がいるリビングに置いて、メリーは2階の母の部屋に置くことになりました。
2階の部屋には皆かわるがわる行ったりしていたのですが、どうしても2階にいる時間は少なくなってしまい、メリーに寂しい思いをさせたんじゃないかと思います。夜は母と寝ていたとは言え・・・。
2階に様子を見に行くと、テレビ台の後ろに隠していたおもちゃ(袋の切れ端とかレジ袋を結んだやつとか)をいそいそとくわえてきて、遊んで、と足元に置くのがいじらしかったです。それも2人いたら2人交互に足元に持ってくるんですよね。
袋の切れ端はすぐにソファの下に突っ込んでしまうので、取り出してやろうとしてると一緒に覗き込んで来るのがかわいかったなあ。
引き離した当初は2匹で呼び合って鳴いたりしてましたが、しばらくすると別々の暮らしに慣れてしまったらしく、たまに2匹を対面させても、特にメリーの方が興味ない、という感じになってしまいました。あんなに仲良かったのに・・・と悲しかったですが・・・
ピピンが人間にものすごく甘ったれるようになったのもこの頃からでした。メリーと一緒にいられない分、愛情が足りなくて寂しかったんでしょうね。その点、メリーの方がクールでした。今までオスメス2匹ずつ飼いましたが、どうも女の子の方がクールで男の子の方が甘えん坊な気がします。
なんだかんだとピピンの手術をすることができたのが5月末で、4ヶ月余りでようやく2匹一緒にすることができました。
ところが、離れている間に体格差も開き、ピピンはメリーを追いかけるけどメリーはしつこくされて嫌がる、という図式になってしまいました。ピピンがメリーに飛び掛ってメリーが嫌がって悲鳴をあげる、というのが続き、あまり険悪な場合はメリーを2階に避難させたりしていました。ピピンは体格が2倍近いのに全然手加減しないんですよね・・・。一方メリーも、実はたいして噛まれたりしていないのに、ちょっと噛まれると大騒ぎしていた節が。ピピンは思いっきり噛まれても全然鳴かなかったりしていたのですが。
そんなこんなで、でもなんとか時々は仲良くするようになって来たかな、冬になって寒くなったらもっと仲良くするよね、なんて言っていた矢先、8月にメリーの体調が悪くなってしまったのでした。
ピピンはメリーの具合が悪いのにも気にせず飛び掛ってたので、監視なしで一緒にすることはできませんでした。具合が悪いとかわからないんですね・・・小さい頃ピピンの具合が悪い時にはメリーが飛び掛ってたものでしたけど。どうしても一緒に遊びたくなってしまうのでしょうか。
メリーも決して一緒にいたくないわけではなかったと思うのですが、ピピンがしつこいと嫌がってましたね。ピピンがもう少し優しくてやってくれれば一緒にいさせてあげられたのですが。
ただ、おもちゃで遊ぶ時だけは、メリーに譲ってあげてました。一緒に遊びたかったんでしょうか・・・
それでも、最後の日には少し一緒にいられたみたいで良かったです。

メリーはピピンのようにストレートに甘えて来る子ではありませんでしたが、ちょっと野生的なところもあり、猫らしい子だった、と思います。
頭が良くて探究心がある子でしたね。
うちのねこたちのロングヒットおもちゃに「袋の切れ端」があります。野菜などの袋の先を結束テープで縛ってあるやつの先を切り離したものですが、そもそもこれで遊ぶのを開発したのはメリーでした。メリーが遊ぶのを見てピピンも真似して、今ではピピンも一番好きなおもちゃです。買ってきたおもちゃは飽きてしまって、やっぱりいちばん袋の切れ端がすきなんですよね。
メリーは発情する直前くらいからしきりに部屋の外に出たがって(当時はまだ廊下に出るのを禁止していたので)、なんとか扉を開けようとしていましたが、まだ体重が軽いので開けられず・・・
引き戸を人間が開けるのを観察していて、取っ手のところに開ける秘密があると思ったのか、取っ手のところに一生懸命ジャンプしてタッチしていました(笑)
後に引き戸を開けられるようになった時、2匹別々に開けられるようになったのですが、2匹とも、扉の中ほどの引っ込んでいるところに前足をかけて開けるようになりました。(メイは扉の端をガリガリやって開けてましたが、確かにメリピピのやり方の方が効率が良いです。頭良いな・・・)
ピピンは豪快にガラっと開けるのですが(笑)メリーはまず少しだけ開けて、足りなければもう一度開けに行ってました。前足をそろえてそーっと開ける姿がなんかお上品でかわいかったんですよね。しかも2度開けって正式な礼儀作法の引き戸の開け方らしくて(笑)ちなみにピピンは最近片足でガラっと開けるようになりました。どんどん仕草がおやじっぽくなって行く・・・(笑)
トップの写真もそういうメリーの上品さ?が出ていると思います。棚の上の細かい置物をちゃんとよけて歩けるんですよね。体が小さいこともあるとは言え。ピピンだったらなぎ落として歩きますよ(笑)今まで飼ってた他の子たちもそうだったなあ。
紐をつるしたのをそーっと引っ張る遊びとか、壁から出てる画鋲とかピンを抜くとか、繊細?というか地道な遊びが好きでしたね。
運動神経もよくて、ピピンとは全然能力の高さが違いました。ピピンが日本人ならメリーはアフリカ系くらい違いました(笑)椅子の背もたれの上を軽々と歩きましたが、ピピンは上ることは上ってもよたよたして危なっかしかったですね。
高くて細いところにも上ってしまって、三面鏡の天辺に上ったり、天井近い高さがある本棚の上に上ってたりしました。ピピンはもちろん上れません。
3ヶ月くらいからどんどん胴体が長くなって行って、とても細長い子になったのですが(汗)ちょっとエジプシャンとかアビシニアンの血が入ってるんじゃない? なんて言ってました。同じきょうだいなのにピピンとは体型が全然違いましたね。(ピピンは超日本猫体型・・・)
チャレンジャーで、どんどん高いところを制覇しようとしてましたね。リビングの一番高い食器棚に上るために、エアコンの上から食器棚の手前の開いている扉の上に飛び乗って、そこから食器棚に飛び移ろうと何度も挑戦してました。幸いエアコンと天井の隙間が狭すぎてジャンプできなかったので実行はしませんでしたが・・・
そうそう、そのエアコンから降りる時、あとずさりした後に斜め横の別の食器棚に飛び降りるのですが、勢い余って食器棚から落ちてしまい、慌てて見に行ったら、近くの竹製のついたての裏側にバンザイの格好で前足だけでぶら下がってたことがありました(笑)着地失敗したショックからか呆然としてたのがかわいかったなあ(笑)
あと、これはピピンもそうなのですが、病院大嫌いなんですが、先生を引っかいたり噛み付いたりは決してしませんでした。逃げようとして暴れはするんですが。お医者さんにも「いい子だね」と言われてました。昔飼ってたアレはひっかくは噛むはでは大変でした、そう言えば。
病院通いを始めた頃、私が抱き上げようとすると「シャーッ」と威嚇するようになってしまったのですが、威嚇する割には別に噛んだり引っかいたりしないんですよね・・・そう言えばピピンもよく威嚇されてましたが、平気でメリーに飛びついていたなあ。猫の威嚇って、もしかして「あたし怒ってるんだから!」という意思表示なだけなんですかね?(噛んだり引っかいたりする猫は威嚇しつつ噛んだり引っかいたりもするんでしょうけど)
猫を4匹飼いましたが、いまさらながら、1匹1匹性格って全然違うものなんだなあと思いました。あたり前のことなのかもしれないけれど。人間と同じなんだなあと思いました。
メリーは体調が悪くなってからは行動範囲も狭くなり、あまり遊べなくなりましたが、1ヶ月ほど元気になっていた時に、上れなくなっていた三面鏡の上に上っていたそうです。
もっとたくさん遊ばせてやりたかったな、というのが心残りです。天国で思いっきり好きなように遊べているといいんですけど。
でも、今まで4匹の犬猫を看取って思ったのは、人間と違って、病気になっても絶望したり悲観したりせず、その時々の体調の許す限り、出来る範囲で今までどおりに生活しようとするんですよね。本猫はできる範囲で精一杯生きていたんだろうと思います。
それでも、もう少し長く生きさせて、色んな楽しいことさせてやりたかったな、と思いますけど・・・
ピピンはメリーの遺体が冷たくなってからは全く反応を示さなくなりましたが、メリーがいなくなってからは、メリーがいた2階の部屋に入ろうとしなくなりました。メリーがいたころは、入らないようにドアノブの下にバリケード?作っても飛び越えて扉を開けて侵入していたのですが。
メリーがいなくなったことが判っているのでしょうか。なんだか神妙で、甘えん坊になってます。
これからは残されたピピンをメリーの分までかわいがってあげるしかできることはないですが・・・
そうして、短い間だったけれど、メリーと一緒に過ごした時間を忘れないようにしていたいと思います。
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メリーとピピンがうちに来た日

2012年01月02日 | ペット
まだメリーとピピンがうちに来たいきさつを書いてなかったので・・・
一昨年6月に17年いたメイが逝ってしまい、しばらくは次の猫を、とまで考えられなかったのですが、何ヶ月か経って、猫なしの生活が寂しく感じるようになり、次の子たちを探すことになりました。
メイの時は飼い猫が自宅で出産した子猫の引き取り先募集でみつけたのですが、最近は飼い猫は避妊するのが常識のようになっているためか、あまりそういう募集をみかけませんでした。
そんな中、近所のスーパー(今は閉店してしまいました・・・)に里親募集の貼紙を見つけました。野良猫を保護している方のようでした。
募集の中に、3ヶ月のキジトラ白の男の子と黒白の女の子のきょうだいがいたので、きょうだいで2匹欲しいと思っていたので、連絡しました。
ところが、一歩違いで引き取り先が決まってしまったということ。でも、近々保護猫の譲渡会がありますよ、と教えてもらい、私は都合が悪かったので妹と母が見に行きました。
私はルックスはともかく仲良さそうなきょうだいがいいと思っていたのですが、妹はルックス重視。飼ってしまえばどんな子でもかわいくなるに決まってるんですけどねえ。譲渡会にはきょうだい猫も何匹かいたのですが、妹が選んだのはキジトラの女の子=メリーでした。
譲渡会で申し込んでもすぐに里親に決まるわけではなく、申し込んだ後にどこの家に渡すか決めるので連絡を待っていると、保護した方から連絡があり、「きょうだいで探していると聞いたんですが、実はもう一匹男の子がいるんですが一緒にどうですか?」とのこと。きょうだいだと嬉しかったので、即返答して、2匹が家に来ることになりました。
ところが引渡し予定の日になる前に連絡があり、「男の子の方が風邪をこじらせていて、治ってから連れて行きたい」とのこと。かなり風邪がひどくなり、片目が腫れてしまって鼻水で顔もぐちゃぐちゃ状態だということでした。後から思えば譲渡会にいなかったのも風邪ひいてたからだったんでしょう。風邪が治ってから渡すつもりだったんでしょうが、思ったよりも治りが遅かったんでしょうね。
あまり待っていると子猫大きくなっちゃうしな・・・と、風邪の治療はこちらで引き続きするので予定どおり連れて来てもらいたい、とお願いして、11月下旬にようやく2匹がやってきました。
子猫の名前は、2匹飼ってメリーとピピンとつけるのが夢?だったので、ちょっと女の子っぽいメリーをキジトラの女の子、ピピンを黒白の男の子の名前にしました。
しかしこの名前、家族には「長い」と不評・・・3文字なのに(汗)今まで全部2文字の名前でしたからね・・・
そのうちにメリとピピに省略されてしまいました。今ではピピンのことピピンなんてほとんど呼びませんね。ピピって呼んでます(汗)
名前と性格が合ってないなあと思って、2週間くらいして名前を変えようと思ったのですが、ちょっとそれぞれの名前を呼んでみたら、ちゃんとそれぞれの名前に反応することがわかり、変更できなくなりました・・・(汗)2匹いつも一緒にいて、一緒に呼んでいたのに、ちゃんと自分の名前を判別してたんだな、とちょっと驚きでした。
来た当初のピピンは風邪がかなりひどく、治りかけてはいましたが、右目が腫れて、顔も鼻水でぐちゃぐちゃでした。かわいくないことこの上なかったですね・・・(汗)
右目は失明の恐れもあったのですが、なんとか目が開くようになって、眼球も無事なことがわかっていて、後は目薬をしながら回復を待つだけになってました。
これは目は治ったけれどまだ鼻がぐちゃぐちゃな頃の写真です。

今では顔もすっかりきれいになって顔の模様も判るようになりましたが、未だに涙とくしゃみは治らず、ひどくなったら病院に行っています。慢性になっちゃったみたいですね・・・
小さい頃はピピンの方がずっと体が弱かったんですよね・・・
この子たちはもともとはとある工場の物置で生まれたそうです。が、ある日、その工場の人が箱に3匹の子猫を入れて工場から出てくるのを保護した方のお友達が見つけ、「猫欲しがってる人がいるんで譲ってください」と言って引き取ったんだそうです。その時見つからなかったらどうなってたんですかね・・・
ちなみに3匹のうちの他にもらわれて行った1匹も、昨年の5月くらいにFIPになったと連絡がありました。おそらくもう亡くなっているでしょう。今では小さい頃は一番体が弱かったピピン1匹だけになってしまいました・・・
生い立ちのせいか2匹ともとても臆病で、特にピピンは決して膝に乗ってこないし、隅っこでぶるぶる震えている子だと言われていました。大嫌いな目薬を無理矢理入れられていたせいもあったと思いますが・・・小さい頃は目薬をいやがって暴れて、一人では目薬をさすのが困難なくらいでした。今は5kg超えてますけど一人でできますけどね。
ところが、家に来たとたん、2匹とも怖がってはいましたが、ピピンは部屋中探検しだしました。「ここ俺の縄張りだ」ってわかったんですかね。メリーは最初の日は怖がって部屋の半分も進めないくらいでしたが。
ピピンは当初膝にはなかなか乗らないかわりに、人の足の間に入るのが好きでした。しゃがむと必ず足の下に入りに来てましたね(笑)膝に乗るのは怖いけど、なんとなく人の傍にはいたいという・・・
2匹とも上から手を伸ばしてなでようとすると嫌がりましたね。スプーンを差し出しても嫌がりました。小さい頃何か怖い目にあったのかな・・・どこから手を出しても全く怖がらなくなるまではかなりの時間がかかりました。
2匹はとても仲が良くて、遊ぶのも寝るのもいつも一緒。走り回って追いかけっこしてました。2匹が仲が良かったので、あまり人間になつかないかな、というのはありましたが。
1匹が膝に乗ってくるともう1匹も膝に乗ってこようとしたりとか、かわいかったですね。

小さい頃は、メリーの方が気が強くて、ちょっと体の大きいピピンよりも強かったんですよね。ご飯食べてる時、ピピンが横取りしないように、頭を前足で押さえ込みながら食べていた時には笑ってしまいました。
メリーが強かった頃の証拠写真?

体格が2倍以上違ってしまってからは、ピピンが一方的に強くなってしまいましたけど。
ピピンの風邪もなんとか落ち着き、このまま元気に大きくなると思ってたのですが・・・
猫の話、もう一回続きます。
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メリーの病気のこと

2012年01月01日 | ペット
新年早々暗い話題で申し訳ないですが・・・
昨日の大晦日、動物霊園にメリーを連れて行きました。
今まで引き取りに来てもらっていたので初めて行きましたが、結構たくさんの人が遺体受付に来ていました。年末年始は持ち込みのみだから余計にだったのでしょうが。うちだけじゃないんだな、と思ったら少し救われたような気がしました。
霊園や納骨堂のお参りの人もたくさんいましたね。
最後のお別れもできるし、休みの日だったら直接行くのもいいかなと思いました。ただし車があればですけど・・・
最後は二階の部屋で寝たきりだったにもかかわらず、いなくなってしまうと寂しくてたまりません。なぜか家の中が静かに感じます。ただ寝ているだけでも家族の一員だったんだなあと。
残されたピピンも、メリーがいなくなったことを感じているのかどうか、神妙にしていたり甘えたりと、いつもと少し様子が違うような気がします。むしろ人間の様子がいつもと違うことを感じているのかな。

メリーの病気のことについて、書き留めておきたいと思います。私も病名を知った後に色々検索して、少しでもたくさんの事例を知りたいと思っていたので、これからこの病気と闘う方たちに少しでも参考になればと。
病名はFIP(伝染性腹膜炎)でした。猫エイズ、猫白血病と並んで三代疾病と言われています。治療法がなく、発病したら高い致死率であるところが共通しています。
伝染性という名前ですが、実際には感染力はそんなに強くないそうです。
原因となるウィルスは猫コロナウィルスというウィルスで、このウィルス自体は猫の半数が感染していると言われているそうです。
実は人間や犬もコロナウィルスに感染しますが、感染してもほとんど症状はなく、軽い下痢などがある程度で終わるそうです。猫だけが、数パーセントの確率でコロナウィルスがFIPウィルスに変異して発病するそうです。
発病の原因はストレスだという説もありますが、因果関係はないと言われたりもしているそうですね。病院では発病の原因については何も言われませんでした。
メリーの場合、発情が続いていたのがストレスになっていたと思うので、それが原因だったかもしれません。でも標準よりも体も小さくてとても避妊手術はできなかったと思うし、避妊手術が引き金で発病した例もあるらしく(それも予想でしかないと思いますが)避けられたものかどうかもわかりませんが・・・
そして、関係ないと言われはいるのですが、どうも兄弟間での発病率が高いような・・・うちの子たちも三つ子のうち2匹がFIPになってしまいましたから。
症状はウェットタイプとドライタイプに分かれ、ほとんどがウェットタイプだそうです。ウェットタイプは腹水が溜まってお腹がパンパンになるそうです。腹水が溜まりだすと数週間で死に至るそうです。
腹水が溜まらないのがドライタイプで、こちらは死に至るまでに数ヶ月くらいだそうですが、最終的には神経が犯され、神経症状が出てくるそうです。
ドライタイプは早めに適切な治療をすれば治る場合があるという説もありますが、獣医学的には致死率100%ということになっているようですね。2ちゃんねるのFIPスレを見ていたら、獣医関係の人は治る場合があるという説は真っ向否定していました。ネット上では治った例もいくつか出てきますが・・・
ウェットタイプでも症状が治まって寛解という状態になることがあるそうですが、高い確率で再発するそうです。
また、FIPの検査値が高くても、発病していない場合、発病しないままで済むこともあるようです。
検査値は、100倍以下は感染なし、100倍~1200倍はグレーゾーンで、コロナウィルスには感染しているが、FIPに変異しているかどうかについてはわからない、1200倍以上はFIPと判断されるそうです。(1200~3200倍はウェットタイプ、3200倍以上はドライタイプであることが多いそうです)
しかし、検査する時によって値が大幅に違う場合もあったりするようです。検査で6400倍と出ながら発病せずに生涯を終えた子もいるとか。
私が調べた範囲ではこのような病気であるようです。

メリーの場合は腹水が溜まらなかったので、ドライタイプだったようです。幸い神経症状まで至らないうちに亡くなりましたが。
最初に具合が悪くなったのは8月でした。急に元気がなくなり、食欲も落ちてほとんど食べなくなりました。
病院に連れて行って、注射をしてもらえば治るだろうと思っていましたが、抗生物質を何回か打ってもよくならず、インターフェロンを打っても治らず、更に熱が高くなって行く状態でした。
病院の見立てでは、抗生物質もインターフェロンも効かないので、エイズか白血病だろうということでした。治療法はないので、治る見込みはないと。
この時点でFIPの可能性について聞いてみたところ、腹水が溜まっていないから違うだろうと。ドライタイプもあるんじゃないの? と、この時既にFIPについて調べていたので(他にもらわれて行ったもう1匹の兄弟がFIPになったという連絡を以前に受けた時に調べていた)思ったのですが、どちらにしても治療できないという点では同じかな、ということでそれ以上は聞きませんでしたが。
注射をやめて抗生物質の薬だけ続けることにしたのですが、1ヶ月半くらい経った9月半ば、熱が下がり始めて少し元気になってきました。もうダメだと思っていたので、元気になってきて、このまま治るんじゃないかという期待も出てきました。
ところが、今度は目に異常が出てきてしまいました。熱が高かった頃から、目が少し白く濁っているような・・・と思っていたのですが、病院ではあまり気にしてくれず。そのうちに、高いところに上る時に手探りをするようになり、瞳孔は開いたままだし、「もしかして見えてない?」と・・・
通っていた近所の病院では「もう治療法がないから・・・」と以前黒白のためにもらっていた抗生物質の目薬をさすくらいしか対応をしてもらえず、でも目はどんどん濁ってくるし、目薬はさすと悲鳴をあげるくらい痛がるようになったし・・・目もほとんど見えなくなつてしまったようでした。器用に家中歩き回っていましたけど。
ピピンの声だけを頼りに、階段の吹き抜けのところの手すりの上に飛び乗った時は心臓が止まりそうでしたが・・・(汗)

目の専門がある病院で見てもらった方がいいのでは、と思って通っていた病院で相談したところ、あまり乗り気ではない感じでしたが、大学病院を予約してくれました・・・が、予約は2週間先。それまでとても待てなかったので、眼科の専門の先生が院長をやっている個人の動物病院に行くことにしました。
診察してもらうと、「これはFIPでよく出てくる症状ですね」と・・・。ブドウ膜炎というのを起こしているために水晶体が曇って見えなくなっているということでしたが、このブドウ膜炎がFIPでよく出てくる症状なんだそうです。眼圧も高くなって来ていて、緑内障にもなりかかっていると。(視力がなくなっているのは緑内障ではなくブドウ膜炎による水晶体の曇りが原因だったそうですが)
1日4回の目薬と抗生物質と炎症止めの飲み薬をもらい、注射もしてもらいました。(痛みを止めるためには抗生物質だけではダメで、炎症止めが必要なのだとか。目薬にも炎症止めが入っていました)
そして血液検査も一緒に行ったところ、エイズと白血病は陰性。FIPは400倍と確定できない値だったので、1ヶ月後に再検査することに。その他の血液検査はタンパクだけが高く、他は正常値でした。タンパクが高くなるのはFIPになると出てくる症状だそうです。
最初は目薬をいやがって暴れていましたが、そのうちに痛みがなくなって来たのか、我慢して目薬させてくれるようになりました。1回さすごとに逃げてましたけど・・・
飲み薬の錠剤も、なんとか飲み込んでくれるようになりました。
そうして薬を続けていましたが、目の症状がどんどん進んでいて、薬が効いていないようだといわれました。少し元気もなくなってきていましたね。予定を早めて2週間後にもう一度血液検査をすると、今度は3200倍。FIPの診断が確定しました。
この時点ではウェットタイプになるのかドライタイプになるのかは判断できないと言われたのですが、8月から具合が悪かったのに腹水が溜まっていないので、ドライタイプじゃないかとは思いました。
今後は対症療法ですこしでも楽にしてあげることしかできないこと、ドライタイプの場合、最終的には神経症状が出てくるので、あまり苦しそうなら安楽死させる必要があるかもしれない、ということも言われました。
多分あと数ヶ月だろうから、かわいがってあげてくださいとも・・・
少しでも動けるうちに好きなことをさせてやろうと、猫立ち入り禁止の部屋に入れてやって探検させてやったりしました。

ところが、病院を変えて1ヶ月くらい経ったころ、目の症状が改善されてきました。水晶体の曇りが取れ、目の充血も収まってきて、眼圧も下がりました。視力もかなり戻って来て、ほとんど見えるようになりました。
体調もよくなり、食欲も出てきて体重も増え、おもちゃで遊んだりもするようになりました。具合が悪い時は二階の部屋で寝たきりでしたが、自分で下に下りてきたがったりもしました。
お医者さんもびっくりするくらいの回復ぶりでした。
ただ、今度は別のところに症状が出てくるかもしれないとは言われました・・・

もしかしてこのまま良くなるのでは? と期待し始めたのですが、1ヶ月半くらい経った12月上旬、下血するようになりました。合わせて元気もなくなって行き、食欲も急激になくなりました。えさはほとんど食べなくなって、ペースト状の栄養剤をかろうじてなめる程度になりました。
急激に体力がなくなったのか、トイレに行かなくなり(行けなくなったのかも)、寝たまま下血だけでなく下痢や尿もするようになってしまいました。ケージに入れることも考えましたが、できるだけ好きなところにいさせてやりたいと、いつもの寝場所の母のベッドの上に、ベッドカバーの上にペットシーツを敷き詰め、ペットシーツの上に直接寝るのは嫌いなので、ペットシーツの上に更にまた古いカバーを掛けて寝かしてやりました。
病院では、本当は入院させたほうがいいんだけど、家で家族と過ごした方が良いでしょうと、注射に毎日通うことを勧められましたが、病院が片道45分とちょっと遠かったので、平日連れて行く母の負担などもあり、3日に1度くらいになってました。もう助からないのに病院通いするのは延命治療なんじゃないかとか悩んだりしたりもしましたが・・・
注射をしても、その日のうちは少し体調が良くなってもまた悪くなったり、最後の方は注射してもほとんど体調が変わらない感じでしたが・・・
最後の日は、息が苦しそうになって、1時間半ほどで亡くなったそうです。(私は立ち会えなかったので)
亡くなる前日まで水も飲んだし、栄養剤も舐めたりしていたので、こんなに早く逝くとは思いませんでした。今までの子たちは水を飲まなくなってから亡くなるまで数日かかっていたので・・・
でもこれも病院に通って少しでも楽にしてもらっていたおかげなのかな、と思ったりもしています。
結局メリーがドライタイプだったのかどうかはわかりません。腹水は溜まらなかったけれど、もしかしたら胸水が溜まって呼吸が苦しくなって・・・だったかもしれないし。
でも、ドライタイプは最後は神経症状が出て辛いことになると聞いていたので、そこまで至らずに、比較的苦しまないで済んだのかな、と思いたいです。安楽死なんて絶対無理、と思ってましたから・・・

昨年17年生きたメイを送った時には「17年のうちの半年の闘病だったから」と思いましたが、メリーは1年2ヶ月のうち5ヶ月弱が闘病生活でした。もっとたくさん遊ばせてやりたかったし、これから大人になってどんな猫になるのかも観たかったです。
それでも、病気になってから1ヶ月ちょっとくらい元気になった時期があったので、遊んだり部屋を探検したりさせてあげられたのが少しは救いです。
もっと一緒にいたかったけど・・・天国で思いっきり遊べているといいなと思います。
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