すっかり遅くなってしまいましたが、韓国版モーツァルト!の感想です。
モーツァルト!はミュージカルの中でもかなり好きな作品なので、韓国でやると聞いて即行くことを決めた私たち(私と妹)。
ヴォルフガングのキャストがトリプルから最終的には4人になったりして、誰を見たらよいのやら迷うところでしたが、マイケル・リーもお好きなconaさんがパク・ウンテさんがおススメというし、オーディションの「影を逃れて」の歌を聞いたらとても良かったので、他の人も良いかもしれないけれどまあウンテさんならハズさないかな、ということでパク・ウンテさんで観に行くことにしました。
チケットは珍しく日本からもインターネットで取れました。(日本からは取れないものだと思い込んでいて、conaさんに教えていただかなかったら当日券になってるところでした。まあ当日でも買えたと思いますけど)英語の案内とか出ていてすごく使いやすくて助かりました。他の公演もインターネットで取れたらいいのになあ。ミス・サイゴンは無理そうです・・・
しかし、東方神起の人が出演の回はあの3000人くらい入る世宗文化会館が完売というすごいことに・・・まあ結構日本からのツアーが押さえてたりしたみたいですが。
でも日本からインターネットでチケット買えたのは彼の出演のおかげかもしれないしなあ。どちらにしても他のキャストなら余裕でチケットは取れたので、特に問題なかったですけど。
プログラムは10000ウォンで売ってましたが、conaさんによると前の週は9000ウォンだったとか。どうやら一度売り切れて新しいのになったようです。
しかし始まって2週目なのになんでもう舞台写真が・・・?(汗)なんかすごいなあ。さすが放映当日までドラマ撮影してるお国柄???
さて、舞台の内容ですが・・・
日本とかなり違う、というのは聞いてましたが、なるほど~という感じ。色々とお国柄なのかなあと思うところも。
以下、とりあえず日本と違ったところで印象に残ったところを挙げてみます。これからご覧になる予定の方にはネタバレかも・・・
まず、最初にいきなり序曲の演奏が。まあそういうの自体はアリだと思うんですが・・・後で妹が言っていたのですが、「あれやった後でも墓場のシーンから始まるんだー」と。
そう、華やかな序曲の後であの不吉な運命を予感させる墓場のシーンというのは・・・ちょっと違和感あるなあ・・・
そしてその後、子ども時代のヴォルフガングが貴族のパーティーで演奏する場面の音楽が全然違いました。2幕冒頭のウィーンのパーティーの場面の音楽から取っていましたね。
シチュエーションとしては合ってなくもないけれど、ここも日本版では不吉な運命を予感させる場面、という感じだったのでかなり違和感が・・・
だいたい、この場面の曲が変わってしまうと、2幕終盤で同じ曲が出てくる、というのが全く効いて来なくなってしまうんだけど・・・(この2幕終盤のシーンにも色々と言いたいことはありますがまた後ほど・・・)
アマデの「箱」は、最初から舞台前方に置いてあって、それをヴォルフガングが自分で見つけるという感じ。日本版の「いつのまにか持ってた」という方がミステリアスで好きですが、これはまあこういうのもありだと思いました。
箱の扱いも日本版とは微妙に違いましたね。まああれは色々な解釈があって良いと思いますが。
ヴォルフガングとレオポルトの決裂の場面で、ヴォルフガングがアマデから箱を奪い取り、レオポルトに差し出すけれど、レオポルトに箱を叩き落とされる、なんて場面もありました。
ウェーバー家の場面は短め。四姉妹の四重唱を楽しみにしていたのに、早々にヴォルフガングがやってきちゃって「あれやらないの?」とちょっとがっかり・・・
プラター公園の場面も曲が随分変わってましたね。特に印象に残らず・・・(汗)
アルコ伯爵をやっつける、という感じではなかったような気が・・・だいたいアルコ伯爵いなかったような?(汗)←アルコ伯爵の歌が上手すぎて逆に印象が薄かった・・・(汗)
「ダンスはやめられない」、ヴォルフガングのいない家にコンスタンツェが帰ってきて・・・というシチュエーションの演技もなく、いきなり歌いだしたのでびっくり。ただのソロナンバーになってたような。コンスタンツェの葛藤がわかりづらかったのでは・・・
ヴォルフガングとコンスタンツェの関係の描き方もわかりづらかったかなあ。想い合っているのにすれ違っていく感じが、日本版の方が上手く描けていたと思いました。
ヴォルフガングが悪夢にうなされた後、コンスタンツェとしっかり抱き合っていたりとか・・・あれだとなんで急に別れたのかわかり辛いように思いました。まさかシカネーダーの別荘での浮気現場(日本版は浮気してたっぽいけど韓国版では完全な誤解・・・)目撃が原因ではないよな・・・?(汗)
魔笛の作曲をしているうちに登場人物たちの幻想が見えて・・・というところは日本版の演出よりもいいかなあと思いました。
あ、コロレドが馬車の中でもよおす場面、お腹壊して大の方で・・・でした(大汗)うーん、小ではインパクトが少ないのかしら、韓国では(汗)
カッコイイ方(汗)のコロレドだったのでちょっとあれはね~(汗)
ヴォルフガングの悪夢の場面、コロレドが出てこなくて、コロレドが歌ってたところをヴォルフガングが歌ってました。
そして、レオポルトが出てきたところで、仮面の人たちがいなくなるのではなく、なんか変な踊りを踊っている・・・(汗)ん~ここも違和感あったなあ。
ナンネルと夫の場面もなかったですね。まああれはなくてもいいかなと思いますが。
そして終盤、日本版ではヴォルフガングがレクイエムに取り組みながら苦しむバックで、他の登場人物たち+アンサンブルが1幕冒頭の子ども時代のヴォルフガングのパーティーと同じ曲を歌う場面で、なんとヴォルフガングが出てこなくて、単なるアンサンブルの見せ場のような場面に・・・
そもそもこの場面の曲が1幕冒頭で出てきていなくて初出なので・・・うーん。
ヴォルフンガングの最期はベットに横たわっています。まあそれはありだと思うんだけど・・・
「僕こそ音楽」のリプライズが出てくるところ、日本版では初演の最初の頃の今イチだった時でさえ泣けたのに、なんか全然来ませんでした・・・パク・ウンテさんのヴォルフガング自体はとても良かったので、演出のせいですね、明らかに・・・
ナンネルが残された箱を開けると・・・アマデがピアノに乗って飛んでいきました・・・笑いそうになりました・・・(大汗)
そしてラストの「影を逃れて」が、既にカーテンコールな雰囲気で・・・日本版ではいつも涙ぼろぼろ流しながらひたって聴いている場面なので、なんか雰囲気の違いにびっくりしました・・・この辺もお国柄なのかなあ。
日本版が結構好きで思いいれもあるので、ついつい批判的な感想になりましたが、まあお国柄もあるのかなあと・・・。個人的な感想ですので、その辺はご容赦ください。(いつものことですが(汗))
あ、オケが下手という評判でしたが、○劇とそんなに変わらないんじゃ? という印象でした。
まあ、金管がズバ抜けてレベルが低かったのと(汗)下手なのにでかい音で吹くから余計に目立ってたというのはありますかね・・・
ファゴット以外の木管は結構上手かったと思います。日本版ではテープ演奏だったクラリネットコンチェルト(コンチェルトができた! って場面ですね)を生演奏してたのが印象的でした。
まあ、ミス・サイゴンのオケとかすごく上手かったことを思うと・・・ですけど。今度のミス・サイゴンのオケは上手いといいなあ・・・
長くなったのでキャストの感想などは次回に。
モーツァルト!はミュージカルの中でもかなり好きな作品なので、韓国でやると聞いて即行くことを決めた私たち(私と妹)。
ヴォルフガングのキャストがトリプルから最終的には4人になったりして、誰を見たらよいのやら迷うところでしたが、マイケル・リーもお好きなconaさんがパク・ウンテさんがおススメというし、オーディションの「影を逃れて」の歌を聞いたらとても良かったので、他の人も良いかもしれないけれどまあウンテさんならハズさないかな、ということでパク・ウンテさんで観に行くことにしました。
チケットは珍しく日本からもインターネットで取れました。(日本からは取れないものだと思い込んでいて、conaさんに教えていただかなかったら当日券になってるところでした。まあ当日でも買えたと思いますけど)英語の案内とか出ていてすごく使いやすくて助かりました。他の公演もインターネットで取れたらいいのになあ。ミス・サイゴンは無理そうです・・・
しかし、東方神起の人が出演の回はあの3000人くらい入る世宗文化会館が完売というすごいことに・・・まあ結構日本からのツアーが押さえてたりしたみたいですが。
でも日本からインターネットでチケット買えたのは彼の出演のおかげかもしれないしなあ。どちらにしても他のキャストなら余裕でチケットは取れたので、特に問題なかったですけど。
プログラムは10000ウォンで売ってましたが、conaさんによると前の週は9000ウォンだったとか。どうやら一度売り切れて新しいのになったようです。
しかし始まって2週目なのになんでもう舞台写真が・・・?(汗)なんかすごいなあ。さすが放映当日までドラマ撮影してるお国柄???
さて、舞台の内容ですが・・・
日本とかなり違う、というのは聞いてましたが、なるほど~という感じ。色々とお国柄なのかなあと思うところも。
以下、とりあえず日本と違ったところで印象に残ったところを挙げてみます。これからご覧になる予定の方にはネタバレかも・・・
まず、最初にいきなり序曲の演奏が。まあそういうの自体はアリだと思うんですが・・・後で妹が言っていたのですが、「あれやった後でも墓場のシーンから始まるんだー」と。
そう、華やかな序曲の後であの不吉な運命を予感させる墓場のシーンというのは・・・ちょっと違和感あるなあ・・・
そしてその後、子ども時代のヴォルフガングが貴族のパーティーで演奏する場面の音楽が全然違いました。2幕冒頭のウィーンのパーティーの場面の音楽から取っていましたね。
シチュエーションとしては合ってなくもないけれど、ここも日本版では不吉な運命を予感させる場面、という感じだったのでかなり違和感が・・・
だいたい、この場面の曲が変わってしまうと、2幕終盤で同じ曲が出てくる、というのが全く効いて来なくなってしまうんだけど・・・(この2幕終盤のシーンにも色々と言いたいことはありますがまた後ほど・・・)
アマデの「箱」は、最初から舞台前方に置いてあって、それをヴォルフガングが自分で見つけるという感じ。日本版の「いつのまにか持ってた」という方がミステリアスで好きですが、これはまあこういうのもありだと思いました。
箱の扱いも日本版とは微妙に違いましたね。まああれは色々な解釈があって良いと思いますが。
ヴォルフガングとレオポルトの決裂の場面で、ヴォルフガングがアマデから箱を奪い取り、レオポルトに差し出すけれど、レオポルトに箱を叩き落とされる、なんて場面もありました。
ウェーバー家の場面は短め。四姉妹の四重唱を楽しみにしていたのに、早々にヴォルフガングがやってきちゃって「あれやらないの?」とちょっとがっかり・・・
プラター公園の場面も曲が随分変わってましたね。特に印象に残らず・・・(汗)
アルコ伯爵をやっつける、という感じではなかったような気が・・・だいたいアルコ伯爵いなかったような?(汗)←アルコ伯爵の歌が上手すぎて逆に印象が薄かった・・・(汗)
「ダンスはやめられない」、ヴォルフガングのいない家にコンスタンツェが帰ってきて・・・というシチュエーションの演技もなく、いきなり歌いだしたのでびっくり。ただのソロナンバーになってたような。コンスタンツェの葛藤がわかりづらかったのでは・・・
ヴォルフガングとコンスタンツェの関係の描き方もわかりづらかったかなあ。想い合っているのにすれ違っていく感じが、日本版の方が上手く描けていたと思いました。
ヴォルフガングが悪夢にうなされた後、コンスタンツェとしっかり抱き合っていたりとか・・・あれだとなんで急に別れたのかわかり辛いように思いました。まさかシカネーダーの別荘での浮気現場(日本版は浮気してたっぽいけど韓国版では完全な誤解・・・)目撃が原因ではないよな・・・?(汗)
魔笛の作曲をしているうちに登場人物たちの幻想が見えて・・・というところは日本版の演出よりもいいかなあと思いました。
あ、コロレドが馬車の中でもよおす場面、お腹壊して大の方で・・・でした(大汗)うーん、小ではインパクトが少ないのかしら、韓国では(汗)
カッコイイ方(汗)のコロレドだったのでちょっとあれはね~(汗)
ヴォルフガングの悪夢の場面、コロレドが出てこなくて、コロレドが歌ってたところをヴォルフガングが歌ってました。
そして、レオポルトが出てきたところで、仮面の人たちがいなくなるのではなく、なんか変な踊りを踊っている・・・(汗)ん~ここも違和感あったなあ。
ナンネルと夫の場面もなかったですね。まああれはなくてもいいかなと思いますが。
そして終盤、日本版ではヴォルフガングがレクイエムに取り組みながら苦しむバックで、他の登場人物たち+アンサンブルが1幕冒頭の子ども時代のヴォルフガングのパーティーと同じ曲を歌う場面で、なんとヴォルフガングが出てこなくて、単なるアンサンブルの見せ場のような場面に・・・
そもそもこの場面の曲が1幕冒頭で出てきていなくて初出なので・・・うーん。
ヴォルフンガングの最期はベットに横たわっています。まあそれはありだと思うんだけど・・・
「僕こそ音楽」のリプライズが出てくるところ、日本版では初演の最初の頃の今イチだった時でさえ泣けたのに、なんか全然来ませんでした・・・パク・ウンテさんのヴォルフガング自体はとても良かったので、演出のせいですね、明らかに・・・
ナンネルが残された箱を開けると・・・アマデがピアノに乗って飛んでいきました・・・笑いそうになりました・・・(大汗)
そしてラストの「影を逃れて」が、既にカーテンコールな雰囲気で・・・日本版ではいつも涙ぼろぼろ流しながらひたって聴いている場面なので、なんか雰囲気の違いにびっくりしました・・・この辺もお国柄なのかなあ。
日本版が結構好きで思いいれもあるので、ついつい批判的な感想になりましたが、まあお国柄もあるのかなあと・・・。個人的な感想ですので、その辺はご容赦ください。(いつものことですが(汗))
あ、オケが下手という評判でしたが、○劇とそんなに変わらないんじゃ? という印象でした。
まあ、金管がズバ抜けてレベルが低かったのと(汗)下手なのにでかい音で吹くから余計に目立ってたというのはありますかね・・・
ファゴット以外の木管は結構上手かったと思います。日本版ではテープ演奏だったクラリネットコンチェルト(コンチェルトができた! って場面ですね)を生演奏してたのが印象的でした。
まあ、ミス・サイゴンのオケとかすごく上手かったことを思うと・・・ですけど。今度のミス・サイゴンのオケは上手いといいなあ・・・
長くなったのでキャストの感想などは次回に。