ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

Dr.パルナサスの鏡(ネタバレ)

2010年02月11日 | 映画
新年1本目の映画鑑賞です。いやホントはのだめを観ているけれど・・・(汗)
本当は「かいじゅうたちのいるところ」を先に観たかったんですが時間が合わず・・・
テリー・ギリアム作品ではブラザーズグリムローズ・イン・タイドランドを観たことがあるだけ・・・と思ってたら「バロン」もテリー・ギリアムだったんですねー。
テリー・ギリアム作品なら絶対観に行くほどではないですが、なんとなく公開されると観たくなるので、ちょっと好きなんだろうなあ。
今回は、果たしてヒース・レジャーの遺作でなかったら観に行っていたかどうか・・・でも「ダークナイト」は行かなかったことを考えると、やっぱり何か惹かれるものがあったのかな。

のっけから時代錯誤な衣装とセットの舞台で、昔の話かと思ったら現代?の話でびっくり。
あの畳むと生活空間ができる馬車、絶対あり得ないけど、なんだかハウルの城みたいなごちゃごちゃした感じがなかなか良かったです。
衣装やセットも、レトロで色あせた感じがなかなか魅力的でした。3Dでは決して観られない映画の画面の魅力というか。
夢の中の世界も、夢の中らしい不条理な感じが良かったですね。
ストーリー的にはヒース・レジャー演じるトニーが主人公じゃなかったんだ・・・というのがびっくりでしたねー。すごく意表を衝かれました。
やっぱりタイトルロールのパルナサスさんが主人公・・・いや影の主人公は悪魔のミスター・ニックなのかなあ。
このトム・ウェイツ演じる悪魔が全然悪魔っぽくないのがまた面白かったですね。山高帽に黒のスーツの、英国紳士というよりはどことなくサラリーマンぽくもある・・・だいたいミスター・ニックって名前、悪魔の名前じゃないですよねえ。
この飄々としたらしくない悪魔、そもそもパルナサスの娘が欲しかったわけではないですよね。パルナサスをからかって遊んでただけだよなー。
永遠に続く時間をもてあまし、面白い遊び相手としてパルナサスを見つけてしまったんでしょうね。パルナサスにしたら災難というか。
ヴァレンティナが生まれ変わって?幸せになったのも、もしかしたら悪魔のはからいなんじゃ、なんて思ってしまいました。
悪魔にそそのかされ、翻弄されて人生の幸福と絶望を経験することになったパルナサスが、やっぱり主人公かな。
ヒース・レジャーはやっぱりいい役者だなあと思いました。コメディもいけるのが・・・本当に残念な人を亡くしたと思いました。
鏡の中の3人のトニー、ジョニー・デップがやっぱり一番ハマってたかなあ。
コリン・ファレルが一番ヒース・レジャーから遠かった気がしますが(汗)彼の出番が一番多かった・・・でもまあ一番嫌な役でもあったかな。
ヒロインのヴァレンティナを演じるリリー・コールが良かったです。無邪気で粗野な16歳の少女から、妖艶な夢の中の女までを演じ切ってましたね。
スーパーモデルと聞いてびっくり・・・演技上手いので。
あと、小人のパーシーの存在が効いてましたねー。かわいかったし。回想シーンで着てた猿の着ぐるみがかわいすぎ(笑)

てな訳で今年観に行く予定の映画。
公開中「かいじゅうたちのいるところ」(鑑賞済み)「復讐者に憐れみを」(鑑賞済み)「ラブリーボーン」
2月19日公開「コララインとボタンの魔女」
2月26日公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2月27日公開「ニューヨーク、アイラブユー」
3月6日公開「プリンセスと魔法のキス」
3月19日公開「NINE ナイン」
3月27日公開「誰かが私にキスをした」
4月17日公開「のだめカンタービレ最終楽章 後編」「アリス・イン・ワンダーランド」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」
この後に及んでまた増えている・・・全部観られるのかなあ(汗)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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そうかなあ (かんきつ)
2011-01-04 05:13:20
どう見てもコリン・ファレルの演技が一番ハマってました。
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演技は良かったですよ (ぐら)
2011-01-04 19:18:16
あ、演技は良かったですよ。ヒース・レジャーと一番似てなかった、という意味です・・・
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