ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

「のだめ」に負けた・・・(汗)

2007年03月02日 | 指輪物語&トールキン
指輪カテゴリーなのに何の話だ?なタイトルですが(汗)
いや、最近「のだめ」絡みのコンサートが多いですね。タイアップしている東京都交響楽団は当然としても、新日フィルまでもが「のだめ」と銘打ったコンサートをやるというのを観て、う~む、と思ってしまいました。
実際「のだめ」関連の曲をやるとチケットの売れ行きが違うんだそうですね。「のだめ効果」で、今までクラシックを聴かなかった層がコンサートに足を運ぶようになったんだそうで。
私もドラマ好きで見ていて結構ハマったクチなので、いいんですけど、何がなしに「やられた」感が漂うのでした・・・
いや、ちょっとLotRシンフォニーと似たようなものがあるなあと。
LotRシンフォニーはアメリカ各地のオーケストラでやっていたわけですが、チケットの売れ行きがいつものコンサートよりもずっと良かったりとか(たいがい売り切れて、追加公演やったりしてますもんね)、初めてオーケストラのコンサートに足を運んだ人が多かったとかで、「これをきっかけに地元のオーケストラを聴くようになってくれれば」というような期待もあったみたいなんですね。
その後実際に客が増えたかどうかはわかりませんが、私みたいに「来日したら聴きに行きたい」と思う馬鹿もいるので(笑)、少しは効果あったんじゃないですかねえ。
特にアメリカの地方都市では、一都市に一オケ(?)というパターンが多いようですし、しかも結構レベルの高いオーケストラが多いですから、地元のコンサートに足を運ぶ習慣ができることも充分考えられでしょう。
そんな話を読んだりしていて、「日本のオケもLotRシンフォニーやればいいのに」とずっと思っていたんですが・・・
今、のだめ絡みのコンサートを見てると、「負けたな・・・」という感がひしひしといたしますですだ(汗)
LotRシンフォニーは、やるの大変なんですよね。編成も大きいし、特殊楽器は多いし、混声合唱に少年合唱までいるし、ソリストはいるし。影像も流さなきゃならないですしね・・・
仮に影像なしでできたとしても、編成だけでも大変です。そして、著作権使用料というものがありますよね。LotRの場合はハワード・ショアだけの権利だけじゃないでしょうし。
そう考えると、フツーの編成で、著作権なんかとっくに切れてる(というか著作権ができるよりも前か)ベートーヴェンだのブラームスだのやるだけで客が呼べる「のだめ」の方が遥かに楽ですわな・・・。なんかズルイ・・・(←逆恨み)
今ののだめブームの最中では、LotRシンフォニーを日本で、というのはむしろあり得なくなってしまったなあ・・・と微かな期待も砕かれたような気がする今日この頃なのでした・・・
あー、やっぱりLotRシンフォニー聴きたかったら海外まで行かなきゃならないんですねえ・・・いや、それはそれで楽しいんですが(笑)
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