ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ハックルベリーにさよならを

2008年06月15日 | ミュージカル・演劇
どうも性に合わないなあ、と思うことがあるキャラメル、最近観に行った原作モノが続けて今ひとつ性に合わなくて、今回もどうかなーと思ったんですが、篠田さんが久々に見たくてチケット取ってもらいました。サポーターズクラブに入ってるRちゃんに。
どうせならハーフタイムシアター二つとも続けて観られたら良かったんですが、チケット取れなかったとのことで、篠田さんが出ているこの1本だけにしました。
シアターアプル、多分観に行くのこれが最後になるだろうなあ・・・
この作品、Rちゃんは以前見ていて、別に・・・という感じだったとのことで(汗)全然期待してなかったんですが・・・終盤になったら、あれー、なんか泣いてるよ私・・・
Rちゃんも、以前よりも良かったと言ってました。
おそらく脚本にも手が入っているのでしょうね。携帯電話は以前は出てきてなかったとRちゃんも言ってましたし。もちろんきっと演出も。
今回は大内さんと實川貴美子さんの熱演にやられました。最初、大内さんが未成年の役?はどうなんだろうと思ったんですが(汗)あの役は若いだけの人ではあそこまで心に届かなかったでしょうね。
實川さんも、ひとつ間違えばつっぱりまくっている未熟な少年はみていてイライラするだけになってしまうと思うんですが、ちゃんといたいけな繊細さを感じさせていて良かったなあと思いました。ある意味女性ならではかな。
自分自身との対話とか、他の人には見えない誰かとの対話とか、そういうのわりと好きなんで、良かったです。ケンジの「お兄ちゃん」との別れ、「ボク」と少年のままのケンジとの別れ、というあたりも。
他の登場人物も、軽快なギャグのテンポが良かったです。若い人たちがギャグが面白いので安心して観てられるのがいいですねー。坂口お母さんのツッコミとかも。
舞台装置が、1時間モノなのに結構凝っていてびっくりしました。本当に水が流れたり(蜷川幸雄か!(笑))砂が落ちてきたり。
海(の近く)に出た時に周囲の壁?が開くのも、空間の広がりを感じさせて上手いなあと思いました。
キャラメルって装置は背後にあってあくまでも書割のようなもの、という感じだったので、これはちょっとびっくりでした。
というわけで、予想外にちょっといい作品を見られてしまって、得したような気分でした。
コメント
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