なかなか書く暇がなくて今さらですが、「のだめカンタービレinヨーロッパ」関連DVDの感想などを。
4月にロケ地マップ、5月に本編DVDボックスが出ていたわけですが、まずはロケ地マップの感想から。
このロケ地マップ、新春スペシャル放映当日の夕方に「直前スペシャル」として放映されたものがベースですが、分量としては倍くらいあるのではないでしょうか。正直、テレビ放映されたものにちょっと付け加えられてるだけかな、と思っていたので、嬉しい驚きでした。むしろテレビでやってたのは撮っていたほんの一部だった、という感じですね。
タイトルどおり、欧州ロケの部分しか収録されていないのが残念ではありますが、お金取るだけのことはある、メイキングとしてはかなり充実した内容でした。
パッケージの裏にある、玉木宏さんのクランクアップらしき場面で上野樹里ちゃんと握手している写真の場面が出てこなかったのが残念というか釈然としませんが・・・あれなんだったんだろう。
本編を普通に見ても面白いのですが、何と言ってもコメンタリーが面白かったです。プロデューサーと監督と樹里ちゃんの3人なんですが、色々と裏話が聞けて面白かったなあ。今後見直す時にはもうコメンタリーでしか見ないかも(汗)
色々と面白い話も聞けました。こまかいとこは忘れちゃったけど。
のだめが食べてたエスカルゴが、撮影した三ツ星レストランで作ったものではなくて、ものすごく不味かったとか。(エスカルゴ一度だけ食べたことあるけど、美味しかったけどなあ・・・不味いカタツムリって最悪ですな)不味いので中身をエビに替えてもらったりとかしてたそうです。
個人的に一番ウケたのはサントラの話でした。のだめと千秋がモルダヴァ河が見えるカフェにいるシーンでスメタナの「モルダウ」が流れるんですが、「禁断のモルダヴァ河で『モルダウ』やっちゃいましたね」と話していたのがウケた~(笑)どうしようか迷ったそうですが、ここで流さずにどこで流す、ということで使ったそうです。
この話も面白かったけど、サントラの選曲だれがやってるんだろう・・・という謎が解けて嬉しかったりもしました。そう言えば韓国のドラマアワード(海外ドラマの)で受賞した時、サントラ部門?で監督の名前が挙がっていたので、もしかしたらと思ってたんですが、やはり監督が中心になって決めてたんですね。多分。(コメンタリーを聴いてるとプロデューサーの若松氏も絡んでそうでしたが)
あと、これは本編ナレーションでも言ってますが、ロードオブザリングの門が台湾領事館だったというのはびっくりでしたね。何でも使う予定だったところが道路の工事の関係で使えなくなってしまい、急遽ダメもとで頼んでみたところ、台湾ではのだめが大人気なため、喜んで貸してくれたんだそうです。(工事云々は確かコメンタリーで言ってた話です)
あ、カフェで千秋に話しかけたり、指揮コンクールの会場ではブラボー言ったりとめだっていたおじさん、どうやらプラハの現地スタッフのようですね。撮影現場などであっちこっちで映ってました。
そうそう、プラハ放送交響楽団のよく写ってたコンマス、ホルン、フルートの3人、実際にオケの人だったというのはもうわかっていたんですが、コンマスさんは本当は1st.Vnの2番目に座ってる人(コンマスの隣なのか2プルト目のことなのかよくわからなかったけど)だそうで、いい表情してるんでコンマス役をやってもらったんだそうです。これはコメンタリー情報。確かにいい味出してましたよね。ナイスなキャスティングだったと思います。
そうそう、DVDで言ってたことではないんですが、あのホルンさん(トーマシュ・セツキーさんというそうです)、チェコフィルの首席だったこともあるらしいです。(少なくともチェコフィルに在籍していたのは確かなもよう)わー、なんかすごい人なんだなあ。演技もいい感じだったし。ヴィエラ先生のマーツァルさんもそうですが、欧米人って結構素人でも演技イケるんですねえ。
などなど、色々と楽しかったです。
そうそう、付録?のロケ地マップ(本物の地図(笑))、パリとプラハのロケ地の場所が入っていて、実際にパリとかプラハに行く際にはかなり使えそうです。
というわけで楽しかったのですが、なんだかロケ地マップの話だけで思ったより長くなってしまったので、本編DVDの話はまた次回に・・・