ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

サムと私

2005年02月18日 | 指輪物語&トールキン
またしても特典映像観られていなくてネタがないので(汗)久々にキャラ語りをやって見たいと思います。誰も覚えてないと思いますが(笑)キャラ語り第三弾はサムです。
サムとの出会いは、原作の緑竜館・・・だったと思います(汗)
最初のうちは、とにかく瀬田訳のサムの喋り方にびっくりでして、「英語だとどうなってんの?」というのが気になって仕方なかったものでした。
でも、最初からサムは好きでしたね。エルフに会えると喜んで、「次いでどっと涙をあふれ出した」ところも好きでしたし。
「旅の仲間」で一番感動したのは、やはりバルス・ガレンのあたりでの活躍ですね。皆がフロドのことで話し合っている中、「お天道さまみたいに明らかなのによ。だがサム・ギャムジーがここで口を挟むことはなんねえ」とか「旦那様は迷ってなさるんではねえ。そうではねえだ!」とか、そしてフロドの考えを読んで舟のところまで行くところとか。サムのフロドへの深い理解と愛情にグッと来ましたね。
そして、舟を追いかけて「今行きますだよ、フロドの旦那!」ボッチャ~ン、「助けて!」のあたりでは、可笑しくなりながらもとても暖かい気持ちになったものでした。あの場面は本当にフロドの気持ちがよくわかります(笑)
「二つの塔」では、ゴクリの出現に不愉快な思いをしつつも、優しくてロープの結び目をきつくしなかったり、悪く言った後「言い過ぎたかな」と後悔したり、兎シチューをゴクリも食べないかと何度も声をかけたり・・・フロドへの愛情だけでなく、そういうサムの優しさもとても好きになりました。
指輪を棄てることよりもフロドを助けること(しかもその時点では死んでると思ってたのに!)を選んだサムも感動でしたね。
そして、「王の帰還」でモルドールを進みながら、予想もしなかったレベルで活躍して行くサムに本当にびっくりしました。
「フロドの旦那はおらが背負って行く」のあたりも感動しましたが、エアレンディルを見上げて心静かに眠りにつくサムにも感動しましたね。私の「指輪物語」初読時の感動の原点はサムだったなあと思います。
という訳で、映画化にあたって最も期待していたのはサムだったのですが・・・・・・(汗)
FotRはまだしも、その後の映画のサムが私の心に染まなかったのは、私が先にあげたサムに感動した場面を読めばおわかりいただけるかと・・・RotKのフロドを背負って行く場面、エアレンディルを見る場面以外は映画では出てきませんからね~(汗)まあ、今までさんざん書いて来たので今更言いますまい・・・(汗)
残念なことに、映画のサムの印象が強くなるにつれて、原作では一番好きだったはずのサムの自分内順位がどんどん下がって行ってしまいました(汗)まあ、映画を観たのと、何度か原作を読んだので、メリーが浮上して来たせいもあるのですが・・・
でも、しばらくはエオウィンやセオデン、ピピン、木の鬚あたりにまで抜かされていたサムなのですが(汗)映画騒ぎが落ち着いて来ると、やっぱりサムはいいなあ、という思いが強くなって来ました。やっぱりサムは「指輪物語」の大きな核を担うキャラクターですよね。フロドやガンダルフと共に・・・
まだSEEの特典映像も全部は見終わってないし、当分は東劇に通いますけど(笑)映画が本当に一段落したら、またじっくり原作に戻ってもう一度「私のサム」を取り戻したいなあと思っています。
というわけでキャラ語り第三弾でした。いつやるかわからない次回第四弾はエオウィンです。
コメント (3)
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