ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ヴァン・ヘルシング(超ネタバレ。未見の人は読まないでください(汗))

2004年09月17日 | 映画
昨日見てまいりました、ヴァン・ヘルシング。
今イチという評判は聞いていたのですが、本当に今イチでうーむ、でした(汗)
映像とか雰囲気はとっても良いのですが・・・特に最初のモノクロの場面はかなり良くて、ちょっと期待しちゃったくらいでした。でもCGはちょっとなあ、でした。LotRのCGってすごいなあと改めて実感。あとキャラもいい感じなんですけどね。コメディっぽいアクションも期待通りだったし。
何がいけないのかなあ、と思うに、話がとってもとりとめない感じになってたのがいけないのかなあと。エピソード詰め込みすぎ、というほどでもなかったと思うので、つなぎ方とか見せ方がよろしくないのかなあ・・・
特に、フランケンシュタインはもうちょっと上手く絡ませられなかったのかなあと。ちょっと期待しちゃってたかもしれません、フランシュタインに関しては(汗)
あと、クライマックスシーンの対決がCGなのもちょっとなあ・・・しかもあんまりいいCGと思えなかったし(汗)怪獣対決みたいでなんかうーん、でした。
それから、キャラはだいたい良かったんだけど、肝心のヴァン・ヘルシングが今ひとつキャラが立ってなかったかも。ヒュー・ジャックマン、X-MENの方がカッコイイと思えました(汗)ルックス的にはヘルシングの方がカッコ良さそうなんですが。
アナもなんだかあまり魅力を感じず・・・どこも悪くないんですが、何かが今ひとつ足りないという点ではヘルシングと一緒だったかも。んー、こう考えると、メイン二人のキャラの弱さも問題だったかな・・・
一緒に行った友達はヘルシングの謎がラストで明かされなかったことが不満だったようですが、私はそれは知っていたからか、どうでもいいような気がしました(汗)それにしても、記憶喪失でその謎を敵が握っていて、でも今ひとつ明らかにされなくて、というパターンがあまりにもX-MENとかぶるんですが・・・いいのかなあ(汗)
一番よろしくなかったのはラストかなあ。あの、空にアナの幻が出てくるのとかはぜひともやめて欲しかった(汗)フランケンシュタインが不自然に小さい筏に乗って取ってつけたように出てきたのもなんだか・・・(なんだかんだ言ってフランケンシュタイン好きだから文句言ってるのかも、私(汗))
ただ、アナの死に方はあっさりしてて良かったです。あれで最後に息があってうだうだやられていたらうんざりでしたでしょう(汗)ヴェルカンもそうだったけど、ゲスト?があっさりと死んで主人公たちだけが生き残るというのは潔くて結構好きかもしれません。
突っ込みどころも満載でしたが、なんかそういうところを気にする映画でもないような気がするんで(汗)いちいち書きませんけど。

とまあ文句を並べましたが、良かったところ。
まず、ドラキュラの花嫁たちがかなり気に入りました(笑)変身後は今ひとつですが、変身前はとても好きですねー。一番可愛いマリーシュカがあっさり死んじゃってショック! でしたが。でもアリーラも好き。最後の方出番たくさんで嬉しかったです(笑)自分たちの子供が命を得て喜んだり、死んでしまって嘆いたりするところも良かったし。
ドラキュラも結構良かったなーと。(の割には一言(汗))
そして、やはりディヴィッド・ウェナム演じるカールでしょうね~(笑)生き生きしてて良かったです。かわいかったー。
なんか、「普通の人頑張れ!」というあたり、観客が一番感情移入できるキャラだったのでは。
コミカルなところも良かったですが、ヘルシングに「いざとなったら自分を殺せ」と言われて「できないよ」と言うところの表情とか、さすがだなー、と思いました。あの映画で一番いい演技だったかも(笑)
全然肉体派でないけれど、頭脳派な感じなのも良かったし。ウェナムさんの演技も良かったですが、あのカールというキャラクター自体が結構好きだなあ、と思いました。
氷の壁をヘルシングとアナが抜けた後、二人がちょっとカールが来るのを待って、「来ねえな」って感じでさっさと先に行っちゃうのとか結構好きでした(笑)
残念なのは、台詞が多いので、彼のシーンは字幕に追われて意外と表情とかちゃんと見られなかったことでした。うーん、吹き替えでもう一度観る? そこまででもないしなあ。
あ、「アニメーテッド」は買ったんですが、日本語吹き替えでヘルシングをやってたのが山路和弘さんで、思わず日本語版も見てしまいました(笑)山路さんの声カッコイイよなあ。
でもカールの声はあんまりかわいくなくてうーむ、でした。ポルトガル語版のカールもちゃんとかわいい声だったのになあ・・・(しかしなぜポルトガル語版も入ってんでしょうね? どうせならスペイン語版が良かったなあ)

とまあそんな感じの感想なんですが、さてこの映画の自分内評価はどうなのかなーと分析してみると、ちょっと複雑です。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」が、一番近い感想&評価だった映画のように思うのですが、全体的な出来は「パイレーツ~」の方が上だと思いますが(汗)どっちが好きかと言われると、「ヴァン・ヘルシング」かなあと・・・
全体的な雰囲気とか映像とかが好きなのかもしれませんが、おそらくジョニデ&オーランド・ブルームよりもヒュー・ジャックマン&ディヴィッド・ウェナムの方が気に入ったということ、なのかな??? ヒュー・ジャックマンよりはジョニデの方が好きなんですが・・・ということはやはりウェナムさんかな、決め手は(笑)
もう一回見てみたい気はしますが、さて映画館に行くべきか、DVD買うべきか。微妙なところです。
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LotR音楽絡みの話

2004年09月17日 | 指輪物語&トールキン

今日の写真はボストンのMuseum of Sienceの駐車場からの入り口?にある看板です。車で来た人をお迎えする看板、なのかな?
これでこの夏の旅行のLotR関連写真はおしまい、なのですが、画像のアップロードの容量がかなりあるので、指輪サイトでupしてなかった未公開写真???もこれから少しupしてみようと思います。ので、もうしばらく本文と関係ない写真つき日記にお付き合いくださいませ。

ニュースとしてはかなり遅れてますが、ワーナーがMGMの買収に失敗したそうですね。新聞の一面にも出てましたが。
これでPJの「ホビット」映画化がまた一歩(どころでない?)後退したといったところでしょうか。
サントラファンとしてはもう少し気になることがあります。LotRサントラボックスセットの発売について、ハワード・ショアが「ワーナーで好感触を得ていたけれど、買収問題(?)のせいで話がストップしている」というようなことを発言していたのですが、それってこのMGM買収のことなんでしょーか。なんかあんまり関係なさそうな気もしますが・・・?
で、買収に失敗したこの場合、サントラボックスセットの運命は???(汗)騒動がひと段落しさえすれば話がまた進むのでしょうか。気になります。ぜひぜひ出て欲しいですから・・・

あと、TORnから拾ったニュースを二つほど。
アムステルダムでこんな素敵なコンサートが行われたそうです。
まず一幕ではバクシアニメのサントラ、キャスパー・レイフ氏のギターとオーケストラをバックにクリストファー・リーが歌う(というか朗読するというか)トールキン・アンサンブルのMalbeth the seer's wordsとTreebeard's Song(聴きたかった~(涙)クリストファー・リーの木の鬚は涙なしには聴けませんよ!!)、LotR SymphonyからTTTの第三楽章、第四楽章、再びトールキンアンサンブルから、ピーター・ホール氏も加わってElven hymn to Elbereth Gilthoniel、ピーターホール氏の歌う「サムのオークの塔の歌」(これ聴いたことないんですよね・・・聴きたいよ~!)、インストバージョンのMay it Be、最後にはLotR SymphonyのFotRから。(多分第二楽章かと)
二幕ではヨハン・デ・メイの交響曲第一番The Lord of the Ringsと共にバックにクリストファー・リーが朗読やナレーションをするという趣向だったようです。
いやー、指輪絡み音楽ファンには唾涎のコンサートだったようですね。行けるものなら22日、23日のロンドンのLotR Symphonyとセットで行ってみたかったものです・・・
真面目な話、トールキン・アンサンブル&クリストファー・リーのコンサートやらないでしょうかね。まあ、私が行ける時にやってくれないと悔しいだけなんですが・・・
いいなあ、クリストファー・リーの木の鬚が聴きたいよ~! まだ聴いたことのない方、AT DAWN IN RIVENDELLぜひ聴いて見てください! これは日本語訳が間抜けな国内版ですが・・・(汗)
んー、久しぶりにトールキン・アンサンブル聴きなおしてみようっと。

もう一つのTORnからのニュースは、ニュージーランドでYULIAという弱冠17歳の歌姫(LotR Symphonyに参加しているHayley Westenraもそうですね・・・)がその名もINTO THE WESTというアルバムを発売し、その中でINTO THE WESTをカバーもしているそうです。
このアルバム、残念ながらまだ日本では手に入らないようですが、こちらで試聴ができます。INTO THE WESTはフルトラック聴けます。
シセルのおかげで歌う人が違うのにはもう免疫?ができていて違和感ないですが、むしろアレンジが違うのに微妙な違和感を感じてしまうのですが(汗)でもやはりいい曲だなあと思います。カバーされるというのもまた嬉しいものですね、なんて。
ところでINTO THE WESTはカラオケに入ってるんでしょうかね。久しくカラオケ行かないので分からないのですが・・・。MAY IT BEは歌うの厳しかったので(汗)いっぺん歌ってみたいですねえ、INTO THE WEST。
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