ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

RotKサントラに感じる違和感?

2003年11月11日 | 旧指輪日記
昨日はRotKサントラを試聴して浮かれていましたが、ちょっと冷静になって今日また聴きなおしてみたら、やや違和感を覚えることに気がつきました。いままでの2作に比べて、全体的に明るいんですよね・・・
三部作の最後で、ようやく明るい希望が見えることを表しているのではないかとは思うのですが、LotRのサントラのどこが好きだったって、暗いところだった私としては、ちょっと違和感があったりして・・・(汗)
特に、灰色港のあたりの曲が予想外に明るかったので、ちょっと戸惑ってます(汗)まあ、最初の?30秒を聴いただけですので、何とも言えないのですけれど・・・。私にとっては灰色港はすごく悲しい場面なので、音楽も物悲しくてさびしいイメージが勝手にできあがってまして(汗)実はヨハン・デ・メイの交響曲第一番の最後の部分も、最初華々しい船出、みたいな感じになっていてちょっと違和感だったのでした。最後は静かにはなっていましたけれど、「悲しい」までにはなってなかったので、やや不満です。RotKのサントラもちょっとそんな感じがするかなあと思ったりして・・・。
ハワード・ショアのすごいなあと思ったところは、戦いの場面などで、悲しみを表すような静かな音楽を使っていたところでした。最近はFotRのアモン・ヘンのあたりの曲にハマってたりして(汗)戦いの場面なのに、悲しみが心に染みる曲を作るなんて、すごいなあと思ってます。TTTでも、映画が割とテンション高くなっているのを、ショアの悲しみを湛えた音楽が救ってくれてるなあなんて思ってました。
私にとって、「指輪物語」って常に悲しみが通奏低音として流れているんですよね。指輪が葬られた後でも。中つ国では決して癒されることがなかったフロド、そしてつかの間戻って来たけれど、使命を果たした後中つ国を去って行くガンダルフ・・・。今まで、ショアのサントラはその辺りの「悲しみ」をよく表していてくれると思っていたのですが、RotKでちょっと方向が変わってしまったかも、と思いました・・・
まあ、今の段階でRotKサントラを判断するのはいくらなんでも早すぎですよね(汗)実際にCDで全曲聴いたら、また全然違うこと言い出すかもしれません(笑)

コメント
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