ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

「モーツァルト!」帝劇公演

2002年12月12日 | ミュージカル・演劇
1ヶ月ぶりに「モーツァルト!」を観て来ました。帝劇公演としては初めてです。
まず感じたのは、「日生の時と全然違うー!」ということでした(汗)いやあ、全然良かったです、役者さんたちが。
井上芳雄くんは、バカっぷりに磨きがかかり(笑)コミカルなシーンも安心して見ていられるようになりましたし、心理的な葛藤があるシーンはさらに熱が入って、さらに深い演技になってました。市村正親さんとの間にも、何か2ヶ月前には感じなかった親密感というか、コミュニケーションを感じたように思います。
で、とにかくモーツァルト一家の3人が良かった! パパとお姉ちゃんと弟が(笑)前からそうだったんですが、磨きがかかっていた感じです。
久世星佳さんのまったりした歌声(汗)をバックに市村パパをじーっと観ていたら、なんだか泣けてしまいました・・・(汗)
ナンネルが出てくるシーンもだいたい泣けましたねえ・・・
そして、ラストでは思わずパパとナンネルばかり見てしまうのでした。だって、あの二人だけが感情をひきずったまま歌ってるから・・・(主役除く(汗))

この作品、最初に見た時はつまらなくてどうしようかと思ったのですが(汗)妹にCDを聞かせまくられて(笑)音楽がすごく良いということに気がついたせいか、それとも単に3回目でなれたせいか(汗)、今回はそんなに観ていてつまらないことはなかったです。
衣装が派手な色すぎて安っぽい感じもしていたのですが、今回席が後ろの方だったせいか、照明が上手くかぶって、とても綺麗な色に見えました。うーん、そうか、近くで見るもんじゃなかったのか・・・(汗)

さて、今回コンスタンツェ役が松たか子さんから西田ひかるさんになりました。松たか子さんがかなりハマっていたので、西田ひかるさんはキツイのではと思っていましたが、やはりかなり差を感じてしまいました。
ただ、松たか子さんは、演技が終始クールな感じでしたが、(どの役で見ても結構そうなんですけど・・・それが私としては物足りないんですが)西田ひかるさんは、一生懸命感情移入しようとしていたので、その辺がちょっと新鮮でした。
特に、モーツァルトと決別する場面、松たか子さんは「もう終わりね」という感じで、きっぱりと別れて行ったのですが、西田ひかるさんは、「本当はまだ愛しているのに」という感じになっていて、追いかけようとするモーツァルトの行動ともかみ合っていたように思いました。
あと一回観に行くのですが、それまでにどう変わっているかなあ。
コメント
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