函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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「日本で一番悪い奴ら」を鑑賞

2016年07月04日 05時21分04秒 | 治安
2002年に北海道警察で発覚した日本警察史上最大の不祥事と言われる・・・。
いわゆる「稲葉事件」を題材にした映画。
俳優綾野剛が主演、タイトルは「日本で一番悪い奴ら」。

北海道県警の刑事になった諸星要一(綾野剛)が・・・。
強い正義感を持ちながら、裏社会に足を踏み入れる。
そして取り返しのつかない悪事に手を染めて行くストーリー。

歌舞伎役者の中村獅童やお笑い芸人の木下隆行が、ドスの効いた暴力団幹部。
とりわけ綾野剛は、役を演じるために体重を約10kg落としたという。
そんなことで映画界では、今年度No1の大傑作かつ大問題作のよう。

そして綾野剛の凄みや実話であるということが、この話題を一層盛り上げる。
前評判も上々で6月25日から全国公開。
早速見て来たが、やはり内容が凄過ぎた・・・。

正義を標榜する日本の警察。
その陰で北海道警察の警部が、拳銃を不正入手、覚せい剤を密売等など。
唖然と言おうか、ビックリと言おうか、もう言葉が続かない・・・。

寝食を忘れて、覚せい剤事件捜査に走り回った団塊オヤジ。
俺たちの仕事は何だった?そんな思いに駆られた・・・。

税金を裏金として私腹を肥やした警察の上級幹部たち。
腐りきった馬鹿どもの集団が、稲葉事件という化け物を造ったのだろうなぁ~。
、とつくづく思った次第・・・。

映画では、覚せい剤取引のため道警が創作したOK商事は、モンキー商事となり・・・。
当時、稲葉の上司であったO・K氏。
OK商事は、この上司の頭文字を取ってつけたとか。

そしてO・K氏は、責任を問われずに夕張警察署長へご栄転。
映画では、諸星刑事が、夕張警察署へ左遷で飛ばされたストーリー。
と、いかにも皮肉っぽい流れ・・・。

フィクションとは言うが、ノンフィクションを地で行くような数々の景色。
組織責任は不問とし、稲葉個人の責任にした愚かな警察組織。
今でも不祥事の総合デパートとしての華やかさは、依然として衰えない。

隠ぺい体質を宿啊とした組織の代償としては、余りにも大き過ぎやしまいか。
とまれ、まだ、この映画を見ていない方は・・・。
是非ぜひ映画館へ急いで下さいナ・・・。

最後に稲葉事件に関与した道警OBや現職に一言。
同期生のK警視正、一緒に仕事をしたW警視、O警視等などetc・・・。
稲葉一人の個人責任にして、この忌まわしい出来事を墓場まで持って行くつもり?

それじゃ、あまりにも卑怯過ぎないか?!
おまけにキミたちの罠に嵌まった?ロシア人の再審請求。
こんな事件も続編として待ち構えているようですネ・・・ハイ。

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