染香人(せんこうにん)
「染香人のその身には 香気(こうけ)あるがごとくなり これをすなわちなづけてぞ 香光荘厳ともうすなり」
ワタクシの大好きな親鸞聖人の言葉です。
お寺の本堂に入るとお香のいい香りがします。今日お香を炊いたから香るのではありません。毎日の香りがお寺の中に沁みついているからこそ香る香りなのです。
「香は薫習する」と言います。自分の身体全体に沁み込み、いつしかその存在そのものを染め上げて、その人自身の香りにまでなるのです。
自分自身の香りを見つけることができる人間になりたいものです。
心地よい香りを漂わせることができる人間になりたいと思います。
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