弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「日本放送 きょうかい」の「か」が 「せ」に替えられぬが 望ましい

2006年10月23日 20時31分10秒 | 未分類
強制でない事が望ましい都々逸2

今日の毎日新聞朝刊で、NHKの命令放送に対する反対意見等が大きく取り上げられていた。

私もどうかと 思ってました 「愛は強制 できますか?」

2006年10月23日 20時27分10秒 | 未分類
強制でない事が望ましい都々逸1

先日、同期の女性弁護士がワンフレーズの質問を試みたのを見た。
しかし、相手に「質問が短すぎて意味が分からない」とかわされてしまった。
尋問技術は難しい。

普通は注意を 第一払う 「オヤ?」と思った 子の非行

2006年10月22日 22時23分27秒 | 未分類
「市原集団暴行事件」千葉地裁判決から
(東京新聞から抜粋)
「親の監督義務違反も認定」
千葉県市原市で2002年4月、出身中学校の先輩だった少年6人から集団暴行を受け死亡した男子高校生=当時(16)=の両親が、元少年とその両親ら計19人に総額約1億2500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、千葉地裁は19日、うち14人に計約1億800万円の支払いを命じた。判決理由で仲戸川隆人裁判長は「非行行為を繰り返す子どもの日ごろの動静を、継続的に観察すべきだった」として元少年6人の両親に監督義務違反があったと認定。

中部日本か 日本のハムか 半世紀ぶりの 日本一!

2006年10月21日 21時31分12秒 | 未分類
プロ野球日本シリーズ開幕記念都々逸
両チームとも「日本」の「日」が付く。これが本当の日本シリーズか。
第1戦:中日○4-2●日ハム

客の黒人 追い払うとは やはり度が過ぎ 色眼鏡

2006年10月21日 10時31分35秒 | 未分類
18日の「眼鏡店」逆転敗訴大阪高裁判決から。

(朝日新聞HPから抜粋)
「黒人男性への不快態度認める 眼鏡店経営者に賠償命令」
 大阪府内の眼鏡店で黒人であることを理由に入店を拒否されたのは人種差別にあたるとして、京都府精華町の米国人デザイナー、スティーブ・マクガワンさん(42)が同店経営者を相手に慰謝料など550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。田中壮太裁判長は「差別的意図は認められないが、原告を追い払う身ぶりをするなど理不尽な行為があった」と判断。マクガワンさんの請求を棄却した一審・大阪地裁判決を変更し、経営者に35万円の支払いを命じた。
 判決によると、マクガワンさんは04年9月、同店前で黒人の友人とショーウインドーの眼鏡を見ていた際、店外に出てきた経営者に「道路の向こうに行ってくれ」と何度も言われ、腕を振って追い払う身ぶりをされた。
 マクガワンさんが「経営者に『黒人、嫌い』と言われた」と主張した点について、田中裁判長は今年1月の一審判決と同様に「日本語を正確に聞き取れなかった可能性もある」などとして退けたが、マクガワンさんへの経営者の言動については「客になるかもしれない原告に対し、強い不快感を抱かせる不当なものだった」と認定した。



ごった返して ひっくり返る 「シモキタ」駅前 交差点

2006年10月21日 10時29分12秒 | 未分類
18日の「転倒老女」逆転敗訴東京高裁判決から。

(東京新聞19日朝刊から抜粋)
「歩行中接触し骨折」「91歳 逆転敗訴」「25歳過失ない」
 東京都世田谷区の交差点で2004年、当時91歳と25歳の女性が歩行中にぶつかり、転倒して骨折した91歳の女性が2000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、25歳の女性に約780万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。
 宮崎公男裁判長は「交差点は混雑し、店を探して立ち止まる人も多かった。2人はゆっくり歩行し、被告が立ち止まろうとしてぶつかった。注意義務違反の過失があったとは認められない」と判断した。
 判決によると、2人は04年8月、世田谷区の小田急・京王下北沢駅前近くの交差点で接触。原告はあおむけに倒れて股(こ)関節近くを骨折し、歩行障害が残った。

(因みに、同紙の隣の面には、偶然にも同じ日になった「シモキタ」再開発の採決のニュースが掲載されていた。)


広告だけ見て 買わない人も 毎日いるから 「しんちょう」に

2006年10月21日 10時28分02秒 | 未分類
18日の「週刊新潮」逆転敗訴東京高裁判決から。

(朝日新聞から抜粋)
 04年に起きた毎日新聞社社長の拉致監禁事件に関する「週刊新潮」の記事や広告で名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社と斎藤明・前社長が発行元の新潮社と編集者に損害賠償と謝罪広告などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、請求棄却の一審・東京地裁判決を一部変更し、広告に限って名誉棄損を認め、100万円の支払いを命じた。記事については「公益目的が認められる」などとして請求を棄却した。
 小林克巳裁判長は「広告を見るだけで記事を読まない人もいる。誤解を残す人もあり、社長の社会的評価が低下する状態が続く」と指摘した

「一粒五倍」の 立証が無の キシリトールじゃ 通らない

2006年10月20日 20時22分02秒 | 未分類
18日の「キシリトールガム比較広告」江崎グリコ逆転敗訴知財高裁判決から。

(19日の東京新聞朝刊から)
「ガム比較広告でロッテ逆転勝訴」「グリコに差し止め命令 知財高裁」
 ロッテ(東京)の販売する虫歯になりにくい機能性ガムより、自社の同種製品の方が「約5倍の再石灰化効果がある」とした江崎グリコ(大阪)の広告の差し止めをロッテ側が求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は18日、請求を棄却した1審判決を変更し、グリコに対して広告の差し止めを命じた。
 問題となったのはグリコが販売するガム「ポスカム」が、ロッテの甘味料キシリトールを使用したガム「キシリトール+2」と比較して約5倍の再石灰化効果があるとした広告。
 塚原朋一裁判長は、グリコに再現実験をするよう求めたのにグリコが応じなかったとして、「裁判で必要な立証を自ら放棄したことと同じ」と認定。(以下略)


未来に光を 読み取り対価? 海外特許の 技術者も

2006年10月20日 20時20分36秒 | 未分類
17日の「日立元研究員特許訴訟」最高裁判決から。

(一面トップで報じた東京新聞18日朝刊から)
「海外特許にも発明対価」
 CDやDVDなどの光ディスクの読み取り装置に関する特許をめぐり、大手電機メーカー「日立製作所」(東京)の元研究員米沢成二さん(67)が会社に発明報酬の一部約二億八千四百万円の支払いを求めた訴訟の上告審判決が十七日、最高裁第三小法廷であった。那須弘平裁判長は「海外特許で得た利益についても発明の対価を請求できる」との初判断を示し、日立に約一億六千三百万円の支払いを命じた二審判決を支持、日立側の上告を退けた。 


判決未済が 溜まって来たか? 判決翻訳 都々逸も

2006年10月19日 19時20分59秒 | 未分類
このところ色々と忙しく、半年間以上も毎日続けて来たブログの更新を昨日はつい忘れてしまいました。
夏休み明けに結審した事件の判決期日が次々に迫って来る時期です。
そして、社会の注目を浴びる判決も次々に出ています。少し遅れがちですが、都々逸にさせていただきますので、今後ともよろしくお願いします。

オーケストラの 指揮者はできぬ 判事がするのは 訴訟指揮

2006年10月17日 22時09分38秒 | 未分類
指揮もいろいろ都々逸。
この日は、東京地裁の民事研究会で、作曲家の池辺晋一郎さんの講演があった。
前日に大阪高裁長官に栄転された金築前所長の高校時代の同級生という縁だそうだ。
池辺さんには懇親会・2次会まで付き合っていただき、前所長も交え、楽しく語らった。
音楽好きの裁判官とは最近の指揮者たちの評判論議にも花を咲かせた。
野球の監督とオーケストラの指揮は是非一度やってみたい仕事だと一般によく言われる。
しかし、裁判の行方を左右する訴訟指揮も、やってみるとなかなか面白い。

不法滞在 5年の審理 法廷滞在 20分

2006年10月17日 20時15分16秒 | 未分類
東京地裁「即決裁判」第1号都々逸

人心一新 裁判所にも また新しい 朝が来た

2006年10月16日 08時37分04秒 | 未分類
今日は、日本の裁判所にとって新しい一歩を刻む記念すべき日となりました。
島田最高裁長官、涌井最高裁判事、金築大阪高裁長官、白木東京地裁所長、そして新任判事補たちの任命が重なったのです。
国民の信頼を得られる素晴らしい裁判所を共に築きたいものです。


民事訴訟の 抗告期間 「即時」7日で 「許可」5日

2006年10月15日 01時41分43秒 | 未分類
民事訴訟法の抗告期間にはご注意を。
9月29日の東京高裁決定に対する最高裁への許可抗告申立ての期限は10月10日でした。
さて、問題です。
許可抗告申立期間は何日でしょう。
正解は5日です(民事訴訟法337条6項が特別抗告に関する同法336条2項を準用)。
今回のケースは、決定が品川区には9月29日(金)当日中に告知されず、週明けの10月2日(月)になったため、上記5日間の最終日が同月7日(土)に当たり、8日(日)、9日(祝)の次の10日(火)が期限になったものと思われます。
ちなみに、即時抗告期間は1週間です(同法332条)。
控訴や上告と同じく2週間だと信じ込んでいて間違う当事者・代理人を何度も見ました。
要注意。

「中日優勝」 スポーツ紙にも 向井・高田の 記者会見

2006年10月15日 01時12分30秒 | 未分類
10日の中日優勝を報じた翌日のスポーツ紙6紙を買い揃えて読んでいて、社会面に驚いた。
共通して、許可抗告申立てを受けた夫妻の記者会見を大きく取り上げていた。考えてみれば、夫が格闘家で妻が芸能人だから、スポーツ紙でも大きな話題になるのだろう。
それにしても「許可抗告」がこれほど注目を集めたのは、一昨年8月の銀行合併交渉差止事件以来ではないだろうか。
また、裁判がスポーツ紙でこれほど注目されるのは、同年9月の球団合併事件以来では。
その両方に関与した事を思い出した。