きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

民主党の応援はもう止めたい!

2010-10-27 10:27:15 | Weblog
民主党の応援はもう止めたい!       (010.10.27.)

企業年金の禁止を唯一の真情としていた、民主党が、何故この様な変節を口にする様になったのか、全くの驚きで、「もはや改革の出来ない価値のない政党に成り下がった」のである。

最も“かたぶつ”と言われていた岡田幹事長までが、企業献金を受け入れる事に傾いた事は、民主党にとって180度の心変わりとしか考えられない。これも小沢氏及びその一派による、「政治と金」の妄信団体に押されての事なのか、理解に苦しむところである。

民主党には「総裁」と言う最高の指導者がいない為かも知れない。菅総理は、総理として内閣の最高指導者だが、党運営に付いては、岡田幹事長に任せっぱなしで、小沢氏の処分にしても、今回の企業献金にしても、ハッキリとした、リーダーシップを発揮していない。

そして党の運営は、民主主義的な話し合いが優先されるから、其れが、「企業献金を貰う」とか、「小沢氏を庇う」とかの意見が出れば、党の基本姿勢から外れても、変わってしまうという事なのであるも。
鳩山総理の時から、民主党の採ってきた政策がころころ変わるのもその為である。

菅総理は、民主党の「クリーンさ」を強調して、「企業献金は禁止する」と施政方針演説の中で、聴いた言葉である。それが変わると言う事は、「政策」に付いての最高決議機関が、幹事長会議で決まるとなれば、陰で、党の運営に影響力のある、小沢派の力が幅を利かしている事を示している。(特に“輿石東氏”の意見)

其処へ以ってきて、「やめた!」と言っていた鳩山前首相が再び復帰して、発言するとなれば、いよいよ以って、民主党は、鳩山氏の言う「トロイカ体制」に持ってゆこうとする傾向が強く小沢派の体制作りそのものであり、この実態を見て私は、もはや改革の出来ない民主党は応援する価値のない政党だと言う結論にたどり着いたのである。

菅総理が、党の代表として、ズバズバと決断し事を運べば良いと言うのは、「総裁」のいない民主党では通用しない事のようである。
官公労や、日教組等々、資金の裏付けになっている団体からの意見が優先される所に、最後は突き当たる結果が、民主党を常にぐらつかせる原因になっているのである。

今朝の新聞でも「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)への参加に菅総理は意欲的な所信演説をしたのに、同じ与党内で、此れに抵抗する勢力が居る、それは紛れもいない小沢派の抵抗である。

菅内閣は、仙谷由人官房長官の強い後押しもあって、TPPへの参加は「明治維新」「第二次世界大戦」に続く「第三の開国」であると位置づけ、菅首相も、「よくも悪くも黒船が来た」と「開国論」をぶっている。此れに反対する小沢派の勢力。
いよいよ民主党も今後に向けての、正念場にさしかかったようである。
(えびなたろう)