習近平氏が後継の主席に (010.10.19.)
中国共産党17期中央委員会第5回総会で、ポスト胡錦濤の人事が兼ねてから言われていた習近平氏に事実上内定した。
習近平氏は、「太子党」と呼ばれる保守長老の系列の人で、習仲勲副首相を父親に持つ政界のエリートである。
しかし、文化大革命(1960~70)期には、父親は失脚し一家は離散、彼自身は陝西省の地方農村送りとなり過酷な農民生活を7年間経験している。そして22歳で北京に戻り精華大学に入り卒業後、党の中央軍事委弁庁に配置されている。
従って、単なるボンボンではない、彼は7年の経験から「権力や名声は、花のように移ろいやすい。世間とは薄情なもの、政治とは残酷なものである」と語っている。
従って、復権後、自ら進んで、25年間地方周りを経験し、その間に、実務重視の姿勢を貫き、汚職役人は容赦なく解任してきたという。
彼が、此処まで、出世を果たしてきた原因は、「太子党」出身とは言え、“冷や飯”を食わされてきた人生経験が大きな影響を与えている。
今回の大会で、胡錦濤・温家宝政権も、変わり行く中国の国内事情を、今後は世界の中の中国の存在として、「政権最後の大仕事だ!」と位置付けている。
習近平氏も、現政権の中で、北京オリンピックを担当した経験もあり、日本にも来て、陛下にもお会いした経験もあり。胡政権の後継を立派に果たされる、要素を備えた、唯一の人では無いかと期待したいと思います。
(えびなたろう)
中国共産党17期中央委員会第5回総会で、ポスト胡錦濤の人事が兼ねてから言われていた習近平氏に事実上内定した。
習近平氏は、「太子党」と呼ばれる保守長老の系列の人で、習仲勲副首相を父親に持つ政界のエリートである。
しかし、文化大革命(1960~70)期には、父親は失脚し一家は離散、彼自身は陝西省の地方農村送りとなり過酷な農民生活を7年間経験している。そして22歳で北京に戻り精華大学に入り卒業後、党の中央軍事委弁庁に配置されている。
従って、単なるボンボンではない、彼は7年の経験から「権力や名声は、花のように移ろいやすい。世間とは薄情なもの、政治とは残酷なものである」と語っている。
従って、復権後、自ら進んで、25年間地方周りを経験し、その間に、実務重視の姿勢を貫き、汚職役人は容赦なく解任してきたという。
彼が、此処まで、出世を果たしてきた原因は、「太子党」出身とは言え、“冷や飯”を食わされてきた人生経験が大きな影響を与えている。
今回の大会で、胡錦濤・温家宝政権も、変わり行く中国の国内事情を、今後は世界の中の中国の存在として、「政権最後の大仕事だ!」と位置付けている。
習近平氏も、現政権の中で、北京オリンピックを担当した経験もあり、日本にも来て、陛下にもお会いした経験もあり。胡政権の後継を立派に果たされる、要素を備えた、唯一の人では無いかと期待したいと思います。
(えびなたろう)