きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国に言論の自由を!

2010-10-13 10:16:07 | Weblog
中国に言論の自由を!       (010.10.13.)

ノーベル平和賞が中国の劉暁波氏に決まった事は、全世界に報道されると同時に全世界が懸念している、中国が国際社会でのルールーを尊重出来うる国に成長する事が出来るかどうかだ。

しかし、ノーベル賞の受賞が劉氏に決まった途端に、テレビ報道が切られ、国内報道を統制し、政府の報道官からは、ノーベル委員会を非難する声明を出すなど、どう見ても世界の常識に対抗する姿勢に、他の国々からは懸念を持って注目されている。

その様な中で、中国共産党の元幹部ら23人が12日、言論・出版の自由を求める公開書簡をインターネット上に発表したと言うことである。

公開書簡は「憲法35条を実行し、検閲を廃止し、言論・出版の自由の約束を果たせ」と言うもので、全国人民代表大会(全人代)に提出された。発起人23人の中には故・毛沢東主席秘書の李鋭氏や、人民日報元社長の胡績偉氏らの重鎮が名を連ねている。

書簡の内容は、「1982年施行の中国憲法35条は言論、出版、集会、結社、デモの自由を保障しているが、この条文は28年にわたって約束が果たされず、党の『実行』細則で否定されてきた」と批判している。
劉氏も「中国には憲法があっても憲政が無い」と同じ様な批判をしている。

ノーベル賞の授賞式を12月に控えて、中国政府はどの様に対応するか、現在では劉氏の出席は無論、妻の劉霞さんも、其の代理人も出席を許可していない。

中国の最近の姿勢は、自国本位の横暴なもので、国際的にも懸念が示されている。中国政府も其れを感知してか多少軟化しているが、この程度では先が思いやられる状態だ。

此れからの世界は、武力だけを誇示する時代は終わり、経済的にも、協調の姿勢が無ければ、国の安定成長は見込まれません。

先進国の仲間入りをした中国だけに、世界の目は今中国に集中している。
(えびなたろう)