きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

信頼感のない麻生演説

2009-01-29 11:28:52 | Weblog
信頼感のない麻生演説      (009.01.29.)

何と言いても、支持率20%以下の麻生総理が施政方針演説をしても空虚な感じで国民の胸に感動を与えるものは何も無い。

定額給付金にしても国民の7割が反対しているものを、一人当たり1万2千円を支給すると、胸を張って強調している姿は独善的で自己中心的な考を、ただ押し付けているだけである。

1万2千円をくれると言うから貰う事には反対する人は居ないかもしれないが、財源に乏しい国の予算の中で、2兆円と言う大金を国民のために使ってくれるなら、もっと「有効な手立てがあるでしょう」と国民は言っているので、その意見を真摯に受け止める度量の無さが麻生総理の一国のリーダーとして任せることの出来ない不信感に繋がっているのである。

今回は、昨年9月の演説のときの様な民主党に対する敵愾心丸出しの挑戦的なところは無く、大人しかったが、それだけに迫力も無く具体性にも乏しいから空虚に聞こえる演説である。

衆参の「ねじれ国会」を抱え、歴史的な国難を乗り切らねばならない時、リーダーシップを発揮しなければならない総理としては、党利党略を乗り越えた国の有り方の基本を確りと国民の前に示す事が何を於いても大切で、その面からも、信任を得ていない首相、総選挙から逃げ回っている首相では、何を述べても国民の感動を得ることは出来ないでしょう。

そこが、オバマと違うところで、オバマ大統領でも本当に何処まで出来るか解らないが、国民はオバマの今後に希望と、明るさと、期待を、込めて迎えている。

日本は、「漢字も読めない」「失言だらけで」「ころころ言う事が変わる」「信任を得ていない」「選挙は嫌だと逃げ回る」お先真っ暗な総理に、「早く辞めてくれ!」と叫んでいるばかりである。

だから、我が国は、いまや国内的にも、国外的にも、山積している諸問題が何も処理出来ずにホッタラカシになっている。 大変困った事である。
(えびなたろう)