きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自由と民主、両党の大会

2009-01-19 15:19:43 | Weblog
自由と民主、両党の大会      (009.01.19.)

自由と民主、両党が、都内のホテルで同じ18日に、それぞれ大会を行なった。

自民党は前回同様「立党依頼の最大の危機」と称しその上で麻生総理は「国際的な経済危機に対応を示せるのは、数ある政党のなかで自民党しかありえない」と強気の姿勢を強調した。また、細田幹事長は、民主党の言う「政権交代は幻想にすぎない」と強い対決姿勢をしめした。

自民党は今まで政権政党を続けてきた実績だけが、唯一野党より優位であると吹聴して来た、しかし信任を得ない総理が三代続きその結果、支持率の低下が野党に追い迫られている状況に対して、何らかの反省又は対策が論議されるのかと期待したが何もなかった。

民主党の方は、小沢代表による「衆議院選に勝利し、『国民生活が第一』の理念に基づき、国民の新しい生活を築く」と政権交代への意欲を強調した。
そして、麻生内閣を「国民の命と暮らしを守る使命を忘れた政権は、一国も早く消え去るのみだ」と切り捨てた。

大会後の記者会見では、衆議院の日程が固まった段階で、党の政権構想や政権移行スケジュール等を発表する考えを明らかにした。

国家運営に責任のある二大政党(自民と民主)の大会において、国家の向うべき方向とビジョンが明らかにされない大会の内容には、若干物足りなさを感じざるを得ない。

アメリカでは明日オバマ新政権が誕生する。オバマ政権の取る世界政策は今迄と違った大きな転換が計られる。それに対する我が国の日米同盟の今後は何も決まっていない。

我が国政治の欠陥は官僚の質の低下と無作為で、政治家は官僚に侵害され国益よりも省益をと言う「官僚主導の政治」に侵されている。
国家の急務は、何を置いても一番公務員改革が求められるところである。

従って、国民の生活に直結した部分で、一向に改革改善が進まず、年金・医療・介護・雇用等々政府はやるべきことを、何もやっていない、公務員改革も退歩の方向に逆回転している。この状態を踏襲する道は、崩壊に繋がっています。

麻生さん、我が国の窮状を救うのは「数ある政党の中で自民党以外の政党しかありえないのではないでしょうか」。と言い換えるのが妥当ではないでしょうか。

何もしないで、消費税アップとは、全く国民を愚弄するものである。
(えびなたろう)