きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

麻生支持率低下の一途

2009-01-26 12:04:24 | Weblog
麻生支持率低下の一途      (009.01.26.)

毎日新聞の内閣不支持率は前回調査より7ポイント増加して遂に65%になった。支持率は2ポイント下落の19%である、1945年以降ワースト2位と言う事です。

不支持の理由は「首相の指導力に期待が持てないから」と言うのが最も多く前回同様、世論が首相を信頼していない事がはっきりと表明されている。

先日ジェラルド・カーチス氏も対談の中で麻生総理の支持率低下は、「国民が評価しないといっている事を実行するから、低下するのは当たり前でしょう」と言っている。
確かに政治は国民のための物であるから、その反対をやれば低下するのは当たり前である。では、どうして当たり前の事をあえてやろうとするのでしょうか。

実はその事が、非常に問題のところなのです。

政治は国民の為にあるものですが、麻生総理の政治は、国民のための政治ではないからなのです。麻生氏の政治は、戦後60年間、政権与党の中にあって、その間に得た、政権与党の利権に中にどっぷり漬かってしまい、いまや政権与党の利権団体のために政治をやっているのであって、従って国民との間に大きな違いが生まれて来ているのである。

自民党の中の人が入れ替わり立ち代り総理が交代しても良くならないのは、自民党と言う政党そのものが政権与党の利権団体で、その利権のネットワークが60年の間に官僚と一緒に成り、一部地方自治体をも含んで、出来上がった「大きな癌細胞」で此れが国の体質を悪くし、健康を損なわしている原因になっているのである。

その証拠に「道路特定財源の一般財源化」は骨抜きにされてしまった。「天下りや渡り」による税金の無駄使いや、談合や不正入札を許す体質に逆戻りしてしまった。「後期高齢者医療制度」と言うサービスの低下と高負担を求める高齢者を切り離し、別制度にしてしまった。

「派遣労働者制度」と言う企業の利益のみに配慮した制度を作った。厚生年金保険制度も、保険料の徴収・記録・支払い、夫々の管理の「でたらめ」や「改ざん」費用の「流用」「無駄使い」「職員の横領」等々、その責任も誰も負わない。

全省庁に亘って、洗い出したら数え切れないないほどの不祥事だらけ、これは60年間、一党独裁の政権与党を許してきた国民と、ノーチェック体制の中で許して来た怠惰の集積であって、まだまだ、「裏金」「隠し金」「埋蔵金」がどの位あるかは、政権交代しないとどれだけ出て来るかは正確なところは解らないのが実体である。

昨日横浜のホテルで、江田憲司氏の「新春のつどい」があり出席したが、「官僚国家をかえる!」と言うシンポジュームがあった。
脱官僚の「江田憲司」「高橋洋一」「上山信一」と「渡辺よしみ」(元行政担当大臣)
による「国民運動」がいよいよ発信する事になる。大いに期待して止まない。
(えびなたろう)