きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

柏崎原発の教訓

2007-07-29 12:53:55 | Weblog
柏崎原発の教訓     (007.07.29)

中越沖地震でその後次々に新しい情報が発表され、東京電力の対応の遅れや情報の隠蔽の体質が、地域住民の不信不満を募らせている。

無論安全性には100%と言う事は無いが、事故がおきて後の対策は、その後に役立てる事が出来るが、事前の対策と言う事は、事故が起こりうる可能性を事前に予測して、対応する事であるから、トラブルの可能性を何処まで予測していたかの問題である。

無論、安全率も十分に見た設計で建設が行われたものと思うのだが、言い訳を聞いていると、地震の強大さを強調しながら、「想定外でした」「予想していなかった」等々の言葉が返ってきて不可抗力に結び付けた言い訳に終始している。

其の上、当初「放射能水の漏れはない」と発表されていたものが海にまで流出していた事がわかり、国際問題にまで、発展している。

この一連を見ると、東電はじめ当局の安全に対する甘さがハッキリしてきた。施設内防火対策にしても、あの程度の火災は、内部職員による迅速な消火活動が出来ていなければならず。普段の訓練が成されていなかった事で、重大な問題として、受け止めなければならない、性格の事件である。

この所のニュースは、政・官・業ともやる気を失っているのか、「想定外でした」の言い訳が象徴する当事者の無作為が多く、其の上情報の隠蔽や偽装、これも国の政治が悪いのかもしれない。 

     それにしても「可愛そうな国民!!」、良く我慢しているよ。

今日は投票日、「投票」は国民に与えられた、唯一の意思表示の行為です、誰にも遠慮する事も、気兼ねする事もいらない自分の意思を一票に表明しましょう。

                (えびなたろう)