日雇い派遣での不透明な天引きは不当だ。

日雇い派遣での不透明な天引きは不当だ。　　　(007.07.09.)

　日雇い派遣労働者の日当から、不透明な費用が天引きされていた問題で労働組合側が「法的根拠の無い不当な徴収だ」として全額返還を求める訴訟を起こす、と言う問題がおきている。

例の介護保険で、不正請求をした、グッドウイル・グループの子会社で日雇い派遣大手のグッドウイルが給料から派遣1回あたり保険料などの名目で200円を天引きしていた。しかも実際は保険は存在してなく、何のために徴収していたか不明な費用で、働く労働者はただ、訳も解らず天引きされていた様である。其れがある作業員の作業中の負傷から保険の請求をしたところ、保険が存在しないことが判明し問題化したのである。

会社側はこの問題で、一応返済を表明したが、時効を持ち出して、過去２年分に限って返還すると発表した。労組側は当然全額返還を求め会社は拒否すると言う問題になっていると言うことです。

この様な問題は、昔の労使間でよくトラブッタ労働者賃金のピンはね問題で、この様な不正は、現在の労使間では存在しないと思っていたが、最近はまた悪質になって来たのかも知れない。

　この所の企業のリストラで、正社員を採用せず、パート労働者や、日雇い派遣労働者を雇う所が多くなって来ている。所謂、生産予備軍と言われる労働者で、このグループの労働条件は、使用者側の言いなりで不当に扱われる事が多く、また、表面に現れる事も無く、隠蔽される事が多いので、厚生労働省も今まで以上に監視の目を光らせ、また労働者側からの相談窓口の開設も必要と思います。
「労働問題相談窓口１１０番」を開設する事を提案します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（えびなたろう）