きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

与野党、党首の第一声!

2007-07-13 13:03:03 | Weblog
与野党、党首の第一声!      (007.07.13.)

昨日は各所で立候補者の選挙戦に向けての出陣式が行はれ、各党党首も夫々の拠点に向って、第一声を挙げた。

自民党の安倍総理は「改革を加速させ、経済を成長させ皆さんの生活を豊かにしていく」
が第一声の言葉でした。
民主党の小沢代表は「野放しの自由(競争)を認めたら弱肉強食になり、社会は成り立たない」でした。
この二人の党首の発言は非常に対照的で、国民は、今の日本の現状を良く噛み締め、未来の日本に何を期待するのかを良く考える必要があると思う。

私は、社会の制度には二つの種類があると思う、一つは「自由主義経済社会」、他の一つは「社会主義・共生社会」である。
前者は、弱肉強食の競争社会で、お互いが切磋琢磨する競争が、品質の向上と生産の拡大を自然の流れの中で、達成される社会で、日本の経済発展もこの制度の中で勤勉に働いてきた為であると思う。

しかし、一国にはこの制度だけでは、国民の安住は無く、高齢者や障害者の増加と共に、弱者の救済政策も確立した、社会制度が必要である。(私の一国二制度説)

今日本に世界から、遅れを取っている、介護制度も後者に属する、弱者を救済する制度で、この制度のなかで、コムスンの折口社長は、競争原理を持ち込んで企業利益の追求を行い、ヘルパーさん達にノルマを架したり給与の天引きをしたりして、遂には虚偽申告までしたから、業務停止処分を受けるのは当たり前の事である。

年金保険制度も国民が安心して老後を暮らす制度として、弱者救済の後者の社会制度のなかに属するもので、どの様に上手く運営するかが今後問われる所なのです。

この制度の目的は、老後になっても最低生活を保障する制度でなければならないと思います。そして、保障の格差も出来るだけ幅を付けないで、全国民が安心して老後を送れる事が理想だと思います。

従って今ある、厚生年金・共済年金・国民年金の3形態も公務員と一般国民との格差のある年金制度ではなく、早急に一括した年金制度にする事を考えなくてはならない事で、この点、安倍総理は全く理解していない様に思われ、国民感覚とは相当離れているのではないでしょうか。
                      (えびなたろう)