きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

明日の投票日を前にして

2007-07-28 12:18:22 | Weblog
明日の投票日を前にして     (007.07.28)

激しい選挙戦も今日、一日を持って終わり、明日は国民の審判が下される投票日である。

公示日から、約三週間今回の選挙ほど、いろんな行政上の不手際が論議の的になったことは自民党にとっては、ある意味災難であった、かも知れないが、しかし、日本の国政のあり方が、根本的に論議され、根本的な改革が、問われる段階に来ていることを示していると言う事ではないでしょうか。

そして、病的な日本の国政を、どう改革させるべきか、と言う重要な問題を、自民党と公明党の与党サイドで、一方的に改革案を通し法案化し強制的に成立させた事を、安倍さんは胸を張って改革の実績を上げたのだと言うし、野党はザル法だと反対する。
そこへ、赤城農水相の不手際が、まさにザル法を証明する形となり、与党の立場は益々窮地に追い込まれた形だ。

そして、今度は、与野党両方が、半分感情的に成っているのかと思わせるような悪口の言い合い、お互いが、相手の党を批判し、「間違っている」とか「ごまかしだ」とか「そんな事を言うのなら、そちらは、こんな事があるではないか」とか、子供の喧嘩みたいなことを、TVや新聞等メディアを動因し、多額のお金を使って宣伝合戦をやっている。

この様な状態は、まさに日本の政界が、末期的症状である事を物語っている。
核心に触れた、論議も出来ない、従って改革も出来ない。
政・官・業の腐敗、特に官僚組織の陳腐化、堕落、無作為、其れを改革出来ない政の堕落。
政権の交代が叫ばれるのも無理も無い事ではあるが、其の前に喧嘩をやめて、話し合える状態の政府を作ることが、大前提である。
そのためには、与野党入り乱れた、ガラガラポンが必要ではないでしょうか。
明日の選挙は、その第一段階になる予兆が見えてきている。

                   (えびなたろう)