NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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「天地明察」

2012年09月29日 | 邦画

~星が動く。時代が動く~

2012年  日本映画    (2012.09.15公開)
配給:角川映画/松竹      上映時間:141分
監督:滝田洋二郎  
原作:沖方丁
脚本:加藤正人/滝田洋二郎
音楽:久石譲
ナレーション:真田広之
出演:岡田准一/宮崎あおい/佐藤隆太/市川猿之助/笹野高史/岸部一徳
    渡辺大/白井晃/横山裕/市川染五郎/中井貴一/松本幸四郎

<見どころ>
『おくりびと』で第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督が、冲方丁原作の
時代小説を映画化した娯楽大作。江戸時代前期、800年もの間国内で使用されてきた中国の暦の
ズレを正し、日本独自の暦作りに専念した実在の人物安井算哲の半生を描く。
算術と星に熱中する主人公を『SP』シリーズの岡田准一が演じ、その妻役を宮崎あおいが務める。
大志を胸に抱き、何度も失敗を重ねながらもあきらめない男の心意気に感服する。


<ストーリー>
太平の世が続く江戸時代、算哲(岡田准一)は碁打ちとして徳川家に仕えていたが、算術にも
たけていた。もともと星を眺めるのが何よりも好きだった彼は、ある日会津藩主の保科正之
(松本幸四郎)の命を受け、北極出地の旅に出ることになる。
算哲らの一行は全国各地をくまなく回り、北極星の高度を測り、その土地の緯度を計測するという
作業を続け……。

<感想>
原作=未読

日本初、独自の暦を作った、安井算哲(後の渋川春海)の人生を描いた物語。
 
昔から天文学分野は興味があったので、このお話は、けっこう興味深く観ることが出来ました。

和算家の関孝和は知ってましたが、算哲とこういう関わりがあったんですね~。
 
本因坊道策と碁を通じて交流あったのは知りませんでした。 アニメ「ヒカルの碁」で本因坊の名を
よく耳にしましたが、なるほど、この方だったんだ~。
で、道策を演じたのは横山裕くんだったけど、うーん高名なお坊様に見えなかった・・・。
師匠格のお坊様に尾藤イサオさんが演じてたけど、申し訳ないがこちらも高僧に見えなかったわ。


とにかく安心してみていられる作品でした。脇役がガッチリした演技をしてくれていたので
岡田君の演技も、なんだか安心して観られた感あり。

そして何といっても一番のポイントは、宮崎あおいちゃんの良妻ぶりでしょうか。
「神様のカルテ」「ツレがうつになりまして」も、ステキな奥様を演じてましたよね。
思うに、宮崎あおいちゃんは男性が「こういう奥さんがいい!」と思わせてくれる女性なんでしょうね。

私は女性ですが、今作品でそれを実感しました。 私も男だったら、こういう人奥さんに欲しいかも。
「早く、この帯を解いて下さい」
こんなセリフ言われちゃあ~男性たまんないでしょう。

原作既読の方はいろいろ不満もあるみたいですが、読んでいないので楽しめました。
ただ、ちょっと端折った感は否めなかったですね。
本編でも、けっこう長い年月かけたお話なのに、その割にはみなさん老けない。

あと、最後抱き合うっていうのがちょっと興ざめしちゃったな~。
なぜ?いつの間に?出女って厳しいはずなのに、いいのか?なーんて。
とまぁ、ツッコミはありますが、演技がしっかりしてるので、安心して見られます・・・・だけど
全体的には、「可もなく不可もなく」って感じで、今一歩物足りなかったというのは否めないとこです。

点数:7点 (10点満点)


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6 コメント

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さっき観ました (くりるな)
2012-09-29 19:32:49
風邪とぎっくり腰で動きが取れなかった9月後半。
先程やっと観て来れました。

が、「1クール3カ月のドラマでやってくれたら良かったのに」と思いました。
時間の関係であまりに人間関係やらそれぞれの思惑が
省略されていたため、いまいち話にのめりこめませんでした。

宮崎あおいちゃんの名演技や、
カメラワーク、音楽で救われた感があります。
この映画を1800円で観てしまったのが
悔しいです。
返信する
くりるなさんへ (NAO)
2012-09-30 16:41:57
腰の具合はいかがですか?

私の周りでも腰の具合を悪くして、寝込んだりしている方がいらっしゃいます。まだまだ不安定な天候が続くので
大事になさってください。
私も腰はよくトラぶるので気をつけないと・・・。

これ、長い年月をかけた作品でしたね~。
かなり展開が速いし、みなさん老け込まないので、頭の中で
整理しながら見てました^^;
それにしてもあおいちゃんは、いい演技しますね~
返信する
うーん、、、、 (くりるな)
2012-10-01 01:34:19
そうなんです。ひたすら宮崎あおいちゃんに助けられた映画だったと思います。

比べては失礼だけど、半月前に佐藤健君の「るろうに剣心」を観たばかり。
同じ時代劇で20代の佐藤君のみずみずしい姿に、
やはり30歳になってしまった岡田君の姿は
私の中では敵いませんでした。

男性も若い方が綺麗なんですね、、、、、、。
返信する
誇り~ (cyaz)
2012-10-01 08:37:47
NAOさん、おはようございます^^
昨夜の台風は大変でしたね><
今朝はその影響で蒸し返しがキツい(笑)

岡田クン好きのかみさん、そしてあおいチャン好きの僕、
それぞれにほのぼの楽しめた作品でした。
一歩間違えば、切腹ものの一大事だったのに、
こんな偉業を完遂した男の人生を素晴らしいと感じました。
と同時に誇りに思いました。
返信する
くりるなさんへ (NAO)
2012-10-01 19:32:47
宮崎あおいちゃんは、いい女優さんになりましたね~。
あのほんわかオーラがいいです^^

>男性も若い方が綺麗なんですね、、、、、、。

岡田君も充分かっこいいですけれどね~。
「るろうに剣心」の健君は、輝いてましたね!
というか、剣心にハマってました。原作のイメージ全然損なってませんでした。
あれだけイメージとハマっているのも、大ヒットの要因だと思います♪
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cyazさんへ (NAO)
2012-10-01 19:38:22
こんばんは~cyazさん♪

ほんと昨日の台風は風が凄かったですね。
夜中のうちに通り過ぎてってくれて、こちらは助かりましたが
子ども達はブーイング。
「ちぇ、学校が休校になるかと思ったのに。。。もっと遅く通過しろよ」ですって^^;;;

>岡田クン好きのかみさん、そしてあおいチャン好きの僕、

おお~それはこの作品堪能されたでしょうね(^▽^)
ほのぼのとした時代劇でしたね。
長いスパンのお話で駆け足で算哲の業績を語ってましたが
凄い人だなぁ~と感銘したし、周りの方にも恵まれてましたね。
そして和算家の関孝和の天才ぶりにも驚きました。
あの時代ですでに円周率とかもこの方わかってらしたんですよね? 
数学の全く出来ない私には、尊敬するばかりです^^;
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