YouTubeで、「朝まで生テレビ」って、一分ちょっとの番組をみた。全体ではないが、議論はかくの如くかみ合わないものだと、あらためて思う。
出演者は、いわゆるインテリ、知識人、識者と言われる人々だ。にもかかわらずって、感じだ。
「朝まで生テレビ」で山際さんが、
「慰安婦のどこが問題ですか?」
と質問している。
答える側は、しどろもどろで、結局、山村談話、河野談話云々とぼそぼそ答えていたが、まるで慰安婦とは別次元の話だ。
「そうじゃなくて、慰安婦のどこが問題ですか?」
と畳みかけている。すると、司会者の田原さんが、
「問題だよ。当たり前じゃないか。軍人が戦場で女性をセックスの道具でつかう。女性として我慢できますか?」
と怒鳴っている。
慰安婦が、大声を上げるほど問題なら、日本軍人だけではなく、世界の軍人に向かって叫ぶべきだろう。
付言すれば、韓国では現代でも、女性が売春をさせろと、徒党を組んでデモしているんだから、戦場の慰安婦と、一般の売春とは異なるのか、そこら辺りまで考えを聞きたかった。
実は、この場面の少し前、山際さんが、韓国人の青年が、靖国神社でションベンを垂れて、それを自慢している動画がアップされていると言及した。これについてとんでもない連中だと意見を言うと、精神科医の香山さんが、
「それは・・でも、日本では歴史観を踏まえない若者が多くなって、例えば日韓ワールドカップで韓国のサッカーのやり方がヒドイとか、韓流ブームで韓国に愛着をしめす人が多くなっているのに、それを国内で叩くとか、新しい問題が増えている」
と反論している。
韓国青年の、靖国神社の神池への放尿が、何故日韓ワールドカップになるのか、日本の若い人の歴史認識の欠如と結びつくのか、さっぱり分からない。
事実は、日韓ワールドカップの問題は、韓国のやり方がヒドイ程度で終わるような話ではなく、もっと深刻であったが、
それに怒ったり、批判したり、買収疑惑を訴えのは相手国のスペインでありイタリアなど、有名な外国のサッカー選手や監督、さらにはほとんどすべてのサッカー関係者であった。
それの原因が歴史観を踏まえない日本人のせいと言いたいのか、
さっぱり不明だった。
インテリと言われる人々、教育程度の高い大学教授であっても、最初から結論を持っている人とは議論は成立しないのが、よく理解できる映像だった。