話し合いは、成立しない。
友人同士でも、口角泡を飛ばして議論しても、
「そうか、よくわかった」
と相手を認めることは、滅多にない。
よしんば、認めたとしても、相手の意見に自分の考えを変更したことを意味しない。
これが外交となれば、はなから成立しないことは、百も承知だから、取引や条約となる。
取引は話し合いの一つだが、本来の本質とはまるきり無関係なことだ。
上下関係でも、話し合いが成立するのは、尊敬の念がなければ、難しい。
下のものが、愛想よく「さすがですね」などと言っても、腹の中は分かりはしない。
韓国の専門家と思われる人々と、櫻井よしこさんとの議論、慰安婦についての映像がYouTubeに存在する。
http://www.youtube.com/watch?v=6NiU_zGChB4
そこでは、暴言を吐かず、極めて落ち着いて話し合いがなされている。議論はこうでなくちゃ、という見本だ。
そこには、双方、今後どうしたらいいのか、結論のようなものがでていると思う。