つれづれの記

日々の生活での印象

木いちごの季節 その1

2010年07月07日 14時50分12秒 | 日記
2010年7月7日(水) 木いちごの季節 その1


 我が家の屋上庭園では、初夏に掛けて、木いちご類の出番となる。一足先に実を楽しめるのが、イエローベリー、ラズベリー、タイベリーである。

 イエローベリーは、背丈は、1m位のものだが、枝には、細かい棘がビッチり生えている。くねくね曲っている枝に、薄緑の柔らかな葉が出揃った時の感じが大好きで、半ば、観葉植物としても、楽しんでいる。
 春には、白い花が咲き、小さな粒粒の実が集合した実をつける。名前のとおり、淡い、橙黄色の実であるが、数えるほどしか実らない。粒粒の小さい実の中に、それぞれ種があるが、食べても余り気にならない。何といっても、この実を口にした時の、香りが素晴らしい。女性の化粧品の香りとしてもいいのでは、と思う位だ。
 先日、来年結果する、根元から出てきた新しい枝を残しながら、今年実をつけた枝を整理した。鉢植えの株元を少し掘り起こし、御礼肥(腐葉土、堆肥、発酵牛糞、発酵鶏糞、化成肥料などを混合)をあげて、一段落である。
イエローベリー

 ラズベリーは、木いちご類の代表格であるが、イエローベリーと似て、株はそんなに大きくならない。白い花の後、真っ赤な実をつける。これも小さな粒粒の実が集合したものだ。甘味があり、種も小さく食べやすい。2年ほど前に、園芸店で、成木を仕入れたのだが、まだ、そんなに沢山は、実は付けていない。
 同様に、今年新たに生えた来年用の枝を残し、古い枝を整理して、御礼肥を上げた。
ラズベリー

 3年ほど前、茨城県フラワーパークに、家人とバラを見に行った時に、仕入れたのが、タイベリーの苗である、その後、すこしづつ成長し、昨年には、枝が数mも伸びて、
棚の上まで届いた。この先端と株元に、今年になって、初めて、うす桃色の花が咲き、実をつけた。実は、全体で、10個程度だが、かなり赤みを帯びており、長細くて大きく、食べ応えは十分。
 虎の子の実の収穫を終えた先日、同様に、古い枝を整理し、株元に、御礼肥を上げた。来年用の新枝は、2本だが、またまた、伸び放題になるのではと、昨日、其の内の1本を、途中で思い切って、剪定した。そこから枝分かれして、来年には、手元で、沢山実をつけてくれるのを、期待してのことだ。タイベリーの枝一面に生えている棘は、特にきつくチクチクし、手袋をしないと、枝の剪定や誘引が出来ない程だ。
タイベリー

 収穫した木いちご類は、数量も僅かなことから、そのまま食べることとし、食後の、フルーツとヨーグルトのデザートに、彩りに入れるなど、楽しんでいる。

 木いちご類の特長の一つは、実の熟し方だ。実は、幾つか房状に集まっているが、実の熟し方が一様ではない。早く花の咲いたものから順次熟していくと思われるが、収穫に当たっては、熟したものを選り分ける作業が面倒である。
 実の柄が長い場合は、そこにハサミを入れればいいが、柄が短く、実同士がくっ付き合 っている場合は、ハサミが入らない。この時は、親指と人差し指で、そっと実をつまんで、軽く廻してひねりを入れる。熟れたものはこれで、実だけ、サクッと外れるが、すんなり取れない時は、次の機会となる。
 以前、信州に、ブルーベリー狩りに良く出かけたが、沢山の丸い実が、しっかり集合していて、其の中から塾したものを摘み取る作業は、結構、面倒である。生食でなく、ジャムにするつもりの人は、多少青い実が入っても問題無いので、余り気にせずに摘み取っていたがーー。




コメント
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