本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

高齢者の奉仕活動

2012-04-03 12:54:30 | Weblog
 ある地区では、夫婦とも80歳を超える世帯でも清掃奉仕活動に出なければならないという。この奉仕活動を公役(くやく)というそうだが、苦役(くえき)ではないか。
 奉仕に出られなければ、罰則的なカネを徴収するらしい。高齢者いじめが極まる。

 私の地区でも、川原の清掃や草刈りが年齢に無関係に世帯に課せられていた。「わが町は住民の手できれいに」という美名に泣かされていた。

 川は一級河川である。国または委任を受けた県が河川管理者だ。そこで、土木事務所に文句を言いに行った。
 業者に委託する予算がないとのことだったが、それはそちらの勝手、今後は清掃奉仕をしないことを申し出るのであると述べて、さっさと帰ってきた。

 以後、住民ぐるみの清掃奉仕活動はしていない。年寄りの寡婦は大喜びだ。老人に奉仕するほうがはるかに有意義である。

 税金は公共サービスの対価だ。そのうえ、マンパワーまで提供することはない。