ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「タヌキ」の歌を歌いながら。

2021-04-11 06:22:31 | 日記
朝からいいお日和でした。
洗濯機は二回回し、洗濯物はベランダに干しました。
こんな晴れ模様だと、洗濯物も気持ちがいいのでしょう、風に合わせて歌をうたっている様に思えて来ます。

10時を回ってから散歩へ。
いつもの「田んぼの在るコース」ですが、今日は土曜日です。
ひ孫のTちゃんが通う保育園は休園日。
というわけで、こちらの方向には私の足は向きません。

国道4号線のバイパスを抜けますと、残雪は殆ど無くなった西の山々が連なっているのが見えます。
田んぼのキャンバスにも緑の部分が日ごとに増えています。
バックは奥羽山脈、広い安積(あさか)平野という舞台で、今日も私の一人舞台での状況劇場の、はじまり はじまり。
もちろん、観客はゼロ。
  ♪ はるがき  はるがき  どこにき
    やまにき  さとにき
    のにもき
ご存知、「タヌキのうた」を歌いながらの行進です。
私と同世代の方なら、きっと子どもの頃歌ったのではないでしょうか。
文部省唱歌(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)・「春が来た」の歌詞の末尾の「た」を抜いて歌うのです。
子ども達が、一緒に歌うのですが、誰かが間違って「た」をつけて歌ってしまいますと、その子がバツで抜け落ち、次々に抜けて行って最後まで残った人が勝ち。

  一 春が来た 春が来た どこに来た
    山に来た 里に来た
    野にも来た

  二 花がさく 花がさく どこにさく。
    山にさく 里にさく、
    野にもさく。

  三 鳥がなく 鳥がなく どこでなく。
    山で鳴く 里で鳴く、
    野でも鳴く。
二番三番は、「く」抜きで歌います。
学校の帰り道などに、大きな声で歌い合っていたことを思い出しながら、人けのないことをいいことに、けっこう大きな声で歌いながら歩きました。
何てったって「状況劇場」ですから。

手持ちのポーチの中でケイタイの着信音が響きました。
「もしもし・・・」
やや芝居がかった声音で出て見ましたら、孫からでした。
医療従事者の孫は、先だって病院内で起きたクラスターによって罹患しましたが、すっかり元気になって勤務しています。
ただ、体力を元に戻すためとか言う理由で、夜勤明けにもかかわらず、自宅まで5キロ弱の道のりを歩いての帰宅の途中とか。
〈ばあちゃんの散歩コースに近い場所を歩いているから、もしかして会えるかも〉と思って電話をしたそうです。
私の散歩道から、1キロほど離れた場所を歩いている孫とドッキングして、孫が通った小学校の前を通り、それぞれの家に戻りました。
再来年は、ひ孫のUちゃんもこの小学校へ入学します。
その頃にはコロナも治まっているでしょうから、入学式に、そっと覗いてみたいものです。

もうすぐ31歳になる孫と一緒の散歩。
今日は、いいお日和でした。
                      〈ゴマメのばーば〉

【童謡】春が来た カラオケ 子供向けの歌
 
コメント
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