ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「マイナンバー制度」とか「共謀罪」とか。

2015-11-19 06:41:22 | 日記
我が家に、マイナンバーの通知カードは、まだ届けられていません。
待っているわけでもありません。
マイナンバー制度で、すべてが政府の監視下に置かれてしまう様な不安も覚え、
ジョージ・オーウェルの小説「1984年」で描かれた監視社会を想起させられるからです。

政府は、マイナンバー制度は戦後最大の社会制度改革で、
「納税、年金などの行政手続きが簡素化される」と宣伝しています。
確かに社会保障などの手続きは便利になるのかもしれません。

隠れて不法行為をするつもりではありませんが、私は、「賛成」と、言いたくもないのです。
全てが政府の元に管理される……………
ということに、下着まで覗かれる様な不快さを覚えてしまうからです。

政治資金や、政治献金等などでは、様々な不祥事が絶えず起こっていますが、
いつのまにか、その責任の所在すら うやむやになってしまっています。
私たちの、懐具合に、息抜きできる部分が何も無くなってしまうというのも、
なんだか、嫌な気分です。

「マイナンバー制度」。
政府が、国民一人ひとりの所得把握の精度を向上する制度でもあります。
お上が、こと細かく土地の広さを調べ上げて把握し、
年貢を徴収する「検地」と同様の不快さを覚えてしまいます。

  《自民党の谷垣禎一幹事長は17日、パリの同時多発テロ事件を受けて、
  テロ撲滅のための資金源遮断などの対策として、組織的犯罪処罰法の改正を
  検討する必要があるとの認識を示した。
  改正案には、重大な犯罪の謀議に加わっただけで処罰対象となる「共謀罪」の創設を
  含める見通しだ》(朝日新聞デジタル 11月17日)
と、報じられました。

このところ、連日、多発するテロ関連のニュースが報じられています。
〈テロ対策のため〉と言われれてしまえば、
現状では『反対』と言い難くなる状況にはありますが、
この「共謀罪」関連のニュース、しっかり注視しなければいけない問題ではないでしょうか。

『重大な犯罪』とは、時として、〈極めて非人間的な犯罪〉ということよりも、
時の政権にとって不都合な考え方が対象となってしまうことは、歴史が示すところです。

憲法の規定すら守らず、臨時国会も開かない政府与党が、
「組織的犯罪処罰法」だとか、「共謀罪」などと持ち出されますと、
不快さと同時に、怖さを覚えてしまうのです。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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