
今年は浅沼稲次郎社会党委員長が右翼青年山口二矢に刺殺し自身も自決してから50年です。その刺殺の「決定的瞬間」の写真は国際的にも知られ、当時、幼児だった自分もこの事件は鮮明に記憶しています
当時の社会党は安保反対で空前の盛り上がりでしたが、その殺された浅沼委員長と社会党の後継者にあたる社民党も今年は普天間移設反対で大いに盛り上がった一年でした
その社民党ですが、50年前の事件を民主主義破壊のテロ・暴力はけしからんとあらためて激しく非難することもありませんでした。さすが人権尊重が看板の政党だけあって事件時は少年だった山口に配慮したのか、それとも単なる平和ボケかな
一方、右翼からすれば山口二矢は烈士・国士として崇拝される存在です。しかし右翼のお家芸のはずのこうした斬奸はここのところ殆ど起きていません。もっとも民主党政権に対する憤激は激しく、このヤロウ、今に見てろ、みたいな声はときどき聞きますが…
山口の祈念追悼の催しが行われましたが、マスコミがこんな物騒な行事を取り上げるわけもなし。NHKが特別番組で大々的に取り上げるなんて、もちろんありませんでした
そこでご紹介するのが山口二矢顕彰会編『山口二矢供述調書』(展転社)です。この本、編者名から立場はおよそお分かりと思います
50年にあたり山口をあえて再び世に問う、というところですが、この本を蔵書としてそろえる公立図書館もなかなかの度量というか勇気がある。しかし案の定、私の住んでいる近辺の図書館を調べたところそうした図書館はごく限られていました。臆病者め! 皆様のお住まいのエリアではどうか。調べてみては
ところで出版元の展転社、他にも保守の立場から多彩な本を出していますが、広告掲載を拒否するマスコミ媒体もあるとか。平和憲法を謳歌するこの国の言論出版の自由と寛容度、まあこの程度のものです
ご意見・お問い合わせは→ golijaf@mail.goo.ne.jp
当時の社会党は安保反対で空前の盛り上がりでしたが、その殺された浅沼委員長と社会党の後継者にあたる社民党も今年は普天間移設反対で大いに盛り上がった一年でした
その社民党ですが、50年前の事件を民主主義破壊のテロ・暴力はけしからんとあらためて激しく非難することもありませんでした。さすが人権尊重が看板の政党だけあって事件時は少年だった山口に配慮したのか、それとも単なる平和ボケかな
一方、右翼からすれば山口二矢は烈士・国士として崇拝される存在です。しかし右翼のお家芸のはずのこうした斬奸はここのところ殆ど起きていません。もっとも民主党政権に対する憤激は激しく、このヤロウ、今に見てろ、みたいな声はときどき聞きますが…
山口の祈念追悼の催しが行われましたが、マスコミがこんな物騒な行事を取り上げるわけもなし。NHKが特別番組で大々的に取り上げるなんて、もちろんありませんでした
そこでご紹介するのが山口二矢顕彰会編『山口二矢供述調書』(展転社)です。この本、編者名から立場はおよそお分かりと思います
50年にあたり山口をあえて再び世に問う、というところですが、この本を蔵書としてそろえる公立図書館もなかなかの度量というか勇気がある。しかし案の定、私の住んでいる近辺の図書館を調べたところそうした図書館はごく限られていました。臆病者め! 皆様のお住まいのエリアではどうか。調べてみては
ところで出版元の展転社、他にも保守の立場から多彩な本を出していますが、広告掲載を拒否するマスコミ媒体もあるとか。平和憲法を謳歌するこの国の言論出版の自由と寛容度、まあこの程度のものです
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