blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

BLACK ICE JAPAN TOUR

2010年03月12日 | 音楽
前日誕生日だったが、まさに誕生日プレゼントとも言うべき「AC/DC BLACK ICE JAPAN TOUR」を観るべく「さいたまスーパーアリーナ」まで行ってきた。最初は午後早退するつもりだったが、社長に捕まったりしたら面倒なので、忙しい中思い切って休暇にしてしまった。

1981年日本初公演(東京は東京日本青年会館)。1982年2回目の来日(東京は日本武道館)。その後19年間来日がなかった。AC/DCは全世界で超ビッグな扱いでギャラも高額だ。日本では人気がなく長らく呼べなかったというのが現状だ。そのため武道館以降は東京では公演ができず、2001年は横浜アリーナだし、今回はさいたまスーパーアリーナだ。確かに見た目は冴えないオッサンたちだが、そのサウンドとライヴパフォーマンスはナンバー1と言っていいのではないだろうか。

9年ぶりの来日。もちろん2001年の来日公演にも行っている。ブログは2002年からなので2001年当時のぼくの心境を綴ったものはないが、当時『鶴輝』とうい同人誌をやっていて、その編集後記にこんなことを書いていた。

鶴輝7号(2000年12月)


来年2月ロックバンドAC/DCが19年ぶりに来日する。AC/DCといえばリードギターのアンガス・ヤングだ。ギブソンのSGギターを抱え身長157センチの華奢な身体がステージを所狭しと駆け回る。ギターの独奏からいつの間にかストリップ・ショウが始まる。それを見ながら狂喜乱舞する観客。そのルックスからわかるように、女性ファンは殆どいない。男たちの前で胸毛のはえた男のストリップ。――オマエはアホダラ教の教祖か!

欧米ではビックスターの彼らだが、日本では認知度はかなり低い。小生は某音楽出版社の入社試験の面接で「AC/DCの書籍出版企画」を提案したところ、「企業は儲かるためにある」とその企画は一蹴されてしまった(当然の如く落ちた……)。一部熱狂的なファンがいるにも関わらず日本での公演はずっと見送られてきた。「偉大なる金太郎飴サウンド」と呼ばれる彼らの音楽はワンパターン。ハードロックにまったく興味の無い人にとっては全部同じ曲に聴こえてしまうだろう。

そもそも認められるとは何か? 大衆に評価・支持されることである反面、裏をかえせば大衆の価値基準に迎合することでもあるのではないだろうか。吉川英治のようにウソの歴史を書いて「国民文学」などといわれ、大衆に評価されるのはどうかと思う。流行に流されることなく人や作品を評価できる目を持ちたいものだ。

小生の周りではだいぶ浸透し、認知されつつある「鶴輝」だが、最近編集が杜撰になってきました。締切が8月末だったのに、今は21世紀を目前にした師走。

今号も前号同様大幅に遅れてしまいまして申し訳ありません。


「さいたまスーパーアリーナ」は初めて。高校の友人Tと前社の先輩Kさんと入口近辺で待ち合わせていると、9年前同様アンガスの格好をしたアンガスフリークがあちこちにいた。写真の一番右の人と左から2番目の人は9年前もいた。手作りのSGギターを今回も用意していた。グッズ売り場は長蛇の列でとてもならぶ気がしなかった。パンフレットは欲しかったが。

ぼくは『Black Ice』という最新アルバムは発売と同時に購入したが、今年『Black Ice 来日記念SPECIAL EDITION』というのが発売された。それにはAC/DCファンにはおなじみの「光る角」がついていたため、会場には光る角を頭に付けた人が多かった。悔しかったので、入場後CDの発売所で『Black Ice』を持っているにもかかわらず、『光る角付きBlack Ice』を買ってしまった────。

さてさて、ライヴはガンズとは違い、ほぼ時間通りに始まった。 増田勇一が書いているようにメンバーとオーディエンスが一体した素晴らしい内容だった。高校の友人Tと前社の先輩Kさんはじっと聴いていたが、ぼくはとにかくはしゃぎまくり、歌いまくりだった。今年に入ってから、朝の通勤にはセットリストの曲順を作り、iPhoneで聴きまくっていた。事前のセットリストでは13曲目は「Dog Eat Dog」だったが、実際には「High Voltage」に変更されていた。今回で来日は最後だという噂もあるが、どうなんだろう。来れないなら、こっちから出向くまでだが。それにしてもアンガスのゲーハーぶりには驚いた!

セットリストは────
1. Rock N' Roll Train
2. Hell Ain't a Bad Place To Be
3. Back In Black
4. Big Jack
5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
6. Shot Down In Flames
7. Thunderstruck
8. Black Ice
9. The Jack
10. Hells Bells
11. Shoot to Thrill
12. War Machine
13. High Voltage
14. You Shook Me All Night Long
15. T.N.T.
16. Whole Lotta Rosie
17. Let There Be Rock
Encore
18. Highway To Hell
19. For Those About To Rock (We Salute You)

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