blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

iPhoneとiPad

2010年06月08日 | 日記
iPhone 4が24日に発売とのこと。新iPhoneの筐体はカッチョイイね! その前にiPadが発売された。以前「絶対買うでしょ」とブログに書いたが、まだ買ってない。iPhoneとは違い携帯には便利じゃないし、iPad miniの話もあるし────。ネットを見るのは普段使用しているMacBook Airで十分事足りている。でも結局買ってしまうかもしれない。が、しばし静観。新iPhoneは15日に予約しに行く!

Apple - iPhone 4 - This changes everything. Again. Official Apple Video - aykut.me


1997年6月に参席した高校の友人の結婚披露宴で「結婚披露宴のしおり」というのが配られた。普通は新郎新婦の紹介だけが書かれているものだが、それの他に「出席者紹介」というものがあり、そのなかの「高校時代の友人」コーナーにぼくのことが書かれていた。

梅埜とは正反対で、文系で行動派。高校時代は作家の真似事(但しハードボイルド)をした事もあり、現在出版社勤務。伊東と組んでギターを披露。連絡しないでごめんなさい。

最後のセンテンスはよくわからないが、結婚の連絡が遅かったことに怒ったのだろうか? ここに書かれている通り、高校時代から出版に興味があり、大学を出て出版社に進路を決めたのはごくごく当たり前のような成り行きだった。ぼくが就職した1992年はバブルがはじけたあとだったもののまだ出版界は活気があった時代だ。

まだネットや携帯電話がそれほど普及していない頃だったと思うけど、「東京国際ブックフェア」の凸版印刷のブースで「電子ペーパー」というのを触る機会があった。翌年も翌年も展示され毎年よくなっている感じだった。「これは将来紙の本はなくなるなぁ」と若いぼくは思ったものだ。そのうちにソニーから「LIBRIe(リブリエ)」という商品になった。それを継承しているのがアマゾンの「Kindle(キンドル)」だ。通信機能のなかった「LIBRIe」とは違い、通信料がアマゾン負担でどこでもPCを介さずに電子書籍や新聞記事がダウンロードできるというのはすご過ぎると思う。「Kindle」はイーインク社のディスプレイを採用しているが、カラー版も開発中といわれているんでますます期待大だ。

一方何回か触って確かに魅力的なiPadだが、ディスプレイは液晶なんで、長時間液晶のパソコンで仕事をした帰りの電車の中で液晶のディスプレイのiPadで書籍を読む気にはなれないだろう。目が疲れそうだ。そして少し重い。しかしながらグラビアが多い雑誌等はかなりいい感じだ。いま見られる雑誌は動画等も組み入れているし、写真の解像度も高い。雑誌や新聞は確実に電子化の方に向かうだろう。iPadのディスプレイがイーインクになったら、書籍の方も電子化の方に大きく動くかも。Adobe InDesignで「Time Magazine」のiPad用の誌面作りをしているWoodWing社(http://www.vpj-ecm.com/)の代表の話を聞いたことがあるが、紙の誌面も電子の誌面もInDesignを使ってやっているそう。ほとんど作り方は変わらないみたい。

TIME Magazine on the iPad using WoodWing's Digital Magazine Solution (HD)

音楽がiTunes Storeによってダウンロード方式が主流になったように書籍もそうなるだろう、とよく言われる。確かにそうなるだろう。コンテンツをうまいこと電子書籍化できない版元はドンドンいなくなってしまうかもしれない。しかしもともと電子化されていたCDとは違い、書籍はもう少し時間がかかるのではないかとも思う。

いろいろと言われる書籍の電子化だが、それはやむを得ないことだ。なんたって便利だもの。それに家が本で溢れニッチもサッチもってこともない。2008年03月15日の日記。そのむかし「作家が直接運営・作品を販売する新しい形のWEBサイト」という名目で一瞬話題になった「e-NOVELS」っうサイトがあったがもうないみたいだ。これはPDFをPCで読むというレベルだった。それでも結構な数買った。上記のような新しいプラットフォームが出てくればもう時代は動くだろう。ソニー・凸版印刷・KDDI・朝日新聞社で新しいプラットフォームを作るべく事業企画会社を設立するらしい。それはやはり「LIBRIe」が母体になっているんだろう。書店や取次も参画しないと取り残されると思うのだが────。

書籍がほとんど電子化になったら、銀座の一等地に社屋を構え、高い年収を貰い、エラそうにしている製紙メーカーの野郎に「おとといきやがれー」って言ってやりたいのはぼくだけじゃないだろう!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
紙流通 (元同僚)
2010-06-12 07:19:55
紙流通業界と出版社との複雑怪奇な世界も徐々に暴かれ始めてるし、先鋭的なマスコミは大々的に書くタイミングを計ってるようだね。

こういう波は来るときには一気に来るものだと思う。電子出版の浸透とともに紙業界には弱り目にたたり目となるだろう。版元の場合「編集」の価値を見直すいいチャンスかも。
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だね。 (ギター小僧)
2010-06-12 14:10:56
それにしても土曜日なのに早起きだな
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