blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

仰げば尊し

2005年09月17日 | レビュー
話題の『女王の教室』(日本テレビ)が終わった。よかった! 一時期は放送中止の抗議が殺到したHPの掲示板だが、今は「感動した!」「真矢先生のような教師になりたい!」等の書き込みに変わっている。いい気なもんだ。

最終回は、悪いヤツに連れ去られそうになる子供たちを助ける『ごくせん』を彷彿とさせる場面もあったが、傷ついた真矢先生が、子供たちに人生を語るところや子供たちが歌う「仰げば尊し」の場面は感動的だった。

神田和美の母親の羽田美智子が言っていたが、今の卒業式では「仰げば尊し」を歌わないそうだ。スコットランド民謡のこの歌を歌えない子供たちは可哀想だと思う。理由は2つあるらしい。1番の歌詞「仰げば尊し我が師の恩」とあり、無理矢理教師を崇めているということと、「わが師」は学校の先生をさすが、学校には、先生以外の職種の人もいるから、先生だけに恩があるように歌うのはよくないという。もう一つは2番の「身を、たて、名をあげ、やよはげめよ」で、今の時代は立身出世より自分らしい生き方の方が大事という優等生の女が言いそうな主張。

胸を張って、そして「先生ありがとうございました」と、そういう卒業式にしなければならない。また、教師の方も「仰げば尊し」と思ってもらうよう自らを厳しく律し、教育者としての研鑽に励み、生徒や保護者だけでなく、地域社会からも尊敬される存在でなければならない。この歌はホントに美しい旋律だ。そして歌詞もうまくメロディにのっている。問題の「身を、たて、名をあげ、やよはげめよ」の所なんか、グッとくる。頑張ろう、という気になる。卒業式には「仰げば尊し」を歌うべきである。

今回のクールはあまりドラマを見なかった。あとは『ドラゴン桜』(TBS)ぐらいだ。今も連載中の漫画のドラマ化だが、それなりに面白かった。バカたちを東大に入学させるという設定。『東大一直線』のようなアホ漫画とは違い、少しはリアリティがある。あくまでも少しだが。

前のクールの『瑠璃の島』はアマゾンでDVDを予約した。もう直、着くだろう。『女王の教室』も発売されたら買ってしまうかも。