
いま動かしている企画の関係で、千葉マリンスタジアム近くの
ホテル・ザ・マンハッタンのプライベートファンクションルームというところに行った。企画している選手のご両親に会うためだ。
朝一会議を終えて、幕張に向かった。恐ろしく遠いが、時間より30分前に着いた。しかし、インタビュアー の元ジャイアンツ選手はすでに到着していた。他のスタッフは来ておらず、しばらく2人っきりで桑田の引退話などをした。また彼の知り合いの企画を頼まれてもいたので、その話もちょこっとした。時間になるとスタッフもご両親も揃い、いきなり対談が始まった。しゃべくる2人でメモるのが大変だった。もちろんICレコーダーは回しているが、そんなの聞くわけない。詳細は書けないが、いい本が出来そうな予感がする。

その後、この話をもってきてくれた中学時代の先輩と日刊ゲンダイの記者さんと昼メシを喰って、小雨降る中、
千葉マリンスタジアムに行った。入館証をもらい、マリンスタジアム・オープニングゲームということで、平日にも関わらず長い行列ができているところを抜け、関係者入口から入り、記者控室にカバンをおいて、ダッグアウトに行った。観客が誰も入ってない中、選手たちは練習していて、その姿をベンチで見ることができた。昨年引退した
ジョニー黒木がいたりしてかなり緊張した。黒木はマジで応援していた選手だ。さすがに写真とったり、サインを貰える雰囲気ではなかった。

ベンチ裏には写真のように灰皿が置いてある。

そのあと記者控室に籠り、試合を待った。マリンスタジアムの初試合ということもあり、ちょっとしたイベントがあり、そのあと市長の始球式で試合が始まった。記者控室は想像通り喫煙可能である。バックネット裏の最高のビューで見られる。記者達は会社ごとに決められた場所に坐り、スコアブックをつけつつメモをしていた。

マリンスタジアムは東京ドームよりかなり小さく3万人しか入らない。ぼくと先輩は「入館証」を利用して、いろんなところに遊びに出かけた。この「通行手形」があればいたるところまで行ける。記者控え室がある1階から特別エレベーターに乗って3階に行くと、各放送局の放送席があるし、2階は一般客のところに行ける。2006年に大リーグのような内野席をグラウンドの最前線までせり出して、選手のプレーを目前まで見渡すことのできる座席「フィールドウイングシート」を採用しているが、そこにも「入館証」があれば、係員が「お疲れ様です」と言いながら通してくれる。最高の気分だ!

対象の選手の打席を3巡まで観て、マリンスタジアムを出た。先輩の行きつけの店が月島にあるとのことで、立ち寄った。月島と言えば「もんじゃ」ということで、もんじゃ通りと呼ばれる通りには、もんじゃの店ばかり。しかもどの店も超満員。それを横目に10分ほど行ったところに岸田屋はある。『美味しんぼ』でも紹介されているくらい有名なお店みたいだ。
「美味しんぼ」単行本第1巻の第5話「料理人のプライド」に掲載されている居酒屋 「岸田屋」さん。その後の巻でも何回か名前が登場しています。山岡士郎氏はフランスの三ツ星レストランのシェフをこの居酒屋へ連れて行きます。そして、「モツの煮込み」を食べさせ、このシェフは「うまい。すばらしい仕事です」と思わず口にします。 (あるホームページより)

残念ながら「モツ煮込み」は終わってしまっていて、食すことができなかったが、「肉豆腐」もなかなかイケた。何よりもこの店の「お母さん」がいい感じだった。閉店間際までいたが、もちろん料理も旨いが、このお母さんの人柄にみんなが集まってくるような気がする。死んでしまった親父さんの「マグロのおつくり」は常連の中では超有名だったようだが、いまでは出せないメニューになっているようだ。お母さんの娘さんも働いているが、この娘も超カワイイ。といってもぼくとあまり変わらない歳だとは思うが────。
とにかく野球少年だったギター小僧にとって、充実した一日だった。ぼくのように写真を撮りまくっているKYなヤツなんかいなかった────が。