golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

トゥビン「交響曲第7番、ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」他、ペンティネン、N.ヤルヴィ

2012-10-08 20:32:57 | Weblog
昨夜からちょっとした飲み会の日程調整メールをしていますが、つくづく便利になったものだと思います。

若い頃は、メールは勿論、携帯も無し。

ほんの数人の日程を合わせるだけでも何回も電話。

休日や夜掛けても不在だったり、昼間会社に何回も掛けるのも気が引けるし。

ちょっとした日程調整だけでも面倒だったことを思い出しました。

まして、ネットも無い時代で場所を伝えるのも大変。

それが、寝転がってちょっとメールするだけで日程調整も場所の連絡も出来てしまう。

良い時代になったものと思います。

ローランド・ペンティネン(ピアノ、コンチェルティーノ)ネーメ・ヤルヴィ指揮イェテボリ交響楽団(BIS盤)

昨日、給油帰りに覗いたブックオフでの購入品。250円。

こちらのお店は、時々ややマニアックな在庫があるので要チェックであります。

ロシア、北欧系が一部を覗いてちょっと苦手系の私、エドゥアルド・トゥビン(1905~1982)の名前は知っていても聴いたことは無かったであります。

こういう激安盤に出会わなければ一生聴くこと無かったかもしれません。

エストニア生れで、1944年に自国がソ連に占領されるとスウェーデンに亡命し、ストックホルムに居を置いて活躍した作曲家。

1.エストニアの主題によるシンフォニエッタ(1940年)
2.ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ(1944~5年)
3.交響曲第7番(1958年)

3つの楽章から成る「エストニアの主題によるシンフォニエッタ」は、第1楽章にヴァイオリン・ソロ、第2楽章にホルン・ソロが入る抒情的作品。

澄んだ、ひんやりした空気を感じる音楽。ロシア、北欧系苦手の私でも良い曲だなと思いますので、北欧系お好きな方にはさぞかし堪らないかと想像致します。

以前、ソ連邦の一角を成していたエストニアですが、アルヴォ・ペルトしかり、ロシア音楽よりは北欧音楽に近いイメージでしょうか。

特に、このトゥビンはスウェーデンで活躍した人ですから、北欧の作曲家という認識でも良いのでしょう。

ピアノ協奏曲と言える「ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」は、ピアノがロマン派的に華麗に活躍する中にも新しさもあって、ラフマニノフとプロコフィエフを足して2で割って、北欧の香りを加えた感じでしょうか。(良く分かんないって)いずれにしても、こちらも取っ付きの良い音楽。

「交響曲第7番」になると、様相はかなり変わってシリアスさを増します。

しかし、同じスウェーデンでもアラン・ペッタション(1911~1980)のような悶絶悲痛系ではありませんし、ショスタコーヴィチのように政治的な影を感じることも無く、むしろ聴き易い音楽。

細かなリズムがひたひたと押して来て盛り上がる第3楽章(終楽章)など生理的快感をも覚えます。

トゥビン、なかなか面白いじゃないですか。

ブックオフにもう1枚トゥビンのディスク(やはり250円)がありましたが、来週まで残っているかな?

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ドヴォルザーク「交響曲第1番《ズロニツェの鐘》」A.デイヴィス、「序曲《自然の中で》」ジンマン

2012-10-07 20:29:57 | Weblog

昨日は、奥多摩方面へドライブして参りました。

夏にも行きましたし、子供の頃から何遍も通っているエリア。

手近でありながら、今だに豊かな自然が残っていて好きです。

一時期、川が随分汚れていた記憶がありますが、近年清流が戻ったよう。

車で行ってパッと帰って来てしまうのではなく、たまには、無人駅も多いローカル線に乗ってぶらぶら渓谷沿いを歩いてみたいなと思いました。

コンビニで、薪と木炭(薪の左に積まれた緑色の箱)が販売されていたのが珍しい光景。

付近にキャンプやBBQに来る人も多いですから。

アンドルー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管弦楽団(交響曲)、デイヴィッド・ジンマン指揮南西ドイツ放送交響楽団(SONY盤)

ドヴォルザークは比較的聴くことの少ない作曲家。

新世界交響曲は、大好きで良く聴きますが、人気の8番、7番も滅多に聴きませんし、ましてや6番以前の交響曲は聴いたことあったかな?状態。

ディスクも持っていなかったですし。

そうしたところ、廉価な交響曲全集BOXが出たので買ってみました。

アンドルー・デイヴィスのドヴォルザークというのはちょっとイメージし難くもありましたが。

さて、先ずは第1番から。

ドイツのコンクールに応募するも入選せず、総譜が長い間失われていたという作品。

1865年作曲でありながら、ドヴォルザークの遺品からスコアが発見されたのが1923年、初演されたのが1936年。出版されたのは作曲から約100年が経過した1961年とのこと。

ブラームスやシューマンを思わせるかっちりした造りの中に、ボヘミアの香りが漂い、なかなか良い曲ではありませんか。

1891~2年作の「自然の中で」は、交響曲第1番と比較して管楽器の活躍も目立ち、色彩的で、管弦楽法に成熟と洗練を感じます。

秋の似合う作曲家、ドヴォルザークを暫くこのBOXで聴いて参ります。

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シンプソン「グランウッドによるディヴィジョン」他、クイケン兄弟、コーネン

2012-10-06 00:51:44 | Weblog
先日はとんだ目に会いました。

家に入れなくなってしまった…。

夜、少し遅くまで会社で仕事をしていたら、カミサンと娘から電話があり、玄関ドアが開かなくなった由。

最近、マンションの修繕工事で玄関ドアを交換。

セキュリティが強化でカギの数が増え、数字を押して解錠するタイプのものも追加されました。

ところが、これはまだ使っていなかったのです。

この為、暗証番号も記憶しておらず。

しかし、これが何かの拍子で触ってしまってロックされてしまったよう。

鍵屋さんに聞いたら、最悪壊さないとならないらしい。

夜中にガタゴトやるのも近所迷惑。

結局、その晩は家族でビジネスホテル泊。

翌日、午前中休暇を取って対策。

まずは、管理人室に相談。

しかし、当然暗証番号の控えは無し。

鍵屋さんを呼ぶか、ガラス屋さんを呼んでおいて、部屋の窓を割って入るかの二択とのこと。

やはり、何軒か同じような目にあったお宅があったそうな。

ガラスを割るのは後処理が面倒。

鍵屋さんパターンを選択する。

1軒目に電話したら、「明後日なら行ける」とのこと。

オイオイ。

2軒目が、これから行けるとの答えだったのでお願いしました。

そして、何とか、ドアや鍵を壊さず開けて貰うことが出来ました。

幸い、通常の鍵穴に差し込んで回す鍵は持っていたので良かったのですが、そうで無ければ鍵を壊す羽目になったとのことでした。

ジギスバルト・クイケン(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ローベル・コーネン(チェンバロ)(ACCENT盤)

ディスクユニオン200円物。

1.クリストファー・シンプソン(1606~1669)「グランウッドによるディヴィジョン ト長調」
2.クリストファー・シンプソン「グランウッドによるディヴィジョン ヘ長調」
3.ジョン・ジェンキンス(1592~1678)「ヴァイオリンとヴィオラのためのファンタジア ト短調」
4.マシュー・ロック(1621~1677)「二重奏曲第4番 ハ長調」
5.マシュー・ロック(1621~1677)「二重奏曲第3番 ハ短調」
6.クリストファー・シンプソン「グランウッドによるディヴィジョン ホ短調」
7.ジョン・ジェンキンス「ヴァイオリンとヴィオラのためのファンタジア ニ短調」
8.トマス・フォード(1580~1648)「サンドリー・カインズの音楽」

17世紀イギリスのヴィオラ・ダ・ガンバの為の音楽集。

低い音域の楽器の為もあり、重厚な曲も含まれていますが、全般に親しみ易いメロディとイギリス音楽らしいスッキリとした響きの曲が多いですね。

「グランウッドによるディヴィジョン ト長調」は、民謡風の優しく、どこか懐かしい音楽。2挺のヴィオラ・ダ・ガンバの掛け合いも楽しい。

「グランウッドによるディヴィジョン ヘ長調」は、ゆったり、大らかさが魅力。

フォリア変奏曲を思わせる哀愁に満ちた「グランウッドによるディヴィジョン ホ短調」、など大好きなヴィオラ・ダ・ガンバの渋い音色とともに楽しみました。

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フィールド「ピアノ協奏曲第2番、第3番」シュタイアー、スターン

2012-10-01 23:16:04 | Weblog
今日10月1日は、「都民の日」だったということをふと思い出しました。

東京都民じゃ無くなってから、何十年も経過しておりますので。

懐かしいのは、「カッパのバッチ」。

小学生の頃、9月下旬頃だったか、学校でこのバッチの販売がありました。

都民の日は学校はお休み。

そして、動物園や温水プールなど都の関連施設が、カッパのバッチで「葵のご紋」よろしく入り放題。

バッチもなかなか可愛らしいデザインでした。

暑くも寒くも無い気候の良い時期で、天候も比較的安定していましたので、毎年この日を楽しみにしておりましたっけ。

子供達に人気のカッパバッチでしたが、1997年を最後に廃止されたようです。

そんな10月1日でしたが、今日は真夏日。

こんな気候じゃ、お皿が乾いてしまう!とカッパさんは逃げて行ってしまったのでしょうか。

アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)デビッド・スターン指揮コンチェルト・ケルン(WARNER CLASSICS盤)

アイルランド生まれのジョン・フィールド(1782~1837)は、ノクターンの創始者として名前は知っていても、今まで聴き逃していた作曲家。ショパンに特別な思い入れ無い私なもので。m(__)m

これは、先日ディスクユニオンの200円コーナーで見付けたディスク。

上記の通り、特別関心があった訳ではありませんが、安いしまあ聴いてみるかと買いました。

演奏者欄も良く見ずに。

ところが、シュタイアー!のフォルテピアノにコンチェルト・ケルンの古楽器オケという私にとっては絶好の演奏。

シュタイアーはゴルトベルク変奏曲やD.スカルラッティのソナタで、凄いチェンバロ奏者と認識しておりますが、彼のフォルテピアノの演奏を聴くのは遅ればせながら初めてかな。

ノクターンということでショパンと似たイメージを抱いておりましたが、ハイドン、モーツァルトの延長線上にあって、初期ロマン派らしい爽やかな中に仄かなロマンの香り漂う音楽。

モーツァルトよりも、特にハイドンの延長線上を感じます。

ルイ・シュポア(1784~1859)と似た雰囲気あるかなと思ったら、生年が2年しか違わないのですね。

さして期待せず買ったディスクですが、曲、演奏ともこれはなかなか私のツボ。

2曲とも急緩急の3楽章。

2番も良いですが、3番が特に気に入りました。

鍵盤上を心地良く走り回る第1楽章。

第2楽章は、ノクターン。

哀調のメロディですが、甘過ぎたりセンチになり過ぎず程よく爽やか。

そして浮き立つロンドの第3楽章が絶品。

思わず踊りだしたくなる楽想。

フォルテピアノの愛らしい音と、シュタイアーの華麗なテクニカルと細やかな表情づけが見事。

7曲あるピアノ協奏曲の他も是非聴いてみたいと思います。

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