golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

テレマン「組曲《ドン・キホーテ》」ガイゼ

2008-10-13 23:04:51 | Weblog
素晴らしい曲なのに、録音に恵まれなかったり、有名な演奏家の録音が殆んど無いという作品が時にありますね。

飛び切りの難曲ということならまだ解るのですが…。

演奏家がそれらの曲をどう見ているのか聞いてみたくなります。

今日の1曲もその手の作品。

感動的な名曲という訳ではありませんが、大変楽しい描写音楽で商業的にも上手く打ち出せば人気曲に十分なり得る素材です。

しかし余り録音に恵まれていないようで。

ガイゼ指揮ツィス・コレギウム・モーツァルテウム・ザルツブルグ(ARTE NOVA盤)

第1曲 序曲
第2曲 ドン・キホーテの目覚め
第3曲 風車小屋の襲撃
第4曲 ドゥルシネア姫への愛のため息
第5曲 はじきあげられるサンチョ・パンザ
第6曲 ロジナンテの疾走、サンチョのロバの疾走
第7曲 ドン・キホーテの眠り

ドン・キホーテの物語が映画のように眼前に浮かぶ音楽です。

風車を巨人と見間違えて攻撃を仕掛ける勇ましくも愛嬌のある音楽、ドゥルシネア姫への憧れを歌う優美なメロディ、サンチョ・パンザが空中に弾き上げられる姿を描く急速な上昇する音型、ロジナンテとろばの蹄の音さえも聞こえるギャロップ…。

小中学校の音楽鑑賞用教材にも良いのではないかと思うのですが。

LP時代と言うかクラシックを聴き始めた初期の頃、FM放送でこの曲を知り、買ったディスクがFMで聴いたのと同じアルベール・ボーカン指揮ルーアン室内管弦楽団盤。

イ・ムジチなど当時のバロックのメジャーどころの録音はなかったのじゃないかな?

国内盤もこれ位しか無かったように思います。

アルベール・ボーカンも、ルーアン室内管弦楽団もこれ以外では聴いたことありません。

完璧なアンサンブルとはとても言えない大らかな演奏だった記憶がありますが、この曲のメチャ愉快さは十分味わえました。

CD時代になってからも店頭でこの曲を見掛けたことは長くありませんでした。

7~8年位前でしたでしょうか、ARTE NOVA盤のワゴンセールでこの盤を発掘したのは。

現代楽器による演奏で、完璧なアンサンブルという訳でもありませんが、キビキビした演奏で、この曲の楽しさは十分に伝えてくれています。

しかしオリジナル楽器の素晴らしい演奏で聴いてみたいなあ。

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