golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リュリ「ディヴェルティスマン」センペ

2009-01-21 21:13:58 | Weblog
大作曲家と崇められている人も、もし身近にいたとすると、変人で取っ付きにくかったり、嫌われ者とかも多いのだろうと想像致します。

今日のリュリなんか相当嫌なヤツだったであろうと思いますね。

ルイ14世の寵愛を背景に権勢を振い、強引な手法で敵を多く作り、放蕩の限りを尽くし、かなりの俗物であった模様。

当時テレビや週刊誌があったとしたら、ワイドショーやゴシップ記事の最高のネタであったことでしょう。

人間的には、聖人の対極にあるような人ですが、音楽の価値がそれによって損なわれる訳では勿論ありません。

ローレンス(メゾソプラノ)スキップ・センペ(指揮、チェンバロ)カプリッチョ・ストラヴァガンテ(Deutsche Harmonia Mundi盤)

今日もDHM50枚BOXからの1枚。

先日来、聴こうとしてなかなか聴けなかったCDです。
最初は、通勤途上で聴いていた際に途中で電池切れ。

昨日の朝は、イヤホン断線。

なかなかにタイミングの悪いディスクでありました。

やっと今朝聴け、また会社帰りに再聴。

なかなかに良いです。結構ツボです。

ジャン=バティスト・リュリ(1632~1687)の「ディヴェルティスマン」3曲。

ディヴェルティスマンのはっきりした定義は分かりませんが、娯楽的な音楽の様です。

3曲とも室内楽にメゾソプラノの歌唱付の曲が交互する構成。

一聴したところ渋く地味に思われるかもしれませんが、哀愁を帯びたり、優美であったりなかなか素敵な音楽がここにあります。

とても嫌なヤツの作品とは思えない誠実さも感じます。

リュリって本当はどんな人だったのか興味をそそられます。伝記でもあれば読んでみたいですね。日本語限定で(笑)。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
曲はいいんだけど性格がね (木曽のあばら屋)
2009-01-21 22:33:48
こんにちは。
「王は踊る」という映画は、
リュリの生涯を描いていますね。
策謀家で権力欲むきだしでありながら、
なぜか憎めない、彫りの深いリュリ像を提示していました。

リュリの作品では、「アルミード」の「パッサカリア」が特に好きです。
こんな曲です。
   ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=xS1W-y0DLrY
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王は踊る (golf130)
2009-01-21 23:34:02
木曽さん
情報有難うごさいます。さすがお詳しいですね。「王は踊る」という映画知りませんでした。「めぐりあう朝」(見ていませんが)とか、フランスバロックは映画の題材にしやすいのでしょうか?
レンタルビデオとかあるんですか、見てみたいですね。
貼って頂いたアドレス残念ながら携帯からは見られませんでした。休日にでもPCで見たいと思います。
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そんなんだから・・・ (minamina)
2009-01-22 00:17:16
足に棒、突き刺して(以下自粛
ああ、「アルミード」はとても素晴らしい音楽です。
ラモーの豪華で優美な音楽も大好きですが、リュリのちょっと陰のある響きもいいですよね。
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収録されてますね (木曽のあばら屋)
2009-01-22 07:04:35
こんにちは。
「アルミード」の「パッサカリア」は
ご紹介のCDの最後にも収録されてますね。
実際にはオペラなので、歌が入るのですが。

「王は踊る」はYou Tubeにいくつかのシーンがアップされてます。
リュリの音楽で踊る若きルイ14世です。
     ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=BMvpvDjFvHA&feature=related
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指揮棒 (golf130)
2009-01-23 05:38:39
minaminaさん
コメント有難うごさいます。
指揮棒の先には毒が塗られていたのでしょうか?リュリを恨んでいる人は相当いたでしょうから。
返信する
聴き直してみます。 (golf130)
2009-01-23 05:40:21
木曽さん
コメント有難うごさいます。
CD改めて聴き直してみます。
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