golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「ゴルトベルク変奏曲」アンタイ(1992)

2013-09-29 21:59:41 | Weblog
電車やバス、徒歩などで運ぶのに一番緊張する物って何だろう?

爆弾、死体、麻薬…。

幸いにして、その手の犯罪と関わり合いのあるものは運んだことは無い。

昔、緊張したのは、高額の手形。

取引先から6千万円ほどの手形を受け取って、電車と徒歩で運んだことが2回ある。

そもそも、手形なんて見るのも初めて。

経理担当から確認すべき注意点を事前に聞いて、受領時何回も確認。

そして、鞄にしまい、会社まで移動。

鞄を持つ手に力が入り過ぎているとかえって怪しまれて狙われやしないか?、かと言って緩過ぎたら引ったくられた際に防げないし…?

周りをキョロキョロすると怪しまれて狙われそうだけれど、周囲にも気を付けて行きたいし…。

無事会社に到着した時にはどっと疲れたのをよく覚えております。

幸か不幸か、その後は手形など持つことも見る機会もありません。

普段全く縁の無い高額の金品以外でとても緊張するのが「ケーキ」。

落としちゃいけないし、ぶつける訳にもいかないし、傾けにだって気を配らねばならない。

電車やバスでは、人にぶつかったり揺れたりのリスクもあるし、改札やバスの乗り降りなども危険箇所。

今日、久しぶりに買って帰ったら、電車もバスも空いてはいましたが、何だか妙に疲れました。

ピエール・アンタイ(チェンバロ)(Naive盤)

大好きなバッハの作品の中でも特に好きな曲の一つで、当ブログでも最も多く取り上げているかと思います。

前々から気になっていたアンタイの録音。

2003年の新盤の方は数年前から時々ショップで見掛けながらも、レギュラープライス盤でもあり、指をくわえて見送っておりました。

そうしたところ、こちらの旧盤が廉価盤化。

迷わず購入。

アンタイ28歳時の録音ですが、奇を衒ったところの無い正攻法の解釈ながら、とても溌剌、闊達。

完璧なテクニックに裏打ちされた響きは華やかなのだけれど、気品があり、テンポ設定も自然。

第16、17、23変奏などなどダイナミックな表現もあり若々しいが、とても完成度高く若さ故の破綻など無縁。

低音部も充実していて、音に厚みもある。

変化に富んだ面白さという点で、グールドの55年盤に通じるところもある。弛緩するところがない。

ただ、この演奏面白過ぎて、「眠れぬ夜」には向かないかも。(笑)

いやあ、これは凄い演奏。

シュタイアー盤、アスペレン盤などとともに特にお気に入りに追加。

新盤も是非入手せねば。

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