golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ポンセ「ハープシコードとギターの為の前奏曲」プヤーナ、セゴビア

2008-10-28 22:06:11 | Weblog
今日は会社を19時半頃出て、終末のゴルフコンペの景品の買い出しに。

前回ブービー賞(泣)で幹事になってしまったため。

幹事は面倒かつ気を遣うので嫌なのですが、こうやって景品などを選ぶのは実は大好き。

とりあえず今日は「ゴルフボールを使った手品」、受け狙いで「KY(空気読めない)カードゲーム」、「大阪弁トランプ」を調達しました。

残りの賞品は会社近くのディスカウントストアで明日また探しましょう。

プヤーナ(ハープシコード)、セゴビア(ギター)(DECCA盤)

以前、ギター独奏曲「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」を取り上げた、メキシコのマヌエル・ポンセ(1882~1948)、マイナーだけど大好きな作曲家です。

ポンセは、一般にはヴァイオリンなどにも編曲して演奏される「エストレリータ」で知られる位かもしれませんが、素晴らしいピアノ曲、ヴァイオリンやピアノ協奏曲なども遺したメキシコ音楽の父とも言われる作曲家です。

優れた作品の少ないクラシックギターの為に、名ギタリスト、アンドレス・セゴビアは色々な作曲家を訪ね歩き新曲を依頼しました。

ポンセはセゴビアの要請に最も応えた一人。

この曲は、ポンセとセゴビアが共謀して「(バロックのリュート作曲家)ヴァイスの作品を発掘!」として発表した作品の一つです。同じようにA.スカルラッティ作とされた曲もあります。

当時、こういう悪戯は流行っていてクライスラーなどがやっていたそうですね。

この前奏曲、ギター独奏バージョンもありますが、珍しいハープシコードとの組合せで音色の対比と掛け合いが面白く聴けます。

2分半と短いですが、生き生きした弾む楽想でウキウキ元気が湧いて来る様な曲です。

ポンセはカメレオンの様に変幻自在な器用な作曲家で、
1.バロックや古典派の作曲家を模した作品。
2.民謡に素材を求めた作品。
3.独自の語法による作品。
に大別され、いずれも魅力的ですが、ほの暗さの中に情熱を秘めた作品の多い3.がやはり真骨頂でしょう。

3.の系譜に属する、同じくハープシコードとギターによるソナタもあります。

ちょっと軽めの「エストレリータ」で軽音楽の作曲家と誤解されている気がします(私も昔そうでした)が、きちんと評価して欲しいと思う作曲家です。

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