golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブルックナー「交響曲第9 番」デニス・ラッセル・デイヴィス

2008-10-17 21:06:03 | Weblog
あれっ?これ醤油入れ忘れてますよ!

初めて関西風のうどんを食べた時の偽らざる感想です。

汁は真っ黒なくらい濃いものと思って育ちましたから、カルチャーショックでしたよね。

その後、関西風だしの旨味というものも理解出来る様になりましたが、やはり今でも醤油真っ黒系に触手が伸びてしまいますね。

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団(ARTE NOVA盤)

軽いブルックナー、清潔なブルックナーです。

サラリとしていて、巨大な音塊を想定して聴き始めるとちょっとはぐらかされる感じです。

分厚い響きとは無縁の見透しの良いブルックナー。

そこが好悪の分かれるところ。

あれ、こんな曲だったっけなあ?と思う箇所も多い、スッキリ薄味のブルックナー。

デニス・ラッセル・デイヴィスを知ったのは、20年以上前、ペルトの最初のCD(タブラ・ラサやベンジャミン・ブリテンへの哀歌、フラトレスを収録)。

以来、現代音楽に軸足を置く知的な指揮者のイメージがありました。

このCDも理知的な演奏です。

ブルックナーの音楽はよく巨大な伽藍という表現がされますが、この演奏は現代的でスマートな都市建造物のイメージで、今朝から2回目を聴いておりますが、まだしっくり来ておりません。

もう少し聴き込んでみましょう。

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