一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

Standing in the Shadows of MOTOWN

2005-08-18 | キネマ
邦題は「永遠のモータウン」などと味も素っ気もないタイトルがつけられていますが、上の原題(The Four Topsのヒット曲をもじった)の方が圧倒的にセンスがいいです。

マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス&シュプリームスなど数多くのヒット曲を送り出した“MOTOWN”の栄光を陰で支えたレコーディングバンド“The Funk Brothers”のドキュメンタリーです。

どんな音痴な歌手でも、彼らの作るgroovyなサウンドでヒット曲にしてしまった、と言われるくらいの凄腕のユニットだったのですが、今までスターの陰に隠れてずっと無名だったThe Funk Brothersにスポットを当て、なんと14年の歳月を費やして作った作品です。

メンバーのインタビューや当時の貴重な映像、それに再結集した彼らと若いミュージシャン(Joan Osborne、Ben Harper、Chaka Kahn(彼らに比べれば若いw))とのライブをおりまぜながら、彼らの実像を描いています。

僕はこの映画でThe Funk Brothersのことを初めて知りました。

彼らは「三度の飯より音楽が好き」な人たちが地下室のスタジオに集まってヒット曲を量産していた頃のことを
「こいつがキメのフレーズだけ作ると、最初にドラムがリズムを刻んで、次にベースがはいって・・・こうやって曲ができちゃうのさ。それを一発取りで録音して、はい、出来上がり」
などと楽しそうに語っています。


「陰に埋もれて」といいながら、恨みがましくもせず、楽しい思い出と音楽への情熱を語り、60年代から未だに現役でいる彼らはとてもカッコイイです。


そもそもR&B好きな事にくわえて、こういう「陰の・・・」というのに弱いんですよね・・・

思わずDVDを買ってしまいました






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする