一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

石垣島の海

2005-08-07 | うろうろ歩き
石垣島は、珊瑚礁に囲まれています。

八重山諸島は生息する珊瑚の種類も350種類と世界一だそうです。

大きい船は珊瑚礁の切れ目からしか出入りできないので、八重山諸島では港の位置は限られています。

なので、ビーチは波はほとんどなく、とても静かです。
また、珊瑚の死ぬと石灰化して白砂になるので、とても綺麗な砂浜です。

沖合いの珊瑚礁の切れ目(リーフ)までは水深が5~15mくらいなので、シュノーケリングで十分楽しめます。
ビーチから数十メートル行くだけで(汐の満干にもよりますが)珊瑚礁が広がっています。

カヌー(シーカヤック)でもう少し沖合いに行くと、より大きな珊瑚を見ることが出来ます。


※これは西表島のグラスボートからの写真なので、参考画像です(水中で取れるカメラがなかったので)


ただ、2,30年前に比べると、珊瑚礁は劇的に減ってしまっているそうです。
原因は島から流出する赤土で、サトウキビやパイナップル畑の開墾が進んだため、表土の流出が増えたことだそうです。
表土の流出は、台風なや大雨だけでなく、トラクターが畑から一般道に出て落とした赤土が下水経由で海に流れるのも大きな要因のようです。

WWFジャパンは珊瑚礁の保護・研究のためしらほサンゴ村を作っています。


シュノーケリングですが、映画「ファインディング・ニモ」の効果か、シュノーケリングをした2回とも、イソギンチャクとクマノミを案内してくれました。

ただ、いたのはカクレクマノミでなくハマクマノミで、同じ橙色の身体ですが、白い線が3本でなく1本の方でした。
ハマクマノミはカクレクマノミより気性が荒いらしく、潜って近づこうとすると「カチッ、カチッ」という威嚇音を出します(もっと気の荒い奴だとマスクに体当たりしてくるらしい)

また、フグの1種で手で捕まえられる比較的動きの鈍いのがいました(何という名前か忘れてしまいましたが)
掌に乗せて水面に出すと、「キュッ、キュッ」とちょっと情けない鳴き声をあげ、そのうちプーっと膨れてきます。
ただ、膨れてしまうと上手に泳げないので、かえって水に浮かべておもちゃにされてしまうという、可愛くも(膨れるとどことなくゴマちゃんに似ている)ちょいと情けないヤツです。

あと、石垣島のサザエは貝殻にトゲがなく、多きな巻貝のようです。
食べると美味しいそうですが、ライフジャケットのポケットなどに入れたままにしてしまうと、死ぬほどの悪臭を放つので要注意とのことでした。

ほかに貝で有名なのはシャコ貝と夜光貝。
シャコ貝は貝殻の美しさからオブジェとしても人気ですが、それより何よりとても美味しいので、見つけられるとすぐ取られてしまうそうで、今回は野生のは見られませんでした。

夜光貝は、直径25cmほどの大きな巻貝で、貝殻を磨くと青緑色に光る部分とその下に厚い真珠層が出てきます。このためアクセサリーの材料として使われています。
中国の螺鈿細工の材料として輸出もされていたそうです。
これも食べると美味いという一石二鳥なので、数が減りつつあるそうです。


ということでシュノーケリングで十分楽しかったのですが、スキューバダイビングをするなら、石垣島と西表島の間にはマンタ(オニイトマキエイ)が見られるスポットが有名だそうです。

コメント
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