チラシの裏

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Fate/Zero 第2話「偽りの戦端」

2011年10月09日 02時15分45秒 | ゲーム:アニメ:TYPE-MOON関連
セリフ、コンテ、効果音、その他エフェクト、何から何までカッコ良く仕上げているな。


今回の話で改めて理解したが、キャラクター多すぎ。

一つの「話」で全ての陣営のエピソードを描くのは不可能だろう。

前回の召喚シーンも全員じゃなかったしな。

今回はキャスターが召喚されるエピソードがあったが、ランサーなんてまだ登場すらしていないぞ。


最終的にはセイバー陣営とアーチャー陣営(言峰ver)が戦うことになるのは知っている。

ネタバレでもなんでもなく「stay night」でセイバーがそう語っている。

最終決戦に行き着く前に描かれる、7つの陣営の各エピソードが、どのようにして展開されて行くのか。

その物語を「Zero」と呼ぶのだろう。


「stay night」は、ゲームというメディアの特性上、主人公である士郎の視点が重視されたシナリオだった。

士郎以外のマスターやサーヴァントにもそれぞれ細かい設定やエピソードが存在していたが、

やはり主人公サイドのエピソードが大半を占めるシナリオ展開となっている。

対して「Zero」のほうはどうだろうか。

第2話まで見た限りだと、誰が主人公だか分からん。

それくらい皆自己主張が激しい。

雨生とキャスターは露骨に敵役ポジションだがw

全てのマスター並びにサーヴァントが、それぞれの正義を主張してぶつかり合う。

それは「stay night」も「Zero」も同じだと思うが、

「Zero」はゲームではないため、複雑なシナリオを一つの視点に絞って整合性を取っていくという仕上げ方が必要ない。

更に言えば、結末はもう用意されているので、単純にエピソードの完成度だけを追求出来る。

各キャラをより深く掘り下げて描き、どの陣営も我々の心に残るような散り方をしていってくれればいい。

単純なだけにハードルが高いような気もするが。


心配なのはボリュームだけだ。

7人のマスターと7体のサーヴァントが自己主張をし始めてしまったら、収集が付かなくなるんじゃないか?

2クールで全ての陣営を描き切れるものなのか?

原作をほとんど読んでいないゆえに、何がカットされても分からないまま視聴を続けることになるが、どうなることやら。