チラシの裏

当ブログでは、主観を重視した文章がエターナル。 裏と表が合わさり最強に見える。

ニューダンガンロンパV3

2018年09月15日 02時38分58秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
前回の記事から3年ぶり。

発売から1年半以上。


ようやくプレイしました。

そしてクリアしました。


今更だが、感想を書きます・・・。


核心のネタバレは無し









1年半以上経っている為、賛否両論な作品なのは知っていた。

なので、びくびくしながらプレイしていた。

どんな恐ろしい展開が待っているのだろう、と。


まず、第1章の学級裁判から度肝を抜かれた。

普通こういうのは最終章とかでやるものだろう!?

驚いたと同時にかなりショックが大きく、その後の第2章が素直に楽しめなかったのが勿体無い。


第2章もそうだが、おしおきが前シリーズとは一線を画すエグさになっている点も驚く。

正直、ブラックユーモアを通り越して笑えないレベルだ。エグイサル。


第3章は、逆にダンガンロンパらしさを感じられて安心してしまった。

毎度毎度、新しいネタをブッ込んできて感心させられるダンガンロンパシリーズだが、

第1章はショックが大きくて心が折れた。

第2章はおしおきが新パターンで気が滅入った。

第3章で平常運転に戻った。


第4章はまた斬新なシナリオ展開だったが、ミステリーとしても素晴らしかった。

ゲームならではのトリックがお見事。

そしてまたダンガンロンパらしいオチ。

本当、よく考えるわ。


今作はネタキャラが少ないというか、意外とマトモなキャラが多い上に

キャラ同士の友情や交流のシーンが印象深いから、感情移入しやすい気がする。

それだけに退場がつらすぎる・・・。


特に第5章。

ここまで来ると心労がピークだ。

ダンガンロンパじゃないとできないトリックとか、本当に感心する。

毎回飽きさせない作りですごいとしか言いようがない。

何を語ってもネタバレになるくらいネタの宝庫なので、これ以上書けない。


そして第6章。

なるほど。賛否両論とは、こういうことか。


俺は、絶賛です。

どんでん返し、大好きです。


この真相は予想できなかった。

素直に賞賛する。

「製作者はダンガンロンパが嫌いなんだ」

という評価を度々目にするが、俺はそうは思わない。

ダンガンロンパを好きでなければ、ここまでやらない。

これが俺の感想。



ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期



以下は核心のネタバレあり。注意


















第1章はいわゆる叙述トリックだ。

ミステリーで俺が一番好きなやつ。

欠点としては映像化ができないこと。

ニューダンガンロンパV3のアニメ化は諦めましょう。


赤松ちゃんが好きだったから、初っ端から心が折れてつらかった。

でもそのおかげでクリア後のオマケゲームをやり込むモチベに繋がったよ。



第2章はおしおきの方向性を再確認させられた。

赤松ちゃんの死に方も、死がはっきりと描かれていて今までのシリーズとは違うことが分かったけど

東条ちゃんの死に方は完全に死に様が描写されてるよね。

全く隠してないよね。

今作は、死ぬところをぼかさない方針だと理解した。



第3章も第2章みたいに金田一とかコナンとかでありふれたトリックだから安心?したが

犯人のマジキチっぷりもダンガンロンパシリーズでお馴染みといった感じで安心した。

被害者が2人というパターンは1で1回、2で1回の、今作で3回目かな?(記憶違いだったらごめんなさい)



第4章は突然の別ゲーで驚いた。

2の新世界プログラムを知っているとニヤリとする要素だな。

劇中劇。

ゲーム中ゲーム。

ゲームだからこそできるトリック。

これもアニメ化不可能。


犯人がまさかのゴン太で、第1章に続いて2度目の衝撃。

ゴン太は絶対死ぬだろうと予想していたが、犯人になるとは微塵も思っていなかった。

しかも犯人に犯行の記憶がないとか・・・。

このやり切れない感じの悲惨な結末は、今作もやはりダンガンロンパなんだと痛感させられる。


入間ちゃんはネタキャラ枠として最後まで残ると予想していたので、これまた予想外だったな。



第5章はまた斬新なトリックに驚かされた。

被害者が分からないトリックは1の第6章と今回で2回だけだと思うが

今回は動機がすごい。

モノクマを欺く為であり学級裁判の根底を覆す為、というシリーズで最も偉大な動機にして最も熱い犯人と言えよう。

しかも共犯が自ら被害者になるというシリーズ初のトリックは誰が予想できるんだ、と。

おしおきで死ななかった犯人というのもシリーズ初じゃないか?


そして王馬くんの真相。

判明するのは第6章だけど、これは正直泣きそうになった。

こういう「嘘」には弱いんだよ俺・・・。

切なすぎて込み上げて来るな・・・。



第6章は本当に素晴らしい。

こんなオチができるのは、本当にダンガンロンパを愛しているからに他ならない。

賛否両論で悪い評価を付ける人が居るのも理解はできるけどね。

でもそんな評価のコメントを読んでいると、書いた人に対して

この人はメタフィクションというジャンルを知らないんだなと見下してしまう点も理解してほしい。

だって、ダンガンロンパはフィクションじゃん。

誰も何も否定していないのに勝手に誤解して悪い評価を書いてしまうのは、ちょっとね。

そもそも、自分の読解力の無さを棚に上げてその場の感情で書いたコメントを評価と呼んでいいのかも疑問だ。

もう少し色々な作品に触れてから評価したほうがいい。と教えてあげたくなるよね。

楽しまないと勿体無いと思うよ。


人智を超えたコスプレ能力でシリーズ全キャラ総出演は、かなり驚いた。

声優の出演数的な意味で。


首謀者の正体は予想通りというか、生存数が少なすぎて誰でも分かるだろうと。

意外性が無かったのが残念。

真相のスケールがシリーズ最大級だったことで、もはや首謀者とかどうでもいい感じになってるけどね。


ミステリー作品としては、


超高校級の昆虫博士

第1章のどんでん返し

V3の意味

トイレが伏線

探偵が男だから女子トイレに入って調べられなかったのも、作中では語られていない伏線


この辺りのネタが面白かった。



エピローグに関しては、実はあまり好きではない。

曖昧な結末は俺の好みではないし、どちらとも解釈できるというのはミステリー作品としては邪道だと思う。

そもそもミステリー作品の定義に当てはめていいのかどうかは置いておくとして、

続編を作る余地が無いくらい完膚なきまでに結末をはっきりさせてくれたほうが良かった。

好みの問題だろうけどね。

それでも総評としてはシリーズ最高傑作と言わせてもらうよ。

キャラクターもストーリーもミステリーも全て最高だった。

最高の形でダンガンロンパを終わらせてくれて本当に感謝したい。

人気の煽りを受けてくだらない続編なんかを出されたら堪ったもんじゃない。

最高傑作のまま完結してくれたことに愛を感じる。

さよなら、ダンガンロンパ

ありがとうダンガンロンパ。



ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期


ダンガンロンパ 第13話「さよなら絶望学園」

2013年09月29日 17時57分37秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
アニメならではの演出も良かったが・・・

悪くは無かったが・・・

どうしても原作の熱さを超えることはできなかったな。


希望を撃ち込むシーンも、展開が早すぎて各キャラの葛藤が軽く見えてしまったし

なによりも謎解きがあっさりしすぎていて、解答を得られたときの達成感が薄いんだよな。

やはり時間をかけて静と動の間をじっくり演出したほうが見栄えは良かったね。


原作はそういった演出が素晴らしいし、ゲームとして自分で考えて謎を解いたときの達成感が気持ち良い。

先に原作をプレイ済みで本当に良かった。

ミステリーや謎解き作品はネタバレ厳禁だから。

アニメでネタバレした人が原作をプレイしても、楽しさが半減してしまうのが勿体無いね。


2期をやるなら見捨てないでまた見るよ。

でも2クールでやってほしいと、心底そう思う。

ダンガンロンパ12話「超高校級の不運が超高校級の殺人と超高校級の処刑と超高校級の絶望を引き寄せた理由

2013年09月22日 01時14分55秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
最終回じゃなかったー!

CHAPTER05で終わりかと思っていたよ。

意外と記憶に残っていないものだねぇ。

もう1回原作をプレイしたほうがいいのかな・・・。


そんなことよりもサブタイトル長すぎ。

50文字以下じゃないと入らないから無理矢理削ったら読み難くなったよ。



今回の話は前回までと比べて丁寧な描写だったと思うがどうだろうか。

記憶が曖昧なので正しく評価できない。

今までも正しく評価できていなかった?

と思ったが、今まで尺が足りなくて重要なところがカットされていたことは真実だな。

これは記憶が曖昧でも分かるレベル。

最初から今回みたいに丁寧に進めていれば・・・。



モノクマが「重要なのはそこじゃない」とはぐらかした「記憶喪失」の件。

とんでもない真実が明らかになった割には何の説明も無くはぐらかされてしまい、

視聴者の皆様も葉隠同様納得できないことだろうと思われるが

アニメだからカットされたわけでは無く、原作でも何も説明されていないのだ。

この件について触れられているのは小説「ダンガンロンパゼロ」なので、ファンは必ず読むように。

ダンガンロンパ 第11話「疾走する青春の絶望ジャンクフード 非日常編」

2013年09月16日 00時36分10秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
いよいよクライマックス。

次回で最終回っぽい。


終わり良ければ全て良しとなるのか。

それとも最後まで尺が足りないのか。

最終話の完成度で全てが決まると言っていいくらい、最後の演出が重要。

ゲームだからこそできた演出なので、それをアニメでどう表現するのか。

注目の最終話である。

ただし、希望1割絶望9割くらいの期待だが。



PS VITAで「ダンガンロンパ1・2」が発売されるが、原作未プレイ組は先にそっちを買ったほうがいいような気がする。

最終話を見る前に原作をプレイするべき、と俺は進言しておく。

第1話から今回までの流れで、大体理解している。

1クールで表現できる作品では無いということを。

本作の魅力を理解するためには原作のプレイが必要。


「アニメ初見でも十分面白いじゃん」という感想の人は、非常に勿体無い。

先に原作をプレイしていれば「これは確かに神ゲー」という感想に至れたはずだからだ。


ちなみに俺はVITA版は買わないと思う。

フルボイスなら2万でも買っていたが、グラフィックが良くなるだけでは買わないな。

ダンガンロンパ 第9話「オール・オール・アポロジーズⅡ」

2013年09月02日 23時35分43秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
残念な完成度の話が多かったので、しばらく感想を書けずにいたが・・・。


もちろん今回も残念なことに変わりはない。

視聴者に推理をさせるつもりが全く無いと理解できる。

しかし、キャラクターの感情を描くという意味ではかなり濃かった。


最強のヒロインであるさくらちゃんは、やはりいい人だった。

真に強い人間だからこそできた自己犠牲。

決して無駄死にではなく、苗木たちの結束力は希望に満ち溢れていた。


そしてほのめかされる「戦刃むくろ」という人物の存在。

その人物が黒幕なのだろうか?

いよいよ物語は最終章へ。



推理させるつもりは無いと書いたが、「黒幕」についての伏線はちゃんと張られていたね。

ダンガンロンパ 第4話「週刊少年ゼツボウマガジン (非)日常編」

2013年07月28日 01時00分23秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
ちょwwwwwOPwwwwwww

何が起こった!?wwwww


俺らが「原作まんまでつまらない」とかにわか発言丸出しだったからか?

まぁ、それはいいとして、今回もスピード展開だったな。

CHAPTER01で3話かけたところを、今回は1話で捜査終了まで進んだ。

と思ったけど第1話はCHAPTER01ではなくPROLOGUEだったか。


CHAPTER02は原作でも理解が難しいシナリオだったが

トリックと謎解きに関してはかなり好きだ。

手掛かりや伏線が秀逸なんだよな。

ただ、これだけ尺が短いと、無駄なエピソードを目立たせて重要な手掛かりを隠すというお約束の手法が難しいからな・・・。

しかし、今回はけっこういい感じなんじゃないか?

キャラクターが3人消えたことによって1人あたりの出番が増えたように見えたし。

キャラクターの濃さが理解できるようになってからが本番だ。

ダンガンロンパ 第3話「イキキル 非日常編」

2013年07月21日 02時12分09秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
EDからCパートにかけての霧切さんとの会話シーン

原作でも屈指の感動シーンなんだが・・・

原作を知らないと難しいだろうな・・・。

舞園さんがどれほど追い詰められていて、どれほど葛藤していたかという事情を理解できないと、難しい。

アニメ版だと、舞園さんのことを理解する間を与えてくれずに終わってしまった。


舞園さんに裏切られたことを知った苗木が、最終的には霧切さんの言葉で救われるという。

たったこれだけのエピソードでも、

苗木の心情がどう揺れ動いていたか。

舞園さんの葛藤は同情できるか。

この2点に対する理解度によって感動するか否か二分することになる。


原作を知る者にとっては、屈指の感動シーンをもう一度見られるというだけで感謝するところなのだが

初見の人はおそらく、犯人が誰だったかと、そのオシオキの壮絶さくらいしか記憶に残らないだろう。

(厳密にはオシオキも規制が入っていて、原作よりぬるくなっているのだが)

ゆえにダンガンロンパアニメ版は、初見さんにオススメできる完成度ではない。

今後もこういうケースが想定されるので、原作を先にプレイしておくのがベター。


原作プレイ済みの人には、全然アリ。

普通に楽しいです。

最後のシーンも泣きそうになった。


あと、これだけだと桑田怜恩がかわいそうなので補足しておくが

間違いなく彼も被害者の一人である。

桑田怜恩は、舞園さんの計画に利用されたに過ぎない。

舞園さんに襲われて反撃したら逆に追い詰めてしまった、という感じで事故に近い形となっている。

だがしかし、その後が悪かった。

犯行がバレなければ生き残れるという悪魔の誘惑に負けてしまった。 クマなだけに。

なので、犯人としては微妙に同情できないが、オシオキを見てしまうと同情できるという、

なんともやり切れない絶妙な後味の悪さを残して終わるのがダンガンロンパ。

ダンガンロンパ 第2話「イキキル(非)日常編」

2013年07月14日 01時24分34秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
ちゃんとアニメ版用にOPが用意されていたんだな。

前回のOPだと、原作とほとんど変わらなくて面白味が無いからな。

俺は原作厨なので前回のほうが好きなのだが、面白さの度合いで言ったらアニメ版のほうが上だな。


江ノ島盾子の顔を見た印象が写真と違うというエピソードが、前回ではなく今回に入っていた。

前回やらなかったので、カットされてしまったのかと残念に思っていたが

個人的に好きなエピソードなので、カットされなくて良かったと安心した。

会話するのが苗木じゃなくてさくらちゃんに変更されていたが、さくらちゃんも好きなキャラなので俺得です。

さくらちゃんの出番が増えるのは嬉しいが、やっぱり尺が短すぎぃ。


捜査パートはサクサクすぎて笑えた。

ものすごい勢いで証拠を入手していったな。

入手エフェクトは原作まんま。


学級裁判に入る前に終わってしまった。

次回からの展開が非常に気になる。

原作を知っていても気になる。


EDの映像(ほぼ静止画だが)も前回と変わっていたな。

スタッフロール間のキャラクターのドット絵にペケ印が・・・。

脱落したキャラクターが次々と消されていくのだと思われる。

同時に、背景のイラストにも一つの仮説が立てられる。

描かれていたキャラクターは、舞園さん、苗木、江ノ島盾子の3人。

苗木は主人公だから別として、舞園さんと江ノ島盾子は今回死亡したキャラクターである。

以上のことからEDの背景イラストは、死亡したキャラクターが順次追加されていくものだと推測できる。

次回で○○○○が追加されれば仮説が立証されるな。


思い入れの強いキャラクターが居なくなってしまっても、EDでイラストを見ることができるという切ない采配・・・。

なぜ切ないのかって?

これ以上言うとネタバレになっちまうわ。

ダンガンロンパ 第1話「ようこそ絶望学園」

2013年07月07日 02時05分59秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
原作プレイ済み、クリア済み。


ネタバレ厳禁な作品だから、ネタバレはしないよ。

そのほうが真相を知ったときのオマエラの絶望が、より大きなものになるしね。 うぷぷ・・・!



そんなわけで、祝アニメ化。

尖ったセンスが売りのゲームであるがゆえに、アニメ化はあり得ないと思っていた。

アニメ向きではない作風なので不安しか無かった・・・

が、動いているモノクマを見て不安が吹き飛んだ。

とりあえず、モノクマを見よう。

初見の人も、そうでない人も、ドラ○もんボイスの怪しいクマに注目しよう。

それだけで楽しめるはず。



既プレイ者としての感想。

ムービーや演出が原作そのままで嬉しい反面、新しさを何も感じない。

本当に原作と変わらない。

シナリオというか、セリフなどは大幅カット。

1クールでは原作のテキスト量を10分の1まで圧縮するしかないとのこと。

ダイジェスト気味になるのも仕方ない。

時間をかけずに面白いところだけ見られると考えれば、それはアニメ版の利点だな。

ダンガンロンパの世界に入り込んでじっくり考察したいというのなら、先に原作をプレイしたほうがいいかもね。

ネタバレを食らう前に。


まだ学級裁判をアニメでやっていないので、どう転ぶか全く読めない。

学級裁判がアニメでどう表現されるか次第で、評価は大きく変化するだろう。

この展開の速さだと、次回でもう学級裁判に突入するだろうから、要注目だ。