チラシの裏

当ブログでは、主観を重視した文章がエターナル。 裏と表が合わさり最強に見える。

うみねこのなく頃に咲 〜猫箱と夢想の交響曲〜

2021年02月01日 00時45分51秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連


「うみねこのなく頃に」通称うみねこ。

俺はPS4版を買いました。


買うかどうか検討している人向けに、

真相のネタバレ無しで、色々と解説します。


うみねこはどんなゲーム?

2007年に発売したWindows用同人ゲームが原作です。

ジャンルはサウンドノベルゲームですが、

実際はプレーヤーが操作するゲーム性はほとんど無く、物語を読み進めるのみです。

ADVゲームでよくある選択肢すらほとんど無いです。



そんなのでゲームって言えるの?

劇中では様々なが出て来ます。

不可解な現象や、猟奇殺人事件などです。

その謎を考察するゲームと言われています。



あまり面白そうじゃないんだけど?

読み物、物語としての面白さは、トップクラスだと思います。

俺のクソみたいな記事を読んでくださるような方の好みには一致すると思います。

しかし、完走した人の評価は、先入観によって賛否両論となっています。

特に「ひぐらしのなく頃に」を知っているかどうかで先入観が大きく影響します。



ひぐらしは好きだったけど楽しめる?

ひぐらしのどこが好きかによります。

・キャラが好き

 → うみねこのほうが登場キャラが数倍多いので、気に入るキャラも多いかもしれません。



・音楽が好き

 → BGMも数倍多いです。同じ作曲者も参加しています。

   各章の主題歌もひぐらし並に素晴らしいです。



・惨劇が好き

 → 竜騎士07先生の惨劇描写は健在です。



・ハッピーエンドが好き

 → うみねこのハッピーエンドは、ひぐらしとは異なります。

   ひぐらしのような結末を期待している人は、楽しめない可能性が高いです。



・ミステリーが好き

 → そもそもひぐらしはミステリーではないという意見は却下です。

   ひぐらしはしっかりミステリーでした。

   対してうみねこは、ミステリー作品ではありません。

   ミステリーを題材にした物語という作品です。

   そこを誤解していると楽しめない可能性が高いです。



まとめると、ひぐらしとの共通点はかなり少ない印象です。

ひぐらしと同じものを期待すればするほど裏切られる、ということになりそうです。



ひぐらしを知らないけど楽しめる?

ミステリー作品という先入観が無い分、より一層楽しめるかもしれません。


舞台設定は、ひぐらしとうみねこは別の世界だと言われています。

しかし、共通するキャラクターが登場するので、同じ世界だけど別の世界線なのだと解釈できます。

物語的には全く関係無いことなので、ひぐらしを知っているとニヤリとできる程度の関係性です。


どちらかと言うと、全くの別作品である「ジョジョ」や「ダンガンロンパ」のほうが

やっていることのベクトルが近い気がします。

ミステリーというギミックを使うバトルもの。

推理を武器にするバトルもの。

熱い展開が好きな人は間違いなく楽しめるでしょう。

ミステリーのカタルシスを味わいたい人には賛否両論となります。



色々あるけど、どれをやればいいの?

まず、うみねこのラインナップですが、

原作「うみねこのなく頃に」
 出題編と言われるEpisode1~4が収録されています。
 Episode1は体験版が無料でダウンロードできます。
 ※それ以降のパッケージ版は入手困難です。

原作「うみねこのなく頃に散」
 展開編と言われるEpisode5~8が収録されています。


原作「うみねこのなく頃に翼」
原作「うみねこのなく頃に羽」
原作「うみねこのなく頃に咲」
 番外編などの追加シナリオです。


PS3「うみねこのなく頃に 〜魔女と推理の輪舞曲〜」
 Episode1~4の移植版です。
 BGMとシナリオは原作そのままで、グラフィックを一新し、フルボイス化されています。


PS3「うみねこのなく頃に散 〜真実と幻想の夜想曲〜」
 Episode5~8の移植版です。
 BGMとシナリオは原作そのままで、グラフィックを一新し、フルボイス化されています。


PSP「うみねこのなく頃にPortable 1」
 Episode1~2の移植版です。
 PS3版とほぼいっしょです。


PSP「うみねこのなく頃にPortable 2」
 Episode3~4の移植版です。
 PS3版とほぼいっしょです。
 ※PSP版にEpisode5以降は発売されていません。


Steam「うみねこのなく頃に」
 Episode1~4の移植版です。
 原作と同じものをプレイできます。
 立ち絵のグラフィックを新規のものに切り替えできることと、テキストを英語にできる点が追加要素です。


Steam「うみねこのなく頃に散」
 Episode5~8の移植版です。
 原作と同じものをプレイできます。
 立ち絵のグラフィックを新規のものに切り替えできることと、テキストを英語にできる点が追加要素です。
 ※Steam版は原作と同じでボイスはありません。


PS4・Nintendo Switch「うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~」
 Episode1~8、翼、羽、咲の全部入り移植版です。
 「黄金夢想曲†CROSS」という同人格闘ゲームを無料でダウンロードできる特典付きです。
 Episode1~8はPS3版とほぼいっしょです。
 翼、羽、咲もBGMとシナリオは原作そのままで、グラフィックを一新し、フルボイス化されています。
 ※PS3版と比較すると、色々と挙動が最適化されている印象を受けました。



他にも、メディアミックスとして漫画、小説、アニメがあります。


漫画版は絵の情報量が優れる点と、Episode8の結末が原作と異なる点が売りです。

うみねこは、BGMと声優さんの演技が素晴らしい作品なので、漫画版ではそこが味わえないのが欠点です。


小説版は読んでいないのでわかりません。


アニメ版はダイジェスト映像なので見ないほうがいいです。

むしろ原作の熱いシーンはほとんどカットされているので見る価値無しです。



まとめると、

原作は、立ち絵のイラストが竜騎士07先生作画なので好き嫌いが分かれます。そもそもパッケージ版は買えません。

PS3版は、PS4を持っていないならアリです。ただし、追加シナリオが楽しめません。

PSP版は、完結していないのでナシです。

Steam版は、声優さんの熱演を聴けないのが残念ですが、手早く読み進めたいならアリです。追加シナリオはありません。


やはり、PS4版かNintendo Switch版が最もオススメできますね。

今から始めるなら断然PS4版かNintendo Switch版でしょう。

黄金夢想曲†CROSSで俺と対戦するならPS4版がいいですね!


PS3版を既に完走した人には微妙かもしれませんが、俺は楽しめています。(まだEP1途中)

声優SUGEEEE!!

BGMかっけー!!

というしょーもない感想しか言えませんが、うみねこは傑作だと断言しましょう。



うみねこのなく頃に咲 〜猫箱と夢想の交響曲〜



リメイク

2020年03月26日 02時16分23秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
過去の名作を現在の人たちに伝えたい。

殿堂入り級の傑作を共有したい。



でも、今更○○年前の作品なんてなぁ・・・




そこでリメイクです。






詳細は不明だが、新作ではなくリメイク

で合ってるよね?

鬼隠し篇からやるんだよね?


キャラデザはこんな感じでいいと思う。

かわいさとのギャップが売りだったしね。


BDを買って応援するので、うみねこもお願いします。

うみねこのなく頃に 咲

2019年10月30日 23時07分02秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
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うみねこのなく頃に咲 〜猫箱と夢想の交響曲〜 - チラシの裏

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うみねこのなく頃に咲 〜猫箱と夢想の交響曲〜 - チラシの裏

 






うみねこのなく頃に(以下うみねこ)


うみねこ記事は4年ぶり。

うみねこEP8発売から10年。

原作ゲームの完結編が本作「うみねこのなく頃に 咲」だ。


当記事では、犯人や真相を明かすようなネタバレは無しです。


前回の記事で書いたように、うみねこはゲーム本編で真相が明かされず、

数年後に発表された漫画版で真相が描かれるというメディアミックスをやってくれた。

そして今回は、「黄金夢想曲†CROSS」の特典だった「我らの告白」がサウンドノベル化されていて、

いくつかのトリックの解答が明かされている。


更に、完全新作となる「うみねこのなく頃に 咲」では、新たなゲーム盤が登場し、

戦人、ベアト、縁寿の3人と新キャラクターが対戦する。

うみねこは新作が出る度に新キャラが登場するというお約束があり、今回もそれに違わなかった。


内容はネタバレになるから書かないが、面白い番外編だったと思う。

俺は、12年間うみねこと関わって来て、初めて犯人が分かってしまった。

本編では一度も推理が正解したことがないのに・・・。



改めて漫画版を読んだり、テキストを読み返したり、BGMを聴いたりすると分かるが

本当によく出来た物語だと思う。

愛がなければ視えない

とか

幸せを蘇らせる反魂の魔法

とか

人間賛歌の描き方をミステリやファンタジーで演出するなんて、天才としか言いようがない。


しかし、メタフィクションが3重構造で理解し難いと思う読者も居ただろうし、

漫画版EP8第9巻みたいに分かり易いエンディングを描かなかったことが、原作ゲーム不人気という敗因だろうね。

キャラ、BGM、ストーリーは全て一級品なのだから、奇をてらう必要は無かった。

ひぐらしのなく頃にを超えるポテンシャルを秘めていたのに、勿体無い。



アニメ版は全然駄目。

主題歌と声優以外は全て駄目。

アニメスタッフに言えることは一つ。

ちゃんと原作をプレイしてから制作してね。



漫画版とPS3版は素晴らしい。

以前の記事でも書いたが、漫画版は原作の素晴らしいBGMを聴けないことが欠点。

PS3版は立ち絵が小綺麗で、原作のような表情の豊かさを感じられない。

Steam版みたいにキャラクターデザインを選べればよかった。

それ以外はパ~フェクト。

最高傑作と言ってもいい。




これからうみねこを始めようかなという人は、以下を参考にしてください。


手軽に楽しむパターンは4つ。



竜騎士先生のヘタクソな絵はキャラの表情、表現が素晴らしいので、

まずは原作ゲームEP1の無料体験版をプレイして

世界観に引き込まれるテキスト、EPラストのどんでん返し、神BGMを堪能してから始めよう。

① 原作ゲーム「うみねこのなく頃に EP2~4」 → 原作ゲーム「うみねこのなく頃に 散 EP5~8」
  → 漫画版「うみねこのなく頃に 散 EP8 第9巻」 → 原作ゲーム「うみねこのなく頃に 咲」

② Steam版「うみねこのなく頃に EP2~4」 → Steam版「うみねこのなく頃に 散 EP5~8」
  → 漫画版「うみねこのなく頃に 散 EP8 第9巻」 → 原作ゲーム「うみねこのなく頃に 咲」



どうしてもヘタクソな絵は無理!という人は、Steam版なら立ち絵を変更可能なので

③ Steam版「うみねこのなく頃に EP1~4」 → Steam版「うみねこのなく頃に 散 EP5~8」
  → 漫画版「うみねこのなく頃に 散 EP8 第9巻」



声優の熱演が気になる人は

④ PS3版「うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~」 → PS3版「うみねこのなく頃に ~真実と幻想の夜想曲~」
  → 漫画版「うみねこのなく頃に 散 EP8 第9巻」


声優の演技に関しては、本当に凄すぎる為、原作や漫画だけの人にもオススメできる。

俺はボロ泣きでした。




PSP版はEP4までしか発売されておらず、EP5以降はお蔵入りと思われる。

原作ゲームの「羽」と「翼」はファンディスクなので、うみねこが好きならどうぞ。

「黄金夢想曲」は同人の同人なので、うみねこを知らなくても遊べる。






ちなみに俺は、

原作ゲームEP1~8と漫画版を並行 → PS3版両方と漫画版を並行 → 原作ゲーム「うみねこのなく頃に 咲」


Steam版以外は網羅している。



10年前は人にオススメし難い作品だったが、今は違う。

はっきりと断言できる。

ゲームオタクなのにうみねこを知らないのは勿体無いよと。

うみねこのなく頃に 完結

2015年08月25日 03時20分57秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
漫画版「うみねこのなく頃に Episode8 Twilight of the golden witch」の第8巻と第9巻が発売されたことにより

「うみねこのなく頃に」という作品が完全な形を以って完結した。


原作やコンシューマ版をプレイした我々が欲していたもの。

あの日の六軒島で何が起こったのか。

それがこの第9巻で描かれている。

事件の謎に挑戦し、推理に時間を費やしていた我々にとっては、まさしく「解答編」だ。

これをずっと待っていたのだ。


「解答編」を原作本編で描かなかったことに関しては失敗だったと言わざるを得ないが、

こうして最終的に物語をフォローしてくれたことは素直に褒め称えるべき。

竜騎士07先生が描く物語は熱くて面白いのだから、変に捻らずに最初からこうしていれば良かったのだ。

そして、夏海ケイ先生が漫画というメディアで描くことによって、俺のような頭の固い人間にも理解し易く楽しめるようになっている。


他の作家さんをディスるわけではないが、スマートに「うみねこ」を楽しむ方法としては

やはり前回の記事でも書いたとおり、

原作かコンシューマ版をEP1~8までプレイし、漫画版EP8を読んで補完する。

これが最適解だろう。

その際に、解答を推理しながら進行させると、物語をより深く楽しむことができる。

推理すればするほど漫画版EP8で解答を知ったときの感動が倍増することは言うまでもない。


もし身近に「うみねこ」を知っている人が居るのであれば、

自分の考察を聞いてもらったり、ヒントを返してもらったりしてゲーム感覚で楽しむのもいいかもしれないね。

そういった遊びも漫画版EP8の存在が前提となるので、

漫画版EP8は「うみねこのなく頃に」という作品を語る上では必須のパーツと言える。

EP8コミック7巻発売記念 うみねこって面白いの? まとめ

2015年04月23日 05時00分11秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
漫画版「うみねこのなく頃に Episode8 Twilight of the golden witch」の第7巻が発売された。

8月22日発売予定の8巻と9巻で完結とのことで、今回の第7巻では最終決戦が開幕となる。

「ひぐらしのなく頃に」を知っている人ならニヤリとする展開。

梨花が敵で美代子が味方!?


音声無しの紙媒体でこの熱さはすごい!

夏海ケイ先生の漫画は本当に熱が篭っている。

「うみねこのなく頃に」を知っていても知らなくても読んで損は無い。



さて、そんな「うみねこのなく頃に」という作品を皆様は知っているだろうか?

当ブログの読者様ならば、名前くらいは聞いたことがあるかな?


まずは、「うみねこのなく頃に」とはなんぞやという人向けの簡単な紹介から入らせて頂く。


10年以上前に「ひぐらしのなく頃に」という同人ゲーム(サウンドノベル)が、ネットのクチコミにより急激に人気を伸ばして行った。

その人気を受けて、アニメ化、漫画化がされたことによって、同人ゲームに縁が無い層からも支持を得るに至った。

果てはコンシューマ化、実写映画化、パチスロ等々、元が同人ゲームとは思えないほどの広がりを見せた。

そんな大人気作品のシナリオとキャラクターデザインを務めたのが「竜騎士07」氏。

「うみねこのなく頃に」は、竜騎士07先生によるなく頃にシリーズ2作目に当たる。


「うみねこ」はどういうゲームなの?

「ひぐらし」と同じサウンドノベルというジャンルである。

しかし、ゲーム内でのゲーム性はほぼ無いに等しく、Episode1から順次発売されて行くソフトをただ読み進めていくのみとなる。

Episode4にて、いわゆる出題編が完結し、読者はここまでの情報から真相を推理することが課せられている。

と言っても、前述の通り推理ゲームでは無いので、推理しないでストーリーを読むだけでも楽しむことが可能だ。

Episode5からは「うみねこのなく頃に散(ちる)」とタイトルを変え、Episode8で物語は完結する。



どういう物語なの?

Episode1では、1986年10月4日の「六軒島」から始まり、主人公「右代宮戦人(うしろみやばとら)」は、

「右代宮家」の洋館で次々と起こる連続殺人事件と、「魔女ベアトリーチェ」に見立てられた謎に迫って行く。

オカルト的な不気味さを内包した、孤島の洋館ミステリーという形だ。

クリア後の追加シナリオでは「ひぐらし」でお馴染みの超展開が読者を驚かせる。


続くEpisode2からは、殺人事件は人間が行うトリックなのか、魔女が行う魔法なのかという

多層化された視点で描かれるメタフィクションな論戦が展開される。



メタな論戦って何?

「六軒島」で起こる物語を「ゲーム盤」と称し、それを俯瞰する立場に居るキャラクターたちが、

ミステリーとして解ける謎なのかどうかを論じて戦う描写のこと。

ミステリーで解けないならば、それは魔女が魔法によって行った殺人であることを認めなければならないという。

そして、この頃から「ゲーム盤」上に露骨な幻想描写が目立って来る。



幻想描写って何?

魔法など、現実にはありえない描写。

ファンタジー的な表現のこと。

露骨に現れるのはEpisode2からだが、実はEpisode1でも黄金の蝶が舞う描写がちらほら見られる。



「うみねこ」はファンタジー作品なのか?

ファンタジー描写が存在すればファンタジー作品と定義付けてもいいと思うが、

それがミステリーでは無いことの定義にはならず、ファンタジー要素があるミステリーと呼べる。

そもそも、作中で提示される謎の真相がミステリーなのかファンタジーなのかという点と、

「うみねこ」という作品のジャンルに関しては、全く関係が無い。

見た目や演出の印象に翻弄されて真相に辿り着けないのであれば、非常に勿体無い。

そういうことを教えてくれる作品。



「うみねこ」は何が面白いの?

まず、単純に物語が面白い。

読んでいて先が気になる。

竜騎士07先生お得意の、持ち上げて落とす絶望感と、絶望からの逆転という熱い展開が魅力的。

それを演出するBGMが素晴らしすぎて、熱い場面を更に盛り上げてくれる。

作曲家陣に恵まれているという印象。


次に、謎解きが面白い。

推理して真相に辿り着くことがゲームクリアというわけでは無いが、

これだけ面白い物語が展開されると、自然と考察したくなってしまうものなのだ。



「ひぐらし」は好きだったけど楽しめる?

「ひぐらし」の何が好きだったかにもよる。

「ひぐらし」原作を最後まで読破してなお好き。 と言える人にはオススメできる。

アニメを見ただけ、とかだと微妙なところ。

「ひぐらし」よりも、別作品だが「Fate/stay night」とかのほうが好みが近いかもしれない。

とにかく熱い展開に燃えたい!という人には合うと思う。



「うみねこ」は何故こんなに叩かれてるの?

最も大きな要因は、最終Episodeにて読者が求めていたものが描かれなかったこと。

そして、描かないことが美徳であるという方向性に持って行ったこと。

はっきりと描かなくても、ちゃんと推理している人なら分かるはずですという姿勢を貫いてしまったこと。

熱心な読者であれば、言いたいことは理解できる。

理解はできる、が。

それは一つの作品として完成していると言えるの? と疑問に思わざるを得ない。

物語や謎の提示が面白い作品だっただけに、読者の一転した反発も大きく、作品自体の評価も貶める結果となった。


ところが朗報。

3年の時を経て、漫画版にて「読者が求めていたもの」が描かれたのだ。

これを読んだ者の評価は、「なぜ本編でやらなかったし・・・」という声が多かった。



メディア展開は?

2009年7月にアニメ化。

Episode1~4が映像化されたが、キャラクターが声付きで動くという点以外に見所が無い残念な完成度だ。

アニメというメディアを生かすなら、熱い展開が最も適しているはずなのだが、そういった演出が無いまま終わってしまった。


2010年12月にコンシューマ(PS3)化。

Episode1~4を収録した「魔女と推理の輪舞曲」は、グラフィックを一新、フルボイス化、好評だったBGMはそのまま、というのが売り。

翌年の2011年12月にはEpisode5~8を収録した「真実と幻想の夜想曲」が発売されている。

原作は、絵描きでは無い竜騎士07先生が立ち絵を描いている為、賛否両論な絵柄なのだが

コンシューマ版は普通にプロの絵描きが描いているので、好き嫌いが別れるところでもある。

一番の魅力はキャラクターのフルボイス化だろう。

声優さんたちの熱演が、物語を最大限に盛り上げてくれる。


2007年から漫画化がスタート。

Episode1から順に、時には並行して連載されている。


うみねこのなく頃に Episode1 - Legend of the golden witch(作画:夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載)全4巻

うみねこのなく頃に Episode2 - Turn of the golden witch(作画:鈴木次郎 月刊Gファンタジー連載)全5巻

うみねこのなく頃に Episode3 - Banquet of the golden witch(作画:夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載)全5巻

うみねこのなく頃に Episode4 - Alliance of the golden witch(作画:宗一郎 ガンガンONLINE連載)全6巻

うみねこのなく頃に散 Episode5 - End of the golden witch(作画:秋タカ 月刊ガンガンJOKER連載)全6巻

うみねこのなく頃に散 Episode6 - Dawn of the golden witch(作画:桃山ひなせ 月刊Gファンタジー連載)全6巻

うみねこのなく頃に散 Episode7 - Requiem of the golden witch(作画:水野英多 月刊少年ガンガン連載中)

うみねこのなく頃に散 Episode8 - Twilight of the golden witch (作画:夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載中)


Episode1~7は原作に忠実だが、Episode8は原作で描かれなかった大切なことが多数描かれている。

漫画版が完結した場合、「うみねこ」という作品全体の評価が激変する可能性がある。



これから「うみねこ」を始めようと思うんだが、どこから手を付ければいい?

・PC版(原作)

「ひぐらし」のPC版(原作)が好きな人にはオススメできる。

竜騎士07先生が描いた立ち絵が特徴的。

表情の変化など、この独特な雰囲気は他では味わえない。


・アニメ版

あまりオススメできないが、どうしても時間が無くて、どういう話なのかだけでも知りたい!

という人ならEpisode1だけ見て判断すればいいと思う。

仮に面白かったとしても、ネタバレ厳禁的な意味で、Episode2以降はアニメで見ないほうがいいかもしれない。


・コンシューマ版

竜騎士07先生の絵が苦手な人はこちらへ。

声優さんの迫真の演技で盛り上がりたい人にはオススメできる。

ただし、クリアまでの所要時間は覚悟しておいたほうがいい。


・漫画版

物語、シナリオを手っ取り早く、かつ正確に理解したい人にはオススメできる。

それ以外でも、原作を補完する描写が多いので、理解を深める為には必須となる。

ただし、最高傑作と名高い数々のBGMが無いことと、声優さんの熱演が聴けないことを考えると、少し勿体無い気もする。

あと、夏海ケイ先生以外の作品は読んでいないので、クオリティを保証できない。



以上のことから、コンシューマ版をクリアしたら漫画版で補完するという流れがオススメである。

具体的には、Episode1から順にEpisode7までをコンシューマ版で進め、Episode8はコンシューマ版でやらず、漫画版で読む。

これが最善。

または、Episode1のPC版が無料でダウンロードできるので、試しにどんな物語か知ってから始める。

という2パターンがよろしいかと思う。


Episode1体験版(エンディングまでプレイできます)
http://07th-expansion.net/umi/soft/umi_taiken.htm


PC版の、竜騎士07先生デザインの立ち絵が嫌いな人は、Episode1の漫画版で試すのもアリ。

ひぐらしのなく頃に粋

2014年11月28日 03時06分39秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
「ひぐらしのなく頃に」

この作品こそ、俺の原点。

この作品に出会えたことで今の俺が成り立っている。

それくらい大切な作品だ。


その「ひぐらし」がコンシューマ完全版とも言える形で、来年3月にPS3とVitaで発売予定なのだ。

俺のような「ひぐらしファン」ならば手に入れておきたい一品だし、

気になるけどタイトルが色々ありすぎて手を付けられないでいる、という人にもオススメできそうだし、

自称オタクと言えるレベルの人間なら、知識の一つとして知っていなければおかしい殿堂入りクラスの作品だし、

食わず嫌いで敬遠するには勿体無いほどいい機会だと言えよう。

推定プレイ時間が200時間ということなので、相当な覚悟は必要だと思うがw


あと、「ひぐらし」がミステリー作品であるか否かなど、くだらない議論はもう飽きたので純粋に楽しめばいいと思う。

謎があって、謎の解明に興じることができて、最終的に謎が明かされるのであれば、特別な定義付けは必要ない。

物語として面白くて謎解きも面白ければ、それは最高傑作ではないか。


キャラクターデザインとか、作画とか、絵的な面で気に入らない点がある場合は仕方ない。

俺は見た目より中身重視派なので気にしないが、見た目を重視する人も当然少なくない。

相性が悪い人は諦めるしかないが、コミックス版などもあるので、そちらから試すという手段がある。

最もメジャーなのはアニメ版だが、さすがに古い作品でね・・・。


個人的には原作の雰囲気が至高だが、コンシューマ版はフルボイスというファンにとっては嬉しい魅力もある。

総合的には今回の「ひぐらしのなく頃に粋」が最もオススメし易い「ひぐらし」となる予感がある。

ひぐらしのなく頃に問 その2

2013年06月23日 23時45分16秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
ニコランでひぐらしMADが上がっていて何事かと思い、公式サイトをチェック。

いつの間にか新しいクイズが来ていた。




前回よりレベルが下がったじゃねーかwww


さすがに現役の頃から時間が経ちすぎていてよく覚えていないな。

感染度も薄まったというわけか。


あと「ひぐらし総選挙」ワラタ。

黄金夢想曲†CROSS

2012年01月05日 00時39分46秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
ドラノールぺろぺろォォォ!!!

というわけで、さっそくドラちゃんを使ってみたが・・・






まさかの重量級投げキャラでござる。

「ノックス十戒」 63214+弱or中or強

ポチョムキンバスターみたいに上空へ連れて行き、剣で突き刺しながら急降下して叩き付ける打撃投げ。

基本的には打撃投げなのでガード可能だが、密接時はガード不能の投げ技に変化する。


SP版は投げ間合いが広くなる。

逆に、SP版だと打撃投げのほうを狙って当てることは難しい。


「SP版ノックス十戒」のセリフが早口で笑えるw

ノックスの十戒を全て読み上げてくれるんだから、そりゃあ早口になるわなw


ポチョバスくらいの火力で、投げが決まったら逆転出来る浪漫キャラなら面白かったかもw







「トゥルムトレーネ」 空中で63214+弱or中or強

剣で突き刺して、相手を下に投げ付ける空中打撃投げ。


SP版はダメージが増加するのみ(だと思う)。

要検証。







「ユングフラウ・コーネリア」 22+弱or中or強

コーネリアを召喚し、相手の飛び道具に対する防御壁を張る。

制限時間は無く、何発でも飛び道具を無効化出来るが、ドラノールが攻撃を食らうと消滅する。


SP版はコーネリアではなくガートルードを召喚する。

ガートルードは、ドラノールが攻撃を食らっても消えないが、発生から15秒くらい経つと消滅する。

どちらも防げるのは幻想のみのようで、楼座の銃には貫通された。

他にも無効化出来ない飛び道具があるかは要検証。


それにしても、このステージは背景が自重していないなw

東方ネタは原作再現だが、トミーが居るのは予想していなくて吹いたw

あと、朱志香の技でマスタースパークにしか見えないのがあるなw







「キルシュアイゼン」 623+弱or中or強

剣を盾にして前方に突進する移動技。

弱中強で順に移動距離が伸びる。

スーパーアーマーが付いており、相手の攻撃をガードしながら移動出来る。

上中下段全てガード出来るようだ。

何発耐えられるかは要検証。

一応攻撃判定もあり、相手に当たると僅かにダメージを与えられる。


SP版はコーネリアとガートルードを従えつつ突進する。

移動距離が伸びる以外に何があるかは要検証。







「ロートシュリュッセル」 236236+強 (SP2必要)

前方に跳躍しながら剣を振り下ろす超必殺技。

中段判定なのでしゃがみガード不可。

しかし、無敵時間が無い上に発生も遅いのでコンボに使うのが無難だと思われる。

相手の下段攻撃を飛び越えるという一点読みが出来れば、訓練されたドラノール使いと言えよう。







「ヘイリッヒ・トーデスルタイル」 641236+強 (メタ中のみ)

前方に突進後、ヒットすると相手をロックして剣で滅多刺しにするメタ必殺技デスデスデス。

発生は速いものの、こちらも無敵時間が無いので確定状況で使うようにしたい。





技紹介は終わり。

次はコンボ。


 2弱(密着ヒット) → 5中 → 2中 → 2強 → 中キルシュアイゼン → ノックス十戒 (1165ダメージ)

 2弱(密着ヒット) → 5中 → 2中 → 2強 → 中キルシュアイゼン → SPノックス十戒 (1376ダメージ)


2弱が密着より少し離れてヒットした場合は5中を省く。

2弱が先端ヒットだと、5中を省いてもノックス十戒がSP版しか入らない。



 2弱(画面端密着ヒット) → 5中 → 2中 → 2強 → 弱キルシュアイゼン → SPノックス十戒 (1345ダメージ)


画面端だと、キルシュアイゼンを弱にしてノックス十戒をSP版にしないと入らない。



コンボ紹介は終わり。


これ以上の攻略をするかは未定だが、普通にゲームとして楽しめてしまったので対戦とかもしたいね。

ドラちゃんは2弱が下段判定じゃないという残念なキャラなので、たぶん弱キャラの分類になると思うがw

全然やり込んでないから知らないが、接近して崩してコンボを入れるゲーム、で合ってるよな?

次はコンボキャラもやってみたいね。






スト4で有名なせんとすの実況動画。

夏妃カラー朱志香のマスパや、ヱリカ&ドラノールのエンディングが見られるぞ。



ノックス十戒(物理)に吹いたwww

予約特典小冊子は、真犯人の手記

2011年12月31日 02時03分05秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
PCソフト「彼岸花の咲く夜に 第二夜」

PCソフト「黄金夢想曲†CROSS」

PCソフト「うみねこのなく頃に 羽」

特典小冊子「我らの告白」


の4点セットが虎から届いた。

30日に届くのは早い気がするがどうなんだ?

昔、うみねこの新作を注文したときは年が明けてから届いたような気がしたんだが・・・。


とりあえず、「黄金夢想曲†CROSS」と「うみねこのなく頃に 羽」をインストールしつつ、「我らの告白」を読んだ。

「彼岸花の咲く夜に 第二夜」は未開封。

「第一夜」を同梱していないらしいからね。

「第一夜」未プレイの俺が、続編である「第二夜」を手に入れても全く意味が無い。

しかし、セットで購入しないと「我らの告白」が手に入らない。

同人なのに、クソ商法おつ。


とは言え、「黄金夢想曲†CROSS」はガチで欲しかったさ。

黒戦人はともかく、新キャラや「X」のキャラが追加されたのは素直に嬉しい。

ドラちゃんぺろぺろ。

はやくデスデスしたいデス。


「ひぐらし」と「うみねこ」は、新作を買うと前作も同梱されていたが、「彼岸花」は違ったと。

何か事情があるのか?

こっちもクソ商法に切り替えたのか?

完結して評価を見てから購入を決める予定だったが、1個ずつ揃えないと駄目となると、評価が良くても買う気が失せるな。


「我らの告白」は、ベアトのゲーム盤が完成する前の段階の、プロットに近い状態の文章をドラノールに読んでもらう、という内容の小冊子。


詳細な感想はまた次回に書きます。