小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

SUPがやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!

2020年09月26日 | SUPライフ 母島
■ついに、我が家に初SUPがやって来ました!!
実は妻や娘と去年位から、いや、もっと前からSUP欲しいよね~と話していました。

そして、ついに小笠原で新型コロナの初の感染者が出た翌日の9/19の貨物船・共勝丸で届きました!!

このSUPに出逢うまで、父島から仕事で母島に来てくれていた、
サーファー&カヌーパドラーのつよぽんにめっちゃ相談させてもらいました。
そのアドバイスの優しくて的確な事!
本当にありがとうございます(*^_^*)

色んなショップに連絡し、ああでもない、こうでもない、発送方法…云々などなど
このタイミングと流れに身を任せ、
色んなめぐりあわせで、NSPというメーカーのHIT CRUISER 11'2"というボードになりました。

到着してから今日で1週間。
毎日漕いでます(笑)。

目線の高い海の上の景色、
風や波を読みながら進む感覚、
ほぼカヌーと同じパドリングなので、めっちゃ練習になる、
とにかく朝漕ぎが超気持ちいい♡
ひとりでも楽しめる、
波があってもなくても楽しめる、
毎日自分の技術が進化して楽しい(*^_^*)♪

いや世の中、サーフィンよりもサップ人口の方が増えているという意味が分かりました。
これは入口としては入りやすいし、めちゃくちゃ深い醍醐味があります。

今回はせっかくなんで離島での購入方法の紹介や、
運動神経ゼロで超ど素人の僕が感じたことを色々書いていきたいと思います。

ちなみにうちの次女さん。
毎朝練習している僕より、あっさり乗って、しかも上手(笑)。

くっそ~!おやぢも負けないぞ~~ヽ(^o^)丿

ちなみにSUPはStand Up Paddle boardの略です☆

■まずは気になる購入ですね。
小笠原は本土から1000km離れた、週に1度のアクセスしかない超遠隔離島です。
近年、ヤマトが大型荷物の運搬をやめたりで、厳しい情勢の中、3mを超えるボードを果たして小笠原まで運べるのか!?
そこが問題でした。
インフレータブルタイプを購入の場合は小さく畳めるので、おそらく送料無料の場合も多いと思います。

色んなショップに問合せ、とても対応が良かった石川県のショップ「パープル・ヘイズ」さんに決定!
とても親身に僕の体格や家族で乗りたい事、島への運送など、本当に色んな相談に乗ってもらいました。
めっちゃいいスタッフさんでした♪

色々調べた結果、自分で取りにいかない場合での小笠原に長いサーフボードを運ぶには3つの方法がある事が分かりました。

①おがさわら丸の貨物で運ぶ
これが一番お手軽な方法です。
現在、佐川やヤマトは取り扱ってくれないそうです。
しかし、福山通運か西濃運輸であれば島まで配送可能とのこと。
今回のサイズの場合は海上運賃も含め、19000円くらいになるとのことでした。
これは今回のショップさんが丁寧に調べてくれました☆

②貨物船・共勝丸で運ぶ
今回、利用した手段です。
注文の際に月島の共勝丸事務所に届くように手配し、お届け先に「母島 ○○様行」と追加記入し、注文する方法です。
箱にも大きく書いてもらうようにお願いしました。
送料は着払い。
基本的に平日の午前に受け取ってくれるので、事前に共勝丸の事務所の方に連絡しておくことをお勧めします。
今回は8313円で東京→母島を運んでくれました♪(1㎥:東京→父島13,500円、東京→母島17,200円)

共勝丸は海況でどんどん日程が変わります(積荷を破損させない為に無理な航海はしないとのこと)。
HPで運航スケジュールをチェックする様にしましよう!

③内地の友人におが丸のチッキに預けてもらう
これが一番、友人いわく、コスパがいい方法らしいです。
内地の竹芝近くの営業所止めにボードを配達。
おが丸竹芝出港に合わせて内地の友人に直接持ち込んでもらう。
そうすると、父島までなんと1650円で運べます☆
大きなSUPボードでもサーフボードと同等の扱いをしてくれるみたいですね(#^.^#)

これは共勝丸で母島についたSUPボード。
しっかりと梱包して発送してくれたので、傷一つありませんでした(#^.^#)

以上の3つの方法はあくまで2020年9月の状況です。
様々な理由で変更することも多いので、きちんと調べてみて下さい。

■このSUPを選んだ理由です。
・インフレータブルかハードか?
まずはインフレータブル(空気でふくらますタイプ)かハード(中身が詰まったタイプ)か。
インフレータブルは価格も安いし、持ち運びが断然簡単だそうです。
とにかく、内地でもやはり置き場と運搬方法が色々決めて行くようです。

僕は島で波に乗りたいし、岩や珊瑚にぶつけるおっちょこちょいなので、
ハードタイプにすることにしました。

ハードの中でもレース、ウェーブ、オールラウンドとタイプがあるそうですが、
思いっきり初心者なのでもちろんオールラウンドに決定しました。

・長さ
長さは直進性と安定感を決める大事な部分らしく、初心者は長ければ長いほうがより安定するそうです。
このHIT CRUISERも9'8"、10'2"、11'2"と3種類の長さのラインナップがあったのですが、
僕の日々大きくなった準ヘビー級の体重をショップに話したら、もう11フィート2インチしか選択肢はなくなりました(笑)。
子供と乗る場合も長い方が安定性が良くていいそうです。

ちなみに
1フィート(ft)が30.48センチ(㎝)=12インチ(inch)。
1インチ(inch)=2.54センチ(㎝)。
1マイル(mile)= 約1.6 キロメートル(km)。

・容量と幅
ボードの容量は子どもと乗る場合は160ℓ以上はないと厳しいと言われました。
今回のボードは226ℓもあるので安心です。

幅もまずは32インチ以上はあった方がいいと言われました。
つよぽんには、このノーズの形が我が家のこれからの母島スタイルに丁度いいのでは、とアドバイスをくれました。


・メーカー
これは完全につよぽんのお勧めメーカーでした。
NSPは元々ウインドサーフィンのメーカーだそうで、ボードの表面加工の技術が素晴らしいらしく、
とても耐久性に優れているそうです。
島でもSUPが割れて補修しているのをよく見かけます。

ついそこいらにぶつけてしまいそうな、おっちょこちょいの僕にはとても大事な要素です。


・HIT CRUISERを選んだ理由
これはまずとにかく耐久性、そして初心者用であること。
そこに尽きます。
本来はスクールやレンタル用に丈夫に開発されたものなのだそうですが、
ショップによると、このHIT CRUISERが今一番NSPの中では人気なのだそうです。

ショップの方も「気を付けていても、ついぶつけてしまうもんなので、HITはお勧めです!」と言われました♪

HITという名前の由来はHigh-Impact Technologyなんですね。
メーカーによるボードでコンクリートを破壊する紹介映像があまりに痛快です(笑)。
もはやSUPの宣伝に見えないかも(笑)。

色もデザインも次女にとっては最高なものらしく、気に入ってくれていて、嬉しいです(#^.^#)



■さて進水式です。
到着してすぐに試したい性分の僕は、いても立ってもいられずに、即海へ(笑)。
とはいっても、命を預ける大事な存在です。

超自己流ですが、自分なりのチャント(祈り)を行いました。
感謝と無事を祈り、船首(ノーズ)と船尾(テール)にお神酒をかけます。

自然と家族とSUPが母島に辿り着くまで関わってくれた人に感謝の気持ちを込めます。

妻と次女は自分が初めて乗るときにティーのレイを編み、お祈りをしてくれました。

このレイは母島の沖で海に還しています。



■とある昼活です。
朝早くに仕事を開始して、長めの昼休みを作ってのトライ。
一番暑い時間は海にいるのがベストです♡

先日は台風のうねりでビギナーの僕にとって沖には全然行ける気がしなかったので、
脇浜内でSUPの色んな練習をしました。夫婦だけで。

なるべく毎日1時間は漕いでいます。

なんとSUP1時間漕ぐと600kcal消費するとか!?
こりゃ、シェイプアップ効果も期待できるかも(笑)!?

色々試してみると、自分の苦手な部分が見えてきます。
左側を漕いでまっすぐ進めるのが苦手だな~とか、
あとサイドスタンス(横向きに乗る姿勢)にスムーズに切り替えたり、
急旋回したりがまだまだ全然できませんでした。(3日目)

一番苦手なのが追いのうねり。
全然波に乗れない時は、一気に自分の進むタイミングと、波のタイミングが合わず、バランスを崩します。
こんなときはどうしたらいいんでしょうか?

日々、Youtubeで色んな解説動画を見ながら研究です!

6日目の昨日はようやくステップバックターンが何回か成功しました!!
ベタ凪の脇浜内ですが(#^.^#)

右サイドはサイドスタンスも少し安定してきました☆
波に乗るときに咄嗟にサイドスタンスにしなければなので、
もっともっと練習しなければです。

少しずつですけど、
自分でも何とか技術が上がっているのを毎回実感できるのは嬉しいものですね♡
運動神経のない僕ですが、何とか波に乗れるように頑張るぞ~!と思って楽しんできますヽ(^o^)丿


■SUPの歴史は意外と古く、古代ポリネシア文明ごろからあったとされているそうです。
当時は島民たちがサーフィンをしているところ、
ハワイの王様や貴族たちが皆の安全を立って見守るため、
カヌーのパドルを使用してボードに乗っていたのがSUPの原点ともいわれているそうです。

そして1960年代、ハワイのオアフ島、
ワイキキのビーチボーイズがカヌーのパドルを使って
ロングボードを立って波乗りを楽しんだのが現代のSUPの発祥とされていて、
ハワイでSUPは「ビーチボーイスタイル」とも呼ばれているそうです。

一時は通常のサーフィン人気などで姿を消していたそうですが、近年の2000年頃から復活してきたそうです。
ハワイ語ではHoe he'e naluというそうです。

調べてみて、意外と長い歴史があってビックリしました!


■現時点で父島でコロナの感染者が4名発生し、
みんなでイベントをするのがなかなか難しい状況です。
大好きなカヌーも6人くらい集めなければならなくて、このコロナ渦では難しい時があります。
しかし、ひとりでもできるSUPはこんなコロナ渦でもより海を一人でも楽しませてくれる絶好のアイテムです!

朝SUPの気持ちのいい所は、
とにかく人がいなくて、
朝日があまりに美しくて、
自然と感謝の気持ちが湧いてくるところです。

いつも沖に行く前、乗る前にお祈りをするのですが、
祈りを終えて目を開けると美しい朝焼けや朝日が顔を覗かせてくれます。

こんな環境で漕げることに本当に感謝です。
SUP上で毎日ヨガをして、軽く瞑想もして、その日の出来ること、やりたいことへトライ。

なんだか、1日の始まりがよりすごく最高になって来ています(#^.^#)

さあ、もっともっと上手に気持ち良く漕げるようになりたいし、
波に乗りたい!

その為にはベストな波を見極めて、
その波に自分のベターなアプローチを重ねていかなければと思っています。

サーファーさんたちがどこかステキなのは、そうした中で日々波に乗っているからなのでしょうか?

さあ、今日も明日も乗るぞ、漕ぐぞ~~!!

こういう動画をみて日々勉強しています!!


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