小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

第4回母島カヌー大会!!! ~OC-6来たる!!

2018年09月26日 | アウトリガーカヌー
■9月23日は第4回母島カヌー大会でした!!
今年は返還50周年ということもあり、
様々な催しが追加されて、父島母島合わせて39チームがエントリーし、
白熱した大会が繰り広げられました♪

終わってみればあっという間の3日間でした。

僕も母島カノー倶楽部のスタッフとして、
参加者として、島民として大いに楽しみました♡

フラに始まる開会式。


青い空に映えますね~♪

小笠原とアウトリガーカヌーはとても古くから繋がりがあり、
日本では一番最初にハワイから伝わった場所とされています。

北硫黄島や父島からは石器時代にカヌーを掘った石器が見つかっており、
江戸時代のナサニエルセーボレーが入植する遥か昔にも、
小笠原にはカヌーの文化があったのです。

小笠原の一番南に住む母島でカヌーを漕ぐということは、
伝統的にもとても意味がある事なんだと気付かされるのです。


■さてさて、長女たち中3女子は母島最期のカヌー大会。
それぞれの名前を取って結成したチーム「ひまな受験生」(笑)。
先生的にはドキッとする、ナイスセンスなネーミングですね♪

今回、大いに気合を入れて臨んだ次女も姉たちのレースを見守ります。

■次女と僕は去年と同じ学校のELTの先生とチームを組み、参戦。

練習でもあまりにうまくできて、ビックリしましたが、本番はそれ以上の出来でした♪

80mのコースを1分43秒でゴール!!
結果、みごと男女混合の4位に入賞し、景品のドラゴンフルーツをひとりひと箱ゲットしました!!!

やった~~~!!!


大会自体は今年も父島に2部門(男子、混合)獲られてしまいました!!
超悔しい!!

来年は負けないぞ~~!!


■他にも毎度おなじみのビーチフラッグでも盛り上がりました♪

海にスイカやレモンを浮かべ、それを泳いで取ってから景品を先取りするゲーム。

幼児から中学生、大人も分かれて参加。
子供たちが盛り上がったのはもちろんですが、
大人が本気で盛り上がりました(笑)。
「久々にガチで泳いで楽しかった~♪」と言われ、みんなで大笑いしました♪
平和ですね~~

■カヌー大会以外には大会後の後夜祭でもライヴで盛り上がりました(写真撮り忘れましたw)。
そして、今回は返還50周年という事で、沖縄のパドルファクトリーから福井さんをお招きして、様々な講習会を開催しました。

パドル講習会では目から鱗のパドリングの技術。
つい腕で漕いでしまいがちですが、
実際は体全体、特に腰を使って漕ぐという事、
パドルはできる限りスマートに入水し、波を立てずに抜く(横入れ、横出し)、
水面に対しては垂直がベスト、
身体を使って、足が前に行く感覚など、
みんなのパドリングが根底から変わる、素晴らしい講習でした。

個人的とても興味があった外洋でのリカバリ練習、安全講習会。
アウトリガーカヌーの浮き部分である「アマ」を沈める方法、
上に振って戻す方法、2通りを習いました。

母島の4人乗りのアトリがーカヌーはアマを上に振る方法がやり易いようでした。

この方法を学んだことで、ぐっと安心感が増しました!
福井さん、ありがとうございました♪

■そして、いよいよ返還50周年で購入した6人乗りのアウトリガーカヌーOC-6を組立て、試験的に着水させて漕ぎました!

6人で息を合わせて漕ぐと、グイグイと漕ぐたびに船がググッと進み、息を合わせる重要性が伝わってきました。

組立も福井さんのご指導で、カヌー大会の翌日に4時間半かけて完成しました。

この浮き部分の「アマ」と本体とを繋ぐ「ヤク」はリギングと呼ばれる縄で結ぶ方式。

ボルトで留めるのではなく、縄で留めるのは意味があり、
外洋のうねりで力を逃がさないと本体を破損してしまうので、
ねじれたり、力を逃がせれる縄が意味があるそうです。

この結び方は日本の神輿の結びにも通じるらしく、
なんだか色んな点がこんなところで線に繋がるのがとても興味深かったです。



これで沖に行ったり、
ゆくゆくは父島まで漕いでみたりと夢は膨らむばかりです♡

福井さんをはじめ、
母島カヌー倶楽部の皆さん、参加してくれた皆さん、準備・運営を手伝ってくれたみなさん、
どうもありがとうございました!!




コメントを投稿