■母島の全戸に配布されるPTA広報誌「万年青(おもと)」。
僕はこの「万年青」の大ファンです。
それは地域の方や保護者・先生方が、
それこそ愛情たっぷりの眼差しでそれぞれの表現で投稿してくれた文がいっぱい詰まっているからです。
この狭い人口450人の母島の地域全体が子供たちを温かく包んでいるのが伝わってきます☆
季節の行事やイベント、
PTA活動を通して保護者や教員が感じたことを書いてもらっています。
ここで中身を紹介できないのが残念ですが、
島の人もかなり楽しみにしてくれているようです♡
この2年は編集部長もやらせて頂き、
色々と新しい試みをしてみました。
この2年で割と好評なのが巻末の「先輩からの手紙」です。
これは島を離れた子供たちや教員にお便りをお願いするコーナーです。
海外に留学した島の高校生、
内地の大学や専門学校で頑張っている島育ちの子供たち。
就職して、故郷を振り返る島っ子。
母島に赴任して、色んな感動や思いを語ってくれる教員…
どれも島を離れてより母島の良さを再認識した内容が多いです。
これからも新しい試みを続けていければと思います。
お忙しい中、本当に素晴らしい原稿を寄せていただいた皆様に、
心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございましたm(__)m
■そして今回は巻頭言を書かせていただきました。
若ミズナギドリの頭に残る産毛を見ながら想ったことを書きました。
良かったら読んでみて下さい。
「全ての若き野郎ども~All the Young Dudes」宮城 雅司
『普段、野生動物と関わる仕事をしていることがあるのですが、
そんな野生動物の行動をみていて人も野生動物も同じなんだなぁとしみじみ感じることがあります。
それは特に若い時期の生物や人に共通することなのです。
例えばこの冬の時期、島の海で跳ねるザトウクジラ達がいます。
夏場は北極圏の豊かな海で過ごし、
冬は比較的安全な暖かい小笠原やハワイの海にやってきます。
その中でも若いクジラは本当に面白く、
好奇心に負けて人の船に近づいてきては親に制止されたり、
色んなことにちょっかいを出しては痛い目にあって経験を積んでいきます。
そしてクジラもアホウドリも渡りの長距離移動の際には若い個体ほど寄り道や回り道が多いそうです。
それらは年を重ねていくと、
しだいに自分の好きなルートや目的地がはっきりしてきて、
あまり寄り道をしなくなるそうです。
若い時期の好奇心による沢山の失敗は、成熟した大人になる為の大事な道なのです。
クジラや海鳥、ネコやコウモリを見ていてもそれを感じられるのがとても面白いのです。
そう、私達人間の子供達。
大人になると色々億劫になってしまうことでも、
子供の時期は失敗すら考えず、
どんどんチャレンジしていきます。
そして失敗を重ねて、経験を積んで、より確かな生き物になっていく気がします。
大人は老婆心で色々忠告しますが、
やっぱり失敗を重ねて自分の経験にしていくことは、
子供時代にはほんと大事なことなんだなぁと思います。
そして、子供や若い野生動物を見ていてどちらにもそう思えることがなんだか不思議で微笑ましくもあるのです。
失敗は恐れるなってことですね。
でも親として、地域の大人としてやっぱり気をつけてほしいのは、
死んではダメだなということ。好奇心や目測の誤りで、自分の命を失うことだってあるのです。
船のスクリューで命を落とすクジラも実は好奇心だったのかもしれません。
光りで寄せられて集落に落ちるミズナギドリもそのほとんどが巣立ち後間もない若鳥達です。
結果、電線で羽を失ったり、壁に激突して死んでしまう若鳥もいます。
私達大人はそんな極限の状態を避けれるよう気を遣い、声をかけます。
そして、子供達はあとは失敗から自分で学んでいくと思うのです。
たくましく巣立つ子供たちの出発とその後の顔を見るたびに、
母島のもつ素晴らしさを感じられずにはいられないのです。』
■表題に使わせてもらったのは70年代にヒットした、
モット・ザ・フープルの名曲です。
作詞・作曲は今年の1月に亡くなったデヴィット・ボウイです☆
クイーンの亡くなったフレディ・マーキュリーの追悼ライヴで、
デヴィット・ボウイとイワン・ハンター・、ミック・ロンソンが奇跡の競演を果たした映像があります♪
良かったらどうぞ☆
僕はこの「万年青」の大ファンです。
それは地域の方や保護者・先生方が、
それこそ愛情たっぷりの眼差しでそれぞれの表現で投稿してくれた文がいっぱい詰まっているからです。
この狭い人口450人の母島の地域全体が子供たちを温かく包んでいるのが伝わってきます☆
季節の行事やイベント、
PTA活動を通して保護者や教員が感じたことを書いてもらっています。
ここで中身を紹介できないのが残念ですが、
島の人もかなり楽しみにしてくれているようです♡
この2年は編集部長もやらせて頂き、
色々と新しい試みをしてみました。
この2年で割と好評なのが巻末の「先輩からの手紙」です。
これは島を離れた子供たちや教員にお便りをお願いするコーナーです。
海外に留学した島の高校生、
内地の大学や専門学校で頑張っている島育ちの子供たち。
就職して、故郷を振り返る島っ子。
母島に赴任して、色んな感動や思いを語ってくれる教員…
どれも島を離れてより母島の良さを再認識した内容が多いです。
これからも新しい試みを続けていければと思います。
お忙しい中、本当に素晴らしい原稿を寄せていただいた皆様に、
心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございましたm(__)m
■そして今回は巻頭言を書かせていただきました。
若ミズナギドリの頭に残る産毛を見ながら想ったことを書きました。
良かったら読んでみて下さい。
「全ての若き野郎ども~All the Young Dudes」宮城 雅司
『普段、野生動物と関わる仕事をしていることがあるのですが、
そんな野生動物の行動をみていて人も野生動物も同じなんだなぁとしみじみ感じることがあります。
それは特に若い時期の生物や人に共通することなのです。
例えばこの冬の時期、島の海で跳ねるザトウクジラ達がいます。
夏場は北極圏の豊かな海で過ごし、
冬は比較的安全な暖かい小笠原やハワイの海にやってきます。
その中でも若いクジラは本当に面白く、
好奇心に負けて人の船に近づいてきては親に制止されたり、
色んなことにちょっかいを出しては痛い目にあって経験を積んでいきます。
そしてクジラもアホウドリも渡りの長距離移動の際には若い個体ほど寄り道や回り道が多いそうです。
それらは年を重ねていくと、
しだいに自分の好きなルートや目的地がはっきりしてきて、
あまり寄り道をしなくなるそうです。
若い時期の好奇心による沢山の失敗は、成熟した大人になる為の大事な道なのです。
クジラや海鳥、ネコやコウモリを見ていてもそれを感じられるのがとても面白いのです。
そう、私達人間の子供達。
大人になると色々億劫になってしまうことでも、
子供の時期は失敗すら考えず、
どんどんチャレンジしていきます。
そして失敗を重ねて、経験を積んで、より確かな生き物になっていく気がします。
大人は老婆心で色々忠告しますが、
やっぱり失敗を重ねて自分の経験にしていくことは、
子供時代にはほんと大事なことなんだなぁと思います。
そして、子供や若い野生動物を見ていてどちらにもそう思えることがなんだか不思議で微笑ましくもあるのです。
失敗は恐れるなってことですね。
でも親として、地域の大人としてやっぱり気をつけてほしいのは、
死んではダメだなということ。好奇心や目測の誤りで、自分の命を失うことだってあるのです。
船のスクリューで命を落とすクジラも実は好奇心だったのかもしれません。
光りで寄せられて集落に落ちるミズナギドリもそのほとんどが巣立ち後間もない若鳥達です。
結果、電線で羽を失ったり、壁に激突して死んでしまう若鳥もいます。
私達大人はそんな極限の状態を避けれるよう気を遣い、声をかけます。
そして、子供達はあとは失敗から自分で学んでいくと思うのです。
たくましく巣立つ子供たちの出発とその後の顔を見るたびに、
母島のもつ素晴らしさを感じられずにはいられないのです。』
■表題に使わせてもらったのは70年代にヒットした、
モット・ザ・フープルの名曲です。
作詞・作曲は今年の1月に亡くなったデヴィット・ボウイです☆
クイーンの亡くなったフレディ・マーキュリーの追悼ライヴで、
デヴィット・ボウイとイワン・ハンター・、ミック・ロンソンが奇跡の競演を果たした映像があります♪
良かったらどうぞ☆
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