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玄文社主人の書斎

玄文社主人日々の雑感もしくは読後ノート

早くしないと利用者が……

2014年04月10日 | 日記
 一月三十日の深夜から強い風が吹いていたので、一抹の不安は感じていた。翌日所用で前橋まで行く予定があったからである。午前九時一分柏崎発の「北越」に乗り、長岡九時三十七分の新幹線に乗り換え、十時二十八分高崎着、その後は小山線を利用するつもりでいた。
 三十一日の朝も風が強かったので、駅まで様子を見に行った。二番線に大勢の人達がいて電車を待っている様子だったので、“大丈夫”だと思い、予定通りの電車に乗ることにした。
 しかし、九時前に駅に行くと、ホームには誰もおらず、構内は通学の高校生達でごったがえしていた。強風のため、徐行運転で列車に遅れが出ていたのだった。しかし目的の「北越」は二十分遅れとのことで、次の新幹線には間に合うと思い、待合室で待つことにした。
 ところが、構内アナウンスで「青海川│鯨波間、強風のため運行できなくなりました。動きましたらまたご案内します」とのこと。“まあ仕方ない。早く動いてくれ”と思いながら、「北越」の到着を待った。結局「北越」は五十分以上遅れて到着した。
 長岡で新幹線に乗り換えようとしたが、十時七分発も行ってしまったあとで、次の十時三十八分は高崎に停まらない。結局十一時三十七分まで一時間、長岡駅で足止めを喰らった。結局高崎に着いたのが十二時二十九分。前橋に着いたのは午後一時であった。
 なんと柏崎│前橋間の所要時間は四時間であった。東京往復さえ可能な時間ではないか。こんなことなら、長岡まで車で行って、新幹線だけの利用にすべきだった。……と、こんなふうに信越本線の利用者は減っていく。
 ある新年会で、柏崎駅の宮下駅長さんにお会いしたので、そのことを訴えた。駅長さんが言うには、特に笠島│青海川間がネックなので、その間の防風柵の設置を要望しているとのこと。早くしないと、利用者がいなくなっちゃうよ!
 もうひとつ。青海川駅は海に最も近い駅として知られているが、宮下駅長によると、「こんなに海の近くに線路を敷設したはずはない。長い間に海岸線が浸食されたのだろう」とのことであった。

越後タイムス2月10日「週末点描」より)

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